一つ前の記事の看板屋さん二人といっしょに歩いているときに、シャッターにカッティングシートの文字を貼るときはよく考えないと悲惨なことになる、という実例を見ながら教えていただきました。
平面と同じ要領で出した文字をシャッターのデコボコ面に貼るだけだと、字のプロポーションが崩れたり、入り込んだ部分のせいで極端に細くなる線ができてしまっておかしなことになる、というのはもちろんです。

でも、それ以外に、カッティングシートの文字を貼った場合、書き換える(貼り替える)ときにものすごい大変なことになるということも説明していただきました。最初に、それまでのをはがす作業だけで一手間らしいです。これは見た目のバランスとかと違って、作業をやったことのある人でないとわかりません。
カッティングシートも、耐用年数というのがあるみたいで、これは大阪でなく新潟ですが、どう見ても
複雑骨折 複合骨折になってますね−。
(
複雑骨折の件は下に追記)
いっぽう、手書きの文字がなくなっていくことも。関東地方ですが、「京成酒々井駅」の駅名標が、今年の一月まではあったのに、今回確認しようと思ったら取り外されていました。

ディテールがわかって、よかったんですけどね。

新しく取り付けられるときは、どういうものになるんでしょうか。
6月14日追記:
読者の方からの非公開コメントがあって、ウィキペディアの
このページ で調べたら、こういう状態のを「複雑骨折」と言うのは間違っていました。「複合骨折」「重複骨折」という言い方が正しかったみたいです。この場合は細かく離断しているので、「粉砕骨折」と言ってもいいのかもしれません。またひとつ勉強になりました。ちっとも知りませんでした。ご指摘くださった方、有り難うございます。