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書体見本マニア7:イギリスの印刷所の見本
書体見本には2種類あって、ひとつは書体メーカーの出すカタログや販売促進的なもので、たいていは分厚くて重い。書体ごとに小冊子にするのもあるけど。もうひとつは、特に活字時代によく見られた、活版印刷所の書体見本。「うちではこういう書体を取りそろえていて、書籍組版に対応できます」という意味合いのもの。小ぶりなのが多い。

手元にある中から、第二次大戦前のイギリスの印刷所の見本を3冊並べてみました。このうち、一番右の W S Cowell のはとくに見ていて楽しい。
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表紙もきれいだし、中身も良質な印刷の組み見本があって、その書体で組むとどういう雰囲気になるかが一目でわかる。簡単な書体の解説もあって、この書体 Plantin の場合、「コート紙の印刷に理想的」と書いてある。そういう書体の選び方ってあったんだ、というオフセット世代には新鮮な驚き。活版の時代は紙との相性もけっこう重要でした。そのためにいろんな書体をそろえていたという見方もできる。
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目次を見ると、当時の一流の活版印刷所がそろえていた書体がわかります。
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by type_director | 2010-06-09 18:04 | 書体見本マニア | Comments(3)
Commented by m-t-s at 2010-06-10 11:28 x
ほんとにきれいな本ですね。
写真を数枚見ただけでも、引きつけられます。
書体と紙との組み合わせ。なるほどと感心しました。
良質なデザインというのは、本の魅力を一層高める
大切な要素ですね。




Commented by type_director at 2010-06-12 05:21
m-t-s さん、これからも美しい書体で組まれた美しい本を紹介していきます!
Commented at 2010-06-12 16:38 x
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