年末年始は、やらなくちゃいけないことがいくつかあったけど、ちょっと見ないふりして別のことに時間を使ってましたー。映画を観たり本を読んだり。そのおかげでいまちょっとバタバタしています。
映画のDVDを図書館からまとめて借りてきて観た。プラハからもどったばかりだったので、『ミッション・インポッシブル』を観ていたら、夜のプラハの街で、車が爆発する前後に出てくる橋とか「あ、ここ通った!」だったし、トム・クルーズがタバコの火を借りるという合図で通りの向こうからメルセデスが急に近づいてドアを開け、「乗れ」といわれるところなんか、昨年大晦日のブログに載せた、この場所だった。いまはここは歩行者天国みたいになってます。
本は、11月の日本でのTDC賞審査会の時に見た祖父江さんの装丁による『きのこ文学名作選』が装丁的にもデザイン的にもすごく面白かったので日本出張中に買ってきました。読んでみたらすごくヘン。良い意味で。やっぱり期待通り面白かった。実際、祖父江さんにもきいてみたんだけど、何の変哲もない書体を使って組み合わせているらしい。組み合わせ方であんなことができるんだ。すごい。
気がついたら、最近私がドイツで買った本にも挑戦的なのが多い。タイポグラフィ的に実験をしているというか、こんなの電子書籍でやってみろ!みたいな。
この写真は、『Extremely Loud and Incredibly Close』。面白いという評判の本で、ドイツのアマゾンで買ったので、内容のことは知らなかったんだけど、パラパラめくったらこんなになってる。
紙媒体ならではの面白さを強調している組み方や装丁の本って、最近増えているような気がする。
けっきょく、本もなかなか読み進んでいないけど。
私も負けずに、タイポグラフィをどんどん面白くするぞ!