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Stempel Garamond
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ドイツの現地校に通っているうちの長男が、学校の教材で借りてきたブレヒトの『セツァンの善人』。ズーアカンプ社の文庫本です。これを題材に、道徳の授業をするんだって。

キレイな組版です。ながめるだけでうっとり。本文は Stempel Garamond(ステンペル・ガラモン)で、細かいことを言っちゃうと、ライノタイプ自動鋳造植字機用にデザインを変更したバージョンです。自動鋳造のシステムからくる制約のために、イタリックがちょっとパラパラしているところが、一本一本鋳造されている Stempel Garamond との違いです。見出しでこのパラパラな感じだとつらいけど、本文組ならとくに問題ない程度かなと。

本を開いたときに、この書体で組んであると、ホッとする。落ち着くんです。また読みやすいんだよね。

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本の中身。芝居みたいです。登場人物はスモールキャップ、ト書きはイタリックで、台詞の部分がローマン体という使い分けです。

ライノタイプ自動鋳造植字機用のデザインは活字の時代だけのデザインですが、オリジナルの Stempel Garamond はデジタルフォントにもなってます。 こちら
by type_director | 2011-11-29 21:20 | Comments(0)