MUSIC [THEME REVIEW]

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Skoop On Somebody/Singles 2002~2006

狂おしいほどの切なさや愛おしさを差し上げマス
Skoop On Somebody/Singles 2002~2006【NEW RELEASE】


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2006.12.13
¥3,059(税込)
SMEレコード
SECL-463


ヴォーカル・グループはあっても、楽器を演奏するような男性R&Bグループって日本では、あまり定着されていない気がする。SING LIKE TALKINGがそのパイオニア的存在かな?それでも1990年代に入ってからだ。このSkoop On Somebody(当時のユニット名はSKOOP)のデビューも1997年。日本の音楽界にR&Bブームが沸き起こってきたころ。そもそもR&Bという音楽は、スィート・ソングが主流。だからあま~いヴォーカルはキモでしょう。その点、このヴォーカリスト、TAKEの歌声はファっとした軽やかさを元に、時折狂おしいほどの切なさや愛おしさを表現できる数少ないアーティスト。その歌声を最大限に活かせるサウンドをこのメンバーで作りあげているんですよね。そして今作は、2002年~06年にリリースされた全シングルに新曲1曲を収録したベスト盤です。和製R&Bの代表として、R&Bやソウルへのリスペクト感もたっぷりで作り上げた渾身の15曲。その“甘さ”に溺れてみてください。

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by switch-theme | 2006-12-29 11:26 | NEW RELEASE

コクブロ/ALL SINGLES BEST

人が恋しくなる強さと優しさに触れる
コクブロ/ALL SINGLES BEST【J-POP】


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2006.9.27
¥3,300(税込)
ワーナー・ミュージック・ジャパン
WPCL-10368


2005年から年をまたいで、ヒットを記録している「桜」。この曲は、大阪の路上で出会った2人が始めて一緒に制作したという、コブクロの歴史上一番古い曲……もっとも原点の曲だ。“春”は別れの季節。アウトロー作家、ハイネも春は恋の別れの寂しさを詠っている。しかしこの曲は“悲しいことだけではなく、そういった想いを重ねて人を成長させる”と歌う。このテーマは、コブクロの歌全体に共通している。何があっても悲観にくれない、最終的にどんな悲しいことがあっても乗り越えていく勇気を与えてくれるようなサウンド。とても暖かい言葉をかけてくれる。こうなると押し付けがましい感じの人も多いけど、彼らの場合とても自然に、皆が言って欲しいような言葉をかけてくれるんだな、すっと心に届く。今作は、その「桜」を含むデビューから7年に軌跡を詰め込んだ全20曲入りの2枚組みベスト・アルバム。人間の強さと優しさに触れると、ちょっと人いきれに疲れていたり、ひとりでイイやと孤独に慣れたあなたも、人恋しくなりますよ、きっと。

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by switch-theme | 2006-12-29 11:25 | J-POP

Teenage Fanclub/Grand Prix

“恋”って言葉を思い起こさせるのです
Teenage Fanclub/Grand Prix【POP/ROCK】


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1998.11.17
¥1,250(税込)
Geffen Goldline
24802


ちょっと、切ない気分を味わっているとき、人の幸せが憎たらしいとき、優しく寄り添ってくれるメロウでポップなバンド・サウンドいりませんか?いい加減、落ち込むのにも飽きて、嘆きつかれて、少し前向きな事も考え始めたときにも彼らの音楽はぴったり。明るすぎるでもなく、切ないんだけど、ネガティブでもない。それが彼の最大の魅力。今作は、地元グラスゴーの音楽ファンに昨年行ったアンケートで、地元を代表するバンドNo1に選ばれた、ティーン・エイジ・ファンクラブの1995年にリリースされた2ndアルバム。グラスコーの風土なのか、現在もこういった、ちょっとメロウな美メロ・バンドを多く排出するこの地……。彼らが後出のバンドに与えた影響は計り知れません。ベル・アンド・セバスチャン、フランツ・フェルディナンド、トラヴィス、モグワイなどなど。そんな彼らは、バンド名からしてティーン・エイジと銘打っているだけあって、青春の1ページを刻むのに相応しいサウンドが詰まってます。“恋”って言葉を思い起こさせるのです。

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by switch-theme | 2006-12-29 11:23 | POP/ROCK

Various Artists/ラブ・メロディーズ~ザ・グレイテスト・ソングブック・バイ・ベイビーフェイス

下手な言葉で口説くよりこの1枚で決めてみたい
Various Artists/ラブ・メロディーズ~ザ・グレイテスト・ソングブック・バイ・ベイビーフェイス【R&B】


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2003.12.17
¥3,360(税込)
BMG JAPAN
BVC2-34007


“ブラック・ミュージックとは?”という問いへの回答として“求愛という原始的欲求から引き起こされる現実行動のサブスティチュートとしての創作活動”だとする一説が存在する。分かり易く言うと、原始アフリカでは踊りという儀式が神への求愛表現であったように、それをルーツとする黒人音楽のコアにはその行動原理が脈々と息づいており、だからこそ愛を表現した楽曲が多いのだという説。表現こそ露骨だが70年代後半に生まれたファンクとはまさにそのものでダンス・ミュージックとしての濃ゆいビートももちろんだが、その歌詞内容はほとんど男と女の愛についてだったりするのである。さて、前置きが長くなってしまいましたが、80年代後半から90年代、そして今も尚R&B界を背負って立つベイビーフェイスこそそういう意味においては“ブラック・ミュージックの正当継承者”ともいえる存在であり、男と女の愛を語らせたら右に出る存在は無いというほど突出した表現力を有する、まさに“愛の魔術師”たる稀有なる存在なのであり。この作品では、その彼が残した様々な愛の形を本人だけでなくシーンを代表する実力派アーティストが謳いまくった楽曲をコンパイルした作品。下手な言葉で口説くよりこの1枚で決めてみる、そんな貴方におススメの1枚です。

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by switch-theme | 2006-12-29 11:21 | SOUL/HIP HOP/CLUB

Julio Iglesias/ロマンティック・クラシックス

ヨーロッパ映画の主人公気分な極甘な大人のヒミツ
Julio Iglesias/ロマンティック・クラシックス【WORLD】


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2006.9.20
¥2,520(税込)
ソニーレコード
SICP-1147


“世界の恋人”と称され、現代屈指のプレイボーイとしても名高いフリオ・イグレシアス。スペインのガリシア州出身のラテンの男です。郷ひろみがカバーした「黒い瞳のナタリー」のオリジナル・アーティストであるといえば、そのサウンドはご理解いただけるでしょう。その本家本元による、曲冒頭の“ナタリィ~”は、名前呼んだだけなのに、彼がナタリーに恋をしているのが分かります。愛を語るに相応しいそんな歌声を持つ彼が、ポップ、ロック、カントリーの名曲の数々を、英語で歌うカバー・アルバムがこれ。プロデューサーにアルバート・ハモンドとロバート・ブキャナンを迎え、ロサンゼルスとプンタ・カナでレコーディングされた今作は、どこを聴いてもタイトル通りの“ロマンティック・クラシックス ”。日本ではムード歌謡のカテゴライズされがちですが、今作はワム!の「ケアレス・ウィスパー」をカバーしたりと、本来の彼のサウンドよりグッとポップス寄りになっています。けれども、あのラテン男特有の絡みつくようなしっとり、ねっとり感をやっぱり感じずにはいられないこのサウンドは、個人的には昼でも夜でも海辺の少し潮を含んだ風に吹かれながら聴いて欲しい。船の上とかのデートにぴったりきそう。スカーフを巻いてヨーロッパ映画の主人公になってみましょう。

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by switch-theme | 2006-12-29 11:19 | JAZZ/WORLD

Various Artists/エリーゼのために~珠玉のピアノ名曲集

下手な恋愛小説なんかより、ドラマチック!
Various Artists/エリーゼのために~珠玉のピアノ名曲集【CLASSICAL】


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2005.6.22
¥1,000(税込)
フィリップス
UCCP-7013


星の数ほどあるクラシックの名曲の中から、超有名曲ばかりを集めたこのコンピレーション。タイトルだけでは分からなくても、一度は耳にしたことのある名曲ばかり、なん35曲。何百年に亘り、多くの人に愛聴されていた曲ばかりなので、もちろんどの曲も膝を正して聴き入っても良いほどですが、今回はラブ・ソングということで、まずはタイトルにもあるクラシック界随一の恋多き男ベートベンのラブレーター代わりの1曲「エリーゼのために」。彼は結婚もせず、一生涯恋をし続けていたことは有名ですよね。さらにすべての“さよなら”に共通するシーンで流れる、ショパンの「別れの曲」。最近、TV界で誰かが亡くなったときにこの曲を流されることがありますが、そのイメージを一度捨てて聴いてみてください。ショパン自身が“もっとも美しい旋律”と自称した、別れをただひたすら美しく表現した最高級のピアノ曲です。「トロイメライ」はシューマンが妻クララに贈りました。とまあ、クラシック界の“恋”の曲は星の数ほど、さらにそれにまつわるディープな“恋のエピソード”も半端じゃありません!そんなことを調べながら音楽を聴くと、下手な恋愛小説なんかよりドラマチックに楽しめるってもんです。

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by switch-theme | 2006-12-29 11:18 | CLASSIC

New Ridaz/New Ridaz

絶品メロウなラヴリー・トラックのオンパレード
New Ridaz/New Ridaz【NEW RELEASE】


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2006.11.11
¥2,405(税込)
Upstairs
URCD1033


NB Ridaz改めNew Ridazの聴き逃し厳禁アルバム!今作において最大の注目は、これまでゲストとして重要作に参加していたAngelina嬢がほぼ正式加入し、全編に渡ってキュート&セックシーな華を添えていること。アルバム全編を彩るのは鮮やかなラヴ・ソングの数々。メロウなファルセット・ヴォイスを駆使してR&Bシーンにいくつもの美メロ金字塔を打ち立てたIsley Brothersネタ(6)をはじめ、美メロ大王Babyfaceネタまで、絶品メロウなラヴリー・トラックのオンパレードです!“メロディの復権”が騒がれている昨今のR&Bシーンですが、過去現在を問わずR&Bファンどツボのネタ使いと歌心に溢れた聴き易いラップとヴォーカルにトロけること間違いなしです!ホットなラヴァーズにもこれからラヴをゲットしようとしているシングルにも、そして純粋にラヴ・ソングを楽しもうとしているミュージック・ラヴァーズにもぜひ聴いて貰いたい1枚です。

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by switch-theme | 2006-12-19 18:45 | NEW RELEASE

大貫妙子/ア・スライス・オブ・ライフ

強く生きる女性のための“愛の歌”
大貫妙子/ア・スライス・オブ・ライフ【J-POP】


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1990.09.21
¥2,854(税込)
ミディ
MDC7-1031


J-POP伝説のバンド、シュガーベイブでの活動を経て、ソロとして活動を始めて今年で30年。大貫さんは、透明感あるささやくようなポップス・ヴォーカルスタイルの日本で作り上げた人。このアルバムは1987年にリリースされた12枚目の作品です。エンディングを飾る楽曲「僕と彼女のソネット」は、フランスのシンガーELSAによる1987年リリースの「T'EN VA PAS」のカバー。原作は、家を出て行く父親に娘が“行かないで”と訴えかける詞ですが、この大貫さんの訳詞によるバージョンは“あなた”から独立して、その存在を超えて歩き始めたことにより離れていってしまった“あなた”に、もう一度“愛”を訴えかる内容になっています。そして、その言葉には、父だけでなく恋人も当てはまるように感じさせます。そもそも大貫さん自身、生み出す音楽の柔らかさと裏腹に、かなりさっぱりとした性格の自立した女性。そんな風に強く生きる女性が“恋”をしたとき、一度は感じたことがあるであろう孤独がこの歌では歌われているのではないのでしょうか。この訳詞のバージョンは、その後多くの女性アーティストにカバーをされました。そこに込められた現代の女性の想いが、多くの女性アーティストも共感を覚えたのだと思います。誰に伝えることもできないような“孤独”を分かち合える、切ない願いのような“恋の歌”です。

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by switch-theme | 2006-12-19 18:42 | J-POP

Billy Joel/イノセント・マン

ピアノ・ロックの元祖はやっぱり泣かせます!
Billy Joel/イノセント・マン【POP/ROCK】


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2006.05.24
¥1,785(税込)
Sony Music Direct
MHCP-1019


ダニエル・パウターやジェイムス・ブラント、ジョン・レジェンドなど、セツナ系ピアノ・ロック/ポップスが世界中で鳴り響き、涙を誘った2006年。その元祖である男は、やはりMrピアノ・マン、ビリー・ジョエルでしょう。このアルバムは、1983年にリリースされた全米No.1ソング「あの娘にアタック」を始め、「イノセント・マン」、「ロンゲスト・タイム」、「アップタウン・ガール」、「夜空のモーメント」、「キーピン・ザ・フェイス」と6曲の大ヒットシングルを放った作品。1973年に『ピアノ・マン』で初ヒットを放ってから、「素顔のままで」収録の『ストレンジャー』などの名作を発表し続け、デビューから10年以上の時を経て、円熟の域に達したときのアルバムと言えます。そのため、危うさ……壊れそうな精細さが浮き彫りになっていた初期のころに比べ、ときに甘く、ときに切なく、そして恋の楽しさを自在に奏でていて、街に生きる、ちょっと洒落た大人の恋のアルバムといった風情。ピアノ・マンであり、ニューヨーカーでもあった彼のセンスと粋なヒストリーを学んでみてください。

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by switch-theme | 2006-12-19 18:41 | POP/ROCK

Rasmus Faber/ソー・ファー

スウィート感がたっぷりのクラブ・ポップ・ミュージック
Rasmus Faber/ソー・ファー【CLUB】


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2006.05.24
¥2,520(税込)
ビクター
VICP-63409


クラブ・ミュージックにははストレートに愛を語るラヴ・ソングなどほとんどないが、甘いひとときへと誘ってくれるサウンドという役割では、ほかのジャンルよりラブ度は高い。その中でも、際立って女性に聴かせたい胸キュンのサウンドを生み出すのが彼。テイ・トウワ氏、FPM田中氏、フリーテンポの半沢氏、スタジオ・アパートメントの森田氏らも大絶賛している、最近ではジャズトロニックの楽曲をも手掛けた、多方面から引っ張りだこの存在のスウェーデン生まれのプロデューサー兼ピアニスト、ラスマス・フェーバーだ。そんな彼のアナログのみでリリースされていた大ヒット・ハウス・トラック「Ever After」を含む、日本独自企画によるアルバムが今作。チャートを賑わせた「GET OVER HERE」「COME WITH ME」を含む彼の全シングルと、特に人気の高いリミックス、そして新曲、さらにリエディットした曲も多数あり、メロディーメイカー/プロデューサー/リミキサーとしての彼の才能が1枚を通して分かる、まさにクラブ・ミュージックを超えたポップス・アルバム。そのサウンドは、ソフィスケイトされたスウィート感がたっぷり。さりげない密着度が、ニクい1枚。

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by switch-theme | 2006-12-19 18:40 | SOUL/HIP HOP/CLUB




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