先週土曜日まで出張で日本に行っている間に、韓国の人(私の本『フォントのふしぎ』韓国語に翻訳してくれたイさん)が自発的に消火器販売の会社に問い合わせをして、報告してくれました。
それによると、この金色の文字は真鍮製で、「錆びにくく、黒ずんだら磨きで輝きを取り戻すことができる、また加工しやすいので、韓国では看板などでよく使われている」そうです。
なんで筆文字のスタイルが多いのかと尋ねたところ、「そこまで知りません」と言われたらしい。ご苦労様です!
もちろん、韓国の消火栓にも筆文字でないものもあります。
その人からの紹介、消火器関係の販売サイトは
こちら 。
ソウルで私の泊まったホテルの消火栓の文字が
こんな感じ だったけど、薄暗いところにあって写真がうまく撮れてなかったので載せませんでした。
ところで、イさんが消火栓に使われる文字について韓国の販売会社に質問をしたら「怖かった」そうです。やっぱり、私にも経験がありますが、こういうヘンなところに興味を持ってしまったら、怖い目にも遭います。
私の場合、消火栓ではなくて別のものを撮っていたんですが、相手は本物の自動小銃を持っていました! どこで、何を撮っていたらそうなったのか? 詳しくは、11月上旬に発売予定の私の本『まちモジ 日本の看板文字はなぜ丸ゴシックが多いのか?』に書いてあります。ちゃっかり宣伝でした!