日本に行ってました。東京では、親しい人たちとの夕食会なども含めて予定がびっしりで、あまりあちこち見ては歩けなかったんですが、 東京は白山の
羽ペン工房 というところで開かれた「羽ペン作り体験」ワークショップに参加してきました。もちろん事前に申し込んでおいたんですが。
この日の講師の岡本さんは英国仕込み。教え方も優しくて、ゆっくりなので初心者の私でも他の参加者の迷惑にならずについていくことができました。
これは私がつくった羽ペンです。白鳥の羽を削って、インクのもちがいいように、中にはコーラの缶でつくった reservoir (日本語でなんて言うの?墨だめ?)が入っています。
試し書きをしたら最初は先が割れちゃって、なんか予想に反してデコラティブな感じの線が書ける... でもねらいはちゃんとした字の書ける羽ペンだったので、岡本さんの指導に従って削りなおして、普通に書けるように直しました。普段はコンピュータ上でデジタル書体のデザインばかりしているので、久しぶりに「道具を手でつくってる!」という実感がありました。
岡本さんは、私もロンドン滞在時代に一度はあこがれた Roehampton のカリグラフィ学校を出ていらっしゃるので、本場で習得してきた本物の技術を教えてもらえるってわけです。しかも日本で。日本語で。
いい時代になったなあ。