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お菓子の箱を見て考えた
クリスマス時期のお菓子のひとつ、「ドミノシュタイン」つまりドミノ牌という名前のこのお菓子、英語では「ジンジャーブレッド」と書かれています。ジャムを挟んだチョコレートケーキをチョコレートで包んでいます。
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ここで使われているブラックレター書体は San Marco です。いわゆる「ラウンドゴシック体」で、日本でいう丸ゴシック体でなく、いくつかのブラックレター書体のうちアルプス山脈より南の地域で発展したブラックレターのスタイルです。左下のローマン体では Stempel Garamond のスモールキャップが使われています。大文字が下がっている理由は不明。デフォルトでは大文字の下の線もスモールキャップの線も同じ線にのっかるはずです。

この箱の絵は、130年代にニュルンベルクの城で絞首刑になるはずだった盗賊騎士が馬に乗って城のお堀を飛び越えて逃げ去ったという武勇伝(?)をモチーフにしています。ニュルンベルクの町の紋章が右上にあります。ドイツに住んでいると、どこに行ってもこういう町の紋章があちこちに掲げてあるので、紋章を見ただけで町の名前が出てくるようになります。それだけ、普段の生活のなかで紋章があちこちにちりばめられているわけです。







# by type_director | 2018-12-25 14:55 | Comments(0)
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# by type_director | 2018-12-17 23:48 | お知らせ | Comments(0)
プレゼントはミニチュア広告塔
ドイツにも、ヨーロッパ各地にもそこら中にある広告塔。
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前にも この記事 で書きました。

きょう12月6日は、ドイツではサンタさんがやってくる日です。私の仕事場にも、朝8時からのミーティング中にサンタさんが来たらしく、自分のデスクに戻ったらプレゼントが置いてありました。今年も良い仕事ができたからサンタさんが来たのかな。

そのプレゼントは、今年のはドイツのクリスマス時期の焼き菓子レープクーヘンの入った広告塔のミニチュア缶でした。
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昨年から私がこれを集め始めたのを知っていたらしい。昨年の缶は右、きょうサンタさんがくれたのが左の2018年バージョンのミニチュア缶です。



# by type_director | 2018-12-06 20:44 | Comments(0)
青山ブックセンターでの TypeTalks で推薦した本
そして今回の出張での一般公開の講演ふたつめ。

11月17日、東京の青山ブックセンターで開かれた TypeTalks で登壇、おすすめ本を紹介してきました。

私が選んだ本と推薦のコメントを載せます。良い本はどんどん紹介しないと。

1.『手仕事の日本』柳宗悦著 岩波文庫

この本に出会ったとき、文章のわかりやすさに驚きました。基本的な民芸の精神が読んでいて頭にスッと入ってくる。民芸だけでなくデザイン全般に通ずる心構えの本です。

2.『街の公共サインを点検する:外国人にはどう見えるか』本田弘之・岩田一成・倉林秀男著 大修館書店

ちょっと笑えないレベルまできている、日本の中の外国語の公共サイン。その言語を話す外国人の目線で、おかしな点をビシビシ指摘していて気持ちいい。

3.『カリグラフィー・ブック』三戸美奈子著 誠文堂新光社

きれいな図版のおかげで、眺めているだけでちょっとうまくなったような気分になってしまう。もちろん、練習のお手本として書かれているんですが。

4.The Insects Project: Problems of Diacritic Design for Central European Languages

言語によって異なる特殊なアクセント記号。本来どこについているべきなのか、どんな形をしているべきなのか。その言語を普段使っている人たちからの提言をまとめたもの。

これはフランクフルトのブックフェアで紙媒体の本が展示されているのを見つけて、すぐ買おうと思ったのですが書籍の入手方法がわからず、調べたらなんとオンラインで全ページ見られますしダウンロード可です。こちら

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会場では、当日こんなふうに特設コーナーを設けていただきました。


# by type_director | 2018-11-25 22:53 | Comments(0)
富山での講演
約4週間の日本出張からドイツにもどりました。今回もあちこち旅をしてきました。

初めて行った富山では、富山芸術大学で文字をテーマに講演してきました。

11月15日の講演当日、余裕を持って早めに新高岡駅に到着。降り立ったときに、駅名標で使われているこの欧文が Neue Frutiger だということに気づいて、講演のときの材料にと思って写真を撮りました。
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「みなさんは私のことをご存じないかもしれないけど、北陸新幹線などで私の仕事はご覧になっているかもしれません」という話ができました。

講演の前に見学させてもらった、能作(のうさく)という鋳物工場。ガイド付きの工場見学にも申し込んで工場内部を一回り。鋳物の工場とワークショップ会場とショップが一体になったような面白い建物でした。
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このサインシステムは第51回の日本サインデザイン大賞に選ばれています。




# by type_director | 2018-11-25 16:38 | 公共サイン・標識・観光案内 | Comments(0)