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ツァップさんの最初の活字書体
9月の「Zapf 展」準備も整ってきました。図録解説とかほんとうに手が込んでいて、カリグラフィと活字制作の展示物の細かな解説付きです。日本でこれだけの解説って無いんじゃないか?というのは手前味噌かも知れませんが、本当にそう思う。

校正とかしていると読み込んじゃって、ふーんとか感心していてばかりで、全然はかどらないんですよね。

ところで、これは、ちょっと前にインターネットで見つけて即買いした本です。
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ヘルマン・ツァップさんのいちばん最初に世に出された活字書体 Gilgengart (ギルゲンガート)で組まれた本。アンデルセンの『裸の王様』です。

たまたま見つけた一冊を買ってツァップさんにお見せしたら、意外なことにご自分ではこの本を持ってらっしゃらなかったので、その場で差し上げようとしたんですが「500部くらいしか刷っていなくて貴重なんだからアキラが持っていろ」と受け取ってもらえず、別の本屋からもう一冊出ていて、それを買って最初のはツァップさんに差し上げました。一冊でも手に入るとは思わなかったので、二冊目が見つかってびっくり。

この活字の完成が1938年ですよ。73年前。しかもそのときツァップさんは二〇歳。この落ち着き、この成熟感、このリズムのとらえ方。

才能というものはそういうものなのか。すごい人と一緒に仕事をしているんだなー、とあらためて感じます。
by type_director | 2011-08-25 20:41 | Comments(2)
Commented by mojikatzchen at 2011-08-27 11:51 x
3冊目見つけたらご連絡を~~私も買いたいで~す!Abebooks.deのantiquarishe Buecherとかで探すのですか?
Commented by type_director at 2011-08-28 06:22
mojikatzchen さん、いま検索したらすんごく高いのしか出てこないから、ちょっと待っては?