同じ「デザインの現場オフィシャルブログ」の姉妹サイト「これ、誰がデザインしたの?」から質問が届きました。立て続けにふたつ。
この記事 で写真になっていたのは、
DIN Next Rounded Bold (ディン・ネクスト・ラウンデッド・ボールド)ではないか、私の判断は? ということなんですが、あれは
VAG Rounded (ブイ・エー・ジー・ラウンデッド)です。「VAG」は Volkswagen AG つまりフォルクスワーゲン社のこと。幅の広い H、末広がりの M などが決め手です。
続いて
この記事 で「CURRY」と書いてあるのこそ DIN Next Rounded Bold ではないか、ということなんですが、うーん...近いけど違う。
下のは DIN Next Rounded Bold で二通り組んでみました。

DIN Next シリーズでは、デフォルトで入っている大文字 C は開きぎみ(上)、オルタネートで入っている方は閉じぎみ(下)です。「CURRY」の C はその閉じ気味の方よりも閉じているし字幅が U と比べて広い、Rの頭が小さい、U の下の曲線部分がたっぷりしていない、Y の3本の線の交点が高い、というのが理由です。
バンザーイ...なしよ。です。古いか。
DIN Next のデザイナーとしては、早く使用例に出くわすといいな。もうすぐ出張する日本で見るのが早いか、ヨーロッパか。