今年1月に日本で、映画『47 Ronin』を観てきました。真田広之さんとか柴咲コウさん目あてではありません。
「けいこさんの字が出てくる場面を観るんだ!」という動機から。
イギリスで書家として働いている友達けいこさんは、私の国別「STOP」コレクションに協力してくれたりします。ときどきメール交換もしてます。ついこないだも大阪のお好み焼きの写真とか送ったし。
でも、そんなお好み焼きの写真に喜んでレスしてくれる彼女は、ハリウッド映画に書家や書のインストラクターとして関わっている珍しい日本人でもあります。西洋のカリグラフィのプロフェッショナルというだけでもすばらしいのに、日本語の文字も書ける。
しかも、その制作の裏側や考えたことを、
こんなふう に細かく書いてくれてます。
日本人カリグラファーがハリウッドの役者さんに指導している。映画の場面に映るかどうかわからない小道具一つにここまで神経を使っている。すごいことです。これはけいこさんに提供していただいた、使われている現場の写真。
あと、この「壽」は、007『Skyfall』で印象的に使われてた。
開始45分くらいのところで、マカオという設定だったと思うけど、薄暗い部屋の奥の壁に浮かび上がるように映ってました。