日本にいる人なら一度は考えたことがある、トラックの側面の文字はどちらから始まるのがいいのか問題。

この写真のように進行方向から始まるのを時々見かけるし、それで案外読めると思っていたけど、だから何でもこっちから始めて大丈夫なわけではないらしい。
上の写真は、漢字の社名で、字間を開けている。だからまあまあ読める。こないだいっしょにワークショップを開いた看板屋のサインズシュウさんの
この記事 によると、トラックの進行方向から書くのは、「漢字の社名だけの場合で 文字間を結構あけるときに限ってはOKやと思う」。
写真の例は、まさにその条件に合っていたわけで。
他のものを書いたらどうなるか、シュウさんが丁寧に図を入れて解説してくれています。なるほど、「何を書くか」によって違うんだ!と納得させられる。やっぱり、現場で場数を踏んできた看板屋さんの言うことはきいたほうがいいですよ。
ちなみに、このシュウさんの記事のコメント欄まで読むと、想定外のリクエストをしてくる人がいることもわかって、なんかその発想に逆に関心したりして。
そのコメント欄で想定外のリクエストの件を書いたのは、いっしょにワークショップをしたKカンバンさんです。こないだのワークショップのこと、そしてワークショップ後のことをブログに書いてました。
こちら 。
私的には、この二人のブログは今後も要チェックです。
こないだのワークショップでは、お二人にはこういう昭和の香り漂う文字「オジ書き」を頼んで無理矢理やってもらいましたが、二人とも普通の文字がちゃんと書ける職人さんです。そのうえで使い分けて遊んでいるのです。
先日発売になった私の新刊
『まちモジ』 の中の写真にも、彼らの普段の文字が出てきます。