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11月6日の TypeTalks(タイプ・トークス)報告
TypeTalks を行ったのは2週間前のことですが、いまでも思い出すとゾクゾクします。

今回の日本出張、けっこう予定をギチギチに入れていました。一日に4つの打ち合わせを入れたことも。11月6日から9日あたりには、毎日セミナーとかワークショップとかあって、しかもスライドの準備がセミナー当日の朝ギリギリまでかかって、かなりテンパってました。

寝過ごしたりするんじゃないか、約束の時間を忘れたり間違えたりしているんじゃないか、という心配も常にあって、予定表をいつも見て確認してました。

そんな状態で突入した11月6日の青山ブックセンターでの高岡昌生さんとの TypeTalks 第一回、かなりの手応えを感じました。特別ゲストを呼んではいましたが、何を話すかはゲスト本人に任せて、打ち合わせもシナリオも何にもない状態で、どういう展開になるか半分は心配もあったんですが、なんといっても会場の雰囲気が良かった。

登壇した直後、会場を見渡して皆さんにもそういったんですが、私が用意したAXISフォントについてのスライドは早めに切り上げて、なるべく会場との対話の時間を増やすことにしたら、それが大正解でした。会場からいい質問がドンドン出てきて、それに飛び入り参加の河野英一さんが加わって深みのある話をしてくれたことも、良い意味で予想外の展開。祖父江慎さんもパッと会場を明るくしてくれたし。

でも主役は会場のみなさんでしたよ。いい質問がいっぱい出た。笑いもいっぱいあった。「いい質問」というのは、別に難しい質問ということじゃないです。あの会場にいた人は分かると思いますが、いいタイミングで、「小林さんはなんで立って仕事するんですか?」という質問が出ましたよね。すっごくうれしい、ストライクゾーンの質問です。

「レベルの高い質問しなきゃいけないんじゃないかなー」なんて思ってほしくない、気軽にきいてよ!っていう会なので、そういう質問ができるっていう雰囲気、それをみんなが笑顔で(ここ大事!)聴いている、笑いが起きるっていう状況がうれしいわけです。参加者のみなさん最高です!

じつは、質問等が出なかった場合に備えて、話のタネになりそうな欧文組版の事例をいくつかスライドにして用意していたんですが、そんなのぜーんぜんいらなかったねー。組版とかについて突っ込んだ話を聴きたかった人もいたと思うんですが、それは、高岡昌生さんが中心になるつぎ以降の TypeTalks でいくらでもできますから。

以上が、一番前から見ていた私からの報告です。
次回以降もお楽しみに! 次回は来年1月22日です。私にあてての質問があれば、それにも何らかの形で答えるというふうにしようという相談がすでに始まっています!
また、このブログでも案内します。
by type_director | 2010-11-19 18:03 | Comments(0)