このところ、家で書き物とかいろいろあって、土曜日曜と2日間まるまる家にいて外出とかしていない週末が続いたけど、こないだの日曜日にお昼を食べに次男とかみさんといっしょにマックに行きました。
そういえば、マックってだいぶ前から
Akzidenz Grotesk (アクツィデンツ・グロテスク)使ってるよなー、と思いました。飾らない、どこにでもある、決して高級そうなハッタリ感のないフォント。
横棒の長さが2種類あることに気付きましたか? 「Mo.–Sa.」の部分は「月曜から土曜まで」の「から」の意味で半角ダーシを使ってます。ハイフンよりも長めです。
『フォントのふしぎ』でも書きましたが、日本だと「〜」を使うようなことろ。「Mo.」とかのピリオドは省略の印。
その下、「sonn- & feiertags」の横棒は短いですね。ハイフンです。これは、「sonntags & feiertags」の「tags」の繰り返しを避けるために「sonn-」から次の「feiertags」の後半の「tags」につなげる役割です。こういうときはハイフンです。ちなみに、ここは「日曜と祝日に」という意味。小文字で始まっているのは、副詞的な使い方だからだと思う。ドイツ語は名詞は大文字で始まります。
日本語でも「祝日」「祭日」をつなげて「祝祭日」って言いますよね。「祝日祭日」ってやると、くどい感じに見える。それと似てる。
うまいたとえを見つけたな、って一瞬思ったんですが、日本語では日曜は「曜」、祭日は「日」で終わるから、「sonn- & feiertags」はその方式で直訳しても、あんまり鮮やかに縮まった感じがしない。「日曜祭日」じゃあフツーだし。