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Idstein の教会の絵と文字
9月後半からずっと雨続きだった気がしますが、きょうは久しぶりに晴れました。
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行き先は少し離れた小さな町 Idstein。木組みの建物がたくさん残っています。凝った装飾の建物も多いです。
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ここにきたのは、町の中心にある教会の中の壁一面にあるルーベンスの工房のお弟子さんが描いた絵を観るためです。
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まえに通りかかったときには教会の修復中だったので中には入れませんでしたが、今回はゆっくり鑑賞できました。絵が描かれていない部分はほとんど文字で埋め尽くされています。ブラックレターの文字が複雑に絡み合っていて圧倒されます。
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# by type_director | 2025-11-04 20:42 | 筆記体 | Comments(0)
多摩美90周年記念「EXHIBITION:情デの本棚」展

私が客員教授をしている多摩美術大学の情報デザインコースで、多摩美90周年記念「EXHIBITION:情デの本棚」が開かれています。

同コースの研究室の呼びかけで、情報デザインコースの教員たちが独自の視点で選んだ「デザインの未来を考えるために伝えたい一冊」が集まりました。

会場では実際に選ばれた書籍が展示されていて、とくに心に刺さった部分には付箋が貼ってあるのでわかりやすいと思います。

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多摩美90周年記念「EXHIBITION:情デの本棚」展_e0175918_01065384.jpg

■会期:2025年10月17日(金) - 10月21日(火) 10:00~17:00

■休廊:10月19日(日)


詳細は こちら



# by type_director | 2025-10-17 00:56 | お知らせ | Comments(0)
(かつての)国境の文字
10月3日は東西ドイツ再統合の記念日です。今年は35周年というのでニュース番組でさまざまな特集がされています。

数日前に、かつての東西ドイツの国境にある国境博物館に行ってきました。東西の国境というと、ベルリンの壁のようにコンクリートの高い壁で東西ドイツを隔てていたイメージがあったんですが、考えてみれば山の中にも川にも国境があったわけなのに実感を持っていなかったんです。

これがチューリンゲン州(旧東ドイツ)ヘッセン州(旧西ドイツ)との間の山の中にあって残されている監視塔、その右にあるのは博物館。
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ソ連の偵察用ヘリコプターや戦車、アメリカ軍の装甲車なども展示してありました。
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博物館の中に入ると、国境警備のための武器、国境を超えるための特別許可証、当時の新聞記事などが展示されていました。
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「止まれ! ここは国境」という標識。
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かつての国境がきれいに手入れされて残っています。この緑の丘の中腹には小さく白い十字架が立てられていて、ここで実際に命を落とした人がいたことを物語っていました。
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# by type_director | 2025-10-03 16:07 | 公共サイン・標識など | Comments(0)
ドイツのすごい建物
前の記事で上海のすごい建物の写真を載せましたが、こんどはフランクフルト近郊の工業地帯できょうたまたま通りかかったすごい建物です。
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調べてみたら、ここに書かれているのは三編の詩で、Hagen Bonifer(ハーゲン・ボニファー、1957–)氏の作だそうです。一番目立つ、赤っぽい色の詩はこんなふうに始まります。
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“Jedweder Gedanke wird aus dem Schosse der Sprache geboren. Alles was ist · ist und besteht in ihr · diesem unendlichen Geist.”

翻訳ツールで日本語にするとこんなふうになります。

「あらゆる思考は、言語の胎内から生まれる。存在するすべてのものは、この無限の精神、すなわち言葉となり、そこからその本質を得る。





# by type_director | 2025-09-27 21:27 | Comments(0)
上海
先週、休みを利用して5日間プライベートで上海に行ってきました。
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私の著書だけでなく英語圏のタイポグラフィ関係の良書の中国語訳をする劉慶さんと彼のチーム The Type が配信する「字談字暢」ポッドキャスト10周年記念イベントのお祝いのためです。こちら は彼らのブログです。日本からも中国各地からもお祝いメッセージが届いているのがわかります。

120人くらい入って立ち見も出たイベント会場では、シークレットゲストの私が紹介されたときに大歓声がおきました。劉さんが私の金属活字 AK Renaissance で印刷したカードを会場で販売してくださいました。もちろん完売です! 

イベント以外でも、上海の街を十分味わいました。1930年前後の建物が好きなので、それを観るためにあちこち歩き回ってきました。

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そして、これ。
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人に説明する時に、もう形容する言葉がなくて「すごい建物」としか言えない。昔は屠殺場だったらしく、初めて見たら近寄れない雰囲気がある。

でも、私が朝早く行った時には、20人くらいの方々がこの建物の前でゆっくりした音楽にのって気持ちよさそうに太極拳をしていました。それが終わるのを待って写真を撮りました。


# by type_director | 2025-09-22 16:53 | Comments(0)
  
『欧文書体のつくり方』
小林章著
Book & Design 刊
欧文書体の第一人者によるフォントとロゴ制作の教科書。美しく読みやすい文字をつくるための基礎知識と考え方を解説。
 
プロフィール

小林 章
欧文書体で120年の歴史を持つライノタイプ社のタイプディレクターとして 2001年よりドイツに在住。同社は 2013 年 3月よりモノタイプ社と改称。主な職務は、書体デザインの制作指揮と品質検査、新書体の企画立案など。有名な書体デザイナーであるヘルマン・ツァップ氏やアドリアン・フルティガー氏と共同で書体制作も行っている。欧米や日本での講演多数、コンテストの審査員もつとめる。
著作:『欧文書体:その背景と使い方』『欧文書体2:定番書体と演出法』『フォントのふしぎ ブランドのロゴはなぜ高そうに見えるのか?』(いずれも美術出版社)『まちモジ:日本の看板文字はなぜ丸ゴシックが多いのか?』(グラフィック社) 『英文サインのデザイン:利用者に伝わりやすい英文表示とは?』(田代眞理氏との共著、BNN 新社) 『欧文書体のつくり方:美しいカーブと心地よい字並びのために』(Book & Design)
 
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