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空港のサイン比較
約3週間ぶりの更新です。
10月26日から15日まで日本、15日と16日は韓国に出張して、16日の夜に成田空港近くのホテルに泊まり、きのうドイツに戻りました。

飛行機はミュンヘン経由で、フランクフルト到着が夜の7時半でした。

この2日間で、韓国のソウル・インチョン空港、東京成田空港、ミュンヘン空港とハシゴしてきたわけなので、ちょっと比較してみます。

インチョン空港。Frutiger 使ってますね。
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成田空港。Helvetica です。
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写真の右側、サインボードの横方向に余裕があるときは普通に使っています。これはいいとして、左のようにサインボードが短めの時は、横方向に縮めている。結果として縦線は弱くなる。「11–18」のなかで一番しっかり見えるのが「–」の部分っていうのはどうなんだろうって考えちゃいました。

ミュンヘン。Univers のコンデンス体かな。
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こぎれいなんだけど全体的に薄暗い感じの空港で、ゲートを探すのにすっごく不安になった。案内のサインボードの文字は小さめ、それを内側から照らす光の量も抑えめなためです。サインの存在感が、後ろの免税店に完全に負けてます。この写真では説明のためちょっと調整してありますが、実際は免税店の光を10とするとサイン1くらいの暗さに感じました。
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私は近視で、普段はコンタクトレンズをつけていますが、飛行機では寝たりするのでメガネにしています。メガネはちょっと度数を弱めにしてあるので、こういうのってけっこう不安なんです。

そういえば、ミュンヘンって、前に家族で行ったときにも、バス停の数字の表示がすっごく小さくて、バスを見つけるのに苦労して、案内の人にたずねたことがあったなー。近視の人にはちょっと不便。
by type_director | 2010-11-18 16:04 | 公共サイン・標識・観光案内 | Comments(4)
Commented by m-t-s at 2010-11-19 19:09 x
近くの作業が多いので、私も近視の度数を弱めにしたメガネを使っています。そのため遠くの案内板を見るのは苦手です。形で判断したりします。行き慣れている場所ならばよいですが、初めてのところは不安です。書体を選ぶにはいろいろな配慮が必要ですね。
Commented by kobatake at 2010-11-19 21:41 x
長旅、お疲れさまでした。
Universが使われているミュンヘン空港、そろそろ空港施設の更新時期が来ているのでしょうか?
かつてUniversのファミリー紹介記事を見たときは「うわぁ、すごいっ!」でした。
Commented by type_director at 2010-11-21 02:43
m-t-s さん、「形で判断」、わかるわかる。ミュンヘンの場合、書体というよりもサイズと明るさがあまりにも控えめなのが近視の人にはきびしい感じです。
Commented by type_director at 2010-11-21 02:45
kobatake さん、印刷博物館のセミナーでは鋭い質問ありがとうございます。「Universのファミリー紹介記事」ってのは、あの Linotype Univers (全63バリエーション)ですかね?