ちょっと前に買った本の表紙です。
このタイトルは、日本語にしたら「Niveau は手肌クリームのことじゃないよ」。遊び心が面白かったのでこの本は即買い!でした。中身は、ドイツの日頃の会話の中で出てくるふざけた言い回しを集めたような本。こういうの、なんて言うんだろう。ダジャレともちょっと違うし。
Niveau(ニボー)はドイツ語で社会や文化の水準っていう意味ですが、あのハンドクリームの名前に近い単語なので…って、しゃれをいちいち説明するのはやめて、書体の使い方に注目です。
この色と書体の使い方で、ニベアクリームを連想させるというわけです。ちょっとアールデコ感のあるサンセリフ体は
Metroblack (メトロブラック)。Futura でなくて MetroBlack を選ぶところがウマイね。Futura Bold(下)はこの太さになると V、A の先端部分が平らに処理されてるから、ニベアのロゴっぽく見えないんです。
ドイツっぽい書き文字風の書体は
Amazone (アマツォーナ)です。実際のニベアクリームのスクリプト体はもっと柔らかい。
ニベアブランドの担当のデザイナーがこのスクリプト体のアルファベットへの展開をした話、どっかで読んだなー、どこだったかなー。