タイ文字について詳しいわけじゃないけど、いくつかの種類の文字が使われているのは見ててわかる。
威厳のある文字。ちょっと手書き風の抑揚がある。この上には国王のご尊顔が。
りっぱな門扉の豪邸? 公館? 気楽に入れなさそうな感じは伝わってくる。
一般的な、いかにも活字体って感じ。文字にループが付いているのが特徴で、一つ前の記事に載っけた小学生の書き方の教本と同じ書風です。
これは地下鉄の入り口にあった駅名。
工事中の看板。
そしてモダンな感じの、ちょっとラテンアルファベットに近い形の文字が入っているもの。s とか G の裏返しみたいなのがある。
Helvetica っぽい。
Futura っぽい。
これは、ネイティブでない人に言わせると「読みにくい。単語がわかっている人でないと読めない」そうですが、現地で普通に育った人に言わせると「違和感ないよ」みたいな感じ。なんかスッゴイ新しいことを取り入れてるってことなのか。たくましい。
でもさすがにモダンな感じのは、見出しでのみ使われることが多くて、本文にはループの付いた書風の文字を使うみたい。テレビのニュースでも、ヘッドラインはこのモダンのタイプで、細かい情報は一般的な活字体というのが多かった気がする。
こんなふうに、見出しにモダンな文字、本文では一般的な文字と混ぜて使うのが多い印象です。