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I と J
ドイツの通りの名前のプレート。
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I (アイ)の形に2種類あることに気づいた。いまさらだけど。

これは縦棒一本の I 。
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これはもう一種類の I 。なんかちょっと J みたいに見えない?
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ちなみに、J はこちら。微妙に形が違うけど。
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数十年前までドイツ文字の活字には、I と J の明確な違いのない書体もあったし、J のない書体もあった。それでも文脈とかでだいたいわかったと思います。

かといってローマン体とかで I も J もどっちでもいいみたいにいいかげんに使われた例もあったようで、ヤン・チヒョルトが彼の本『Meisterbuch der Schrift』(1952年)で正しい使い方の説明を書いているくらいです。図、左が「正しい」と書いてあります。
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この項とエスツェット(ß)については、オリジナルのドイツ語版には書かれているけど、私の持っている英語版(1980年代)では割愛されています。英語圏には必要のない項目だったので、それも当然かなと思います。
by type_director | 2015-05-26 10:02 | Comments(0)