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ドイツの書き文字
きのう、イギリスから来ているカリグラファたち3人を連れて、私の住んでいる Bad Homburg 市の旧市街を案内しました。
ドイツの書き文字_e0175918_3353092.jpg
「この看板、読める?」と私が聞いたら、彼女たちは大文字 A みたいなのが3つ出てくるので、それで戸惑っていた感じでした。たしかに一番最初の文字は大文字の A なんですが...

これは「Altstadt Cafe」(旧市街カフェ)と書いてあります。まぎらわしいのは小文字の t です。縦棒を書いて、一番下から上に戻ってきてくるんと左に輪を描いて横棒になる。プロのカリグラファでも、よその国の見慣れない文字はやっぱり読みにくいんでしょうね。

これは私の長男が小学生のときに練習した、練習帳とかきかたのお手本。下の黒いお手本には書き順が書いてあるので、これを見ると分かると思います。
ドイツの書き文字_e0175918_3362034.jpg

by type_director | 2009-09-13 20:26 | Comments(1)
Commented by fukamidori at 2009-09-21 02:37 x
この形のt、カッパープレートでも出てきますが、てっきり語末に使う形だと思ってました。活字書体で語末用に用意してあるのを見たことがあったので。
最近、パッケージにこの形が使われてるものを見つけて、語中に使ってあったため、“この使い方は間違ってる”と若い人に話してしまったけど、このドイツの事例を見るとそんなふうに断定することの方が間違ってたでしょうか? 別途、画像を送りますので見てみてください。