MUSIC [THEME REVIEW]

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Julie & Khari/ムーン・ボッサ

旅の風景をワン・ランク上げてくれそうなブラジリアン・テイストたっぷりのオーガニック・ソウル
Julie & Khari/ムーン・ボッサ 【NEW RELEASE】


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2006.7.7
¥2,415(税込)
Pヴァイン
PCD-23771


アトランタ・ブラック・ミュージック界を牽引するプロデュサーであり、ソングライター&ベーシスト、カーリ・シモンズと、同じくアトランタで活躍しているUK出身のジャマイカン・フィメール・シンガー、ジュリー・デクスターのコラボ・ユニットがこのジュリー&カーリ。今作は、その1作目です。アトランタのオーガニック・ソウルのキーパーソン的な2人の作品なのに、出来上がったものは、全編に渡りブラジリアン・テイストがたっぷり。ベースとなる優しげなリズムを奏でるアコーステック・ギターとカーリー自身の演奏によるドミトリーなフェンダー・ローズの音に、時々ふぁっとかぶさるホーンやアナログ・シンセ。懐かしげなボッサ・サウンドでありながら、とても新しさを感じさせます。彼女たちの根底に流れるブラック・ミュージック的なアプローチも随所に聴かれるところにその秘密があるのかもしれません。そんなクラブで流れていそうなサウンドは、夏のリゾート地での日々をワン・ランクUPさせてくれることでしょう。シャレた思い出がきっと作れます。

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by switch-theme | 2006-07-31 12:29 | NEW RELEASE

ケツメイシ/旅人

ポジティブ・シンキングで楽しめそうな旅での1枚。
ケツメイシ/旅人 【J-POP】


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2006.4.26
¥1,260(税込)
トイズファクトリー
TFCC-89170


今やHIP HOPとかレゲエとか、そんなカテゴライズを遥か飛び越え、日本を代表するトップ・アーティストへとその存在価値を広めたケツメイシ。何より、彼らから生まれ出る言葉が、多くの人の心を射止めて止まないことは周知の事実だ。このシングル「旅人」は、今年2006年4月にリリースされた曲。“旅立って ひとりになって”“鳥のように 自由になって”といった言葉の意味を噛みしめながら、新たなる世界へ導いてくれる。彼らの音楽には、この「旅人」や今作に収録されている以前のシングル曲「さくら~Sugiurumn remix~」のように、ストレートな日常をドラマチックに引き立てるものと、同収録「若気のいたり」などドッチャラ気なしょっぱい思い出を綴るという2極化されている。この1枚にもシングルなら、実にバランス良く4曲を収録。旅には、素敵な出来事があって当然だが、何かとハプニングも起こりがち。けれども後にそれがいい思い出にもなるはず。そんなポジティブ・シンキングで楽しめそうな旅での1枚。

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by switch-theme | 2006-07-31 12:28 | J-POP

Various Artists/Ukulele Summit 3

南の島でアクティブ・ライフを楽しむあなたに……
Various Artists/Ukulele Sumit 3 ~Beach Boysカバー集~ 【POP/ROCK】


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2006.5.24
¥2,000(税込)
メルダック
TKCB-73010


元祖カリフォルニア・サーフ・ミュージック・バンド、ビーチ・ボーイズ。今も多くの人に聴かれる、夏!海!恋!な名作サウンドを生み出し続けてきた彼らの楽曲の中から12曲を、ウクレレ・アレンジより生まれ変わらせ、新たなる魅力を生みだしたのがこのアルバムだ。そもそも原曲から、夏の海の楽しげな魅力が満載。それをハワイのオリジナル楽器であるウクレレで奏でたのだから、そのサウンドは言わずもがなである。特に、マーク・キャスとウケ・トピアの2人による思わず踊りだしそうな永遠の名曲「サーフィンUSA」などは、オリジナルの弾けるビート感を生かした上でのサウンド作りで、思わず誰もいない浜辺に飛び出してしまいそう。また曲によっては、インストのみのアレンジになっていて、それが少し哀愁を帯びたロマンティズムを醸し出しかなりGODD。南の海に出かける人は、やはり現地で聴きたい1枚でしょう。

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by switch-theme | 2006-07-31 12:25 | POP/ROCK

Jose Padilla/Cafe Solo

どこにいてもうっかり、リゾートへ心を持っていかれそうなカフェ・サウンド
Jose Padilla/Cafe Solo 【CLUB】


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2006.5.31
¥2,176(税込)
Resist
RESISTCD55


スペイン、イザビ島でDJ活動を続け、1970年80年代シーンの牽引者でもある超ベテランDJ、Jose Padilla。数々の人気チルアウト系cafeコンピを監修してきた彼が、新企画のカフェ・サウンドをコンパイルしてリリースしたばかりの2枚組み、全27曲のリミックス作がこれだ。スペイン出身の彼だけに、照りつける太陽と、陰影のやたらはっきりした色彩色の豊かな草花と海の風景が良く似合う。そして、そんな風景を眺めつつ、涼しげな風を受けながら、木陰でリラックスしながらシェスタを取っている……そんな雰囲気。ゆったりと押し寄せる波に乗るかのようなサウンドは、一気にかの地へトリップを促してくれる。そんな極上のくつろぎサウンドが続く中、ときどき、ハプニングの様なドラマティックなサウンドを入れ込んで、ちょっとハピネスもあったり。そのあたりの曲構成にもうっとりするような今作。さすがベテランであり、フロアのレスポンスに対応し今も賞賛を受け続けているDJだけあります。うっかり、心を持っていかれそうなリゾートへの操られ感満載の作品です。

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by switch-theme | 2006-07-31 12:24 | SOUL/HIP HOP/CLUB

Stan Getz/Joao Gilberto/ゲッツ/ジルベルト

“永遠”という魔法がかけられたジャズ・ボッサの決定盤!
Stan Getz/Joao Gilberto/ゲッツ/ジルベルト<初回生産限定盤> 【JAZZ】


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2004.9.1
¥2,000(税込)
ヴァーヴ
UCCV-9151


あまりにも有名なボサノバの名曲「イパネマの娘」。世界中に多くのアーティストのカバーが充満している楽曲である。日本では、フランク・シナトラやセルジオ・メンデスのバージョンが有名か? そのオリジナル曲を収録し、作曲者でピアニストであるアントニオ・カルロス・ジョビンも参加したアルバムが、1963年にレコーディングされた本作。ジャズ界の名テナー・サックス・プレイヤー、スタン・ゲッツとボッサの名ボーカリスト&ギタリスト、ジョアン・ジルベルトのコラボによって生まれた。当時の資料によると、両方の音楽性を全く相容れない険悪なセッションだったとか。しかし、今作はジャズ・ボッサという新しいジャンルを確立したとう永遠の名盤として、今日まで高い評価を受け続けているから不思議なものである。音楽を作り上げるためには、お互いへの理解とか友情とかそんなものより、高い音楽性があれば大丈夫……それを持ったミュージシャンが、本気で音楽に打ち込めば、素晴らしい音楽ができるんだという、ブライドの上に生み出された作品なのかもしれない。あくまでもボッサのリズムで奏でるアコーステック・ギターに、頑ななまでのジャズ・サックスがぴたりと重なり、違和感どころか、どちらのサウンドとも言えぬムーディーな音楽を生み出している。現在にも息づくサウンドのオリジナルには、何十年経っても全く色あせない“永遠”という魔法がかかる。これは、まさにそんな1枚。

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by switch-theme | 2006-07-31 12:23 | JAZZ/WORLD

Various Artists/ベスト・バロック100

王宮文化が花開く絢爛豪華で斬新な音楽の世界
Various Artists/ベスト・バロック100 【CLASSICAL】


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2006.6.28
¥3,000(税込)
EMIクラシックス
TOCE-55841


1600年からバッハが亡くなった1750年ごろまでのヨーロッパの音楽をバロックと言います。このころはさまざまな王宮文化が花開いた時代でもあり、音楽は貴族などの舞踏会やサロンで主に演奏されていました。全般的に優雅環境での音楽であり、またその状況が曲のを進化させ、より複雑な構成になり、楽器などへの改革も行われた時期でもあります。この時代のもっとも有名な音楽家であるバッハは、対位法という音楽の法則を作り上げました。また、当時ピアノという楽器ははまだ開発されておらず、鍵盤楽器においては、音の強弱を表現することができませんでした。そこで、チェンバロという上下段で音を変化させる2段鍵盤楽器が誕生したのです。そして、歌に主にしたオペラが誕生したのもこのころです。このバロック音楽は、現在のポップスやロック界の音楽の基礎になっていると言われていて、今も多くの影響を残しています。そのため私たちにも、たいへん聴きなじみが良く、TVやCMで使用されたり現代サウンドにリメイクをされています。そんな激動であり、改革をもたらしたバロック150年に渡る軌跡の音楽をCD6枚、100曲収録したのがこの作品です。改革的で美しく、優雅なサウンドの数々は、新たなる歴史の扉を開いてくれること間違いありません。

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by switch-theme | 2006-07-31 12:22 | CLASSIC

Nouvelle Vague/バンド・ア・パル

ボサノヴァの魔法で、名曲が無国籍サウンドへ生まれ変わる
Nouvelle Vague/バンド・ア・パル 【NEW RELEASE】


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2006.7.8
¥2,500(税込)
Peacefrog/Hostess
PFG079CDJ


ジョイ・ディヴィジョン、ザ・クラッシュ、デペッシュ・モード、XTCなどのポスト・パンクやニュー・ウェイヴの名曲をボサ・ノヴァ・アレンジでカヴァーした1stが話題となったフランスのプロデューサーによるプロジェクトの2年ぶりとなる待望の新作。今作でもニュー・オーダー、エコバニ、ビリー・アイドル、ブロンディなどなどの名曲を見事に昇華。奇抜なアレンジが目立った当時の楽曲郡において、忘れられがちな名曲と呼ばれた楽曲そのものベーシックな力を、シンプルかつロマンティックに、美しいメロディ・ラインが浮き彫りになったボサノヴァに留まらないアコーステックなラテンのサウンドで聴かせてくれています。特にM1エコバニ「The Killing moon」などの郷愁を誘うアレンジは秀逸。M10バウハウスの「Bela Lugosi's Dead」もかなりの力作。全体的に、パリの情景が浮かぶエスプリを感じさせつつも、無国籍で涼しげなサウンドで、日常を少し離れた雰囲気を味わえます。

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by switch-theme | 2006-07-19 00:25 | NEW RELEASE

Various Artists/JAPA RICO

ジャマイカンと日本の見事なまでのコラボレーション! これがJスカ?!
Various Artists/JAPA RICO【J-POP】


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2006.6.28
¥3,059(税込)
Sony Music Associated Records
AICL-1753


日本レゲエ/スカの決定盤コンピ登場。スペシャルズ、THE SKATALITESなどで、数々の名演・伝説を残したジャマイカン・スカ・トローンボーン奏者、リコ・ロドリゲスと彼を敬愛する日本のスカ・レゲエ・アーティストがコラボした楽曲をコンパイル。リコといえば、その筋では知らない人はいない言わずと知れたオリジネーター、72歳の今もモチロン現役。構想3年の月日をかけて企画されたという本作に参加のアーティストは、東京スカパラダイスオーケストラ、KODAMA AND THE DUB STATION BAND、THE MICETEETHら日本を代表するスカ/レゲエ・アーティストからScoobie Do、Tucker + Afra & Incredible Beatbox Bandなど少し異色な顔ぶれまで。ときにファンキーでありオーセンテックである彼のトロンボーンとボーカルが、ともかく縦横無尽のサウンドに見事に絡み合いそれぞれの個性を聴かせてくれる。また、リコと対等に渡り合う日本アーティストの腕前も相当なもの。ハッピーにムーディーにそして真剣に心して聴きたい1枚。

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by switch-theme | 2006-07-19 00:20 | J-POP

Ben Watt/North Marine Drive

シンプルな清涼感の中に静かな風景の変化を見る
Ben Watt/North Marine Drive【POP/ROCK】


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1997.2.26
¥1,588(税込)
Cherry Red
CDMRED 40


1982年から続いている、UKクラブ・サウンズ・ユニットEverything But The Girl。メンバーのベン・ワットは1990年代後半からDJやリミキサー(Sade、Maxwellなど)、クラブ経営(Cherry Jam、Neiborhood)などの活動のほか、数々のコンピレーション作などもリリースしている。今作はそんな彼がユニットを組む以前の1982年にリリースしたソロEP&アルバムを1枚にまとめたもの。うっかりフォークに分類されそうな今作に収録されている楽曲郡。しかし、聴き込むほど、静寂感と清涼感が溢れてくる。そうこれが、アコースティック・ギター・ポップ。ほぼ全編に渡りギターとボーカル、コーラスで構成されていて、あくまでクリアな音が響き渡る。昼間の喧騒を忘れさせてくれるような静かなメロディと時折感じさせるホーンやローズの音による高揚感が心地よい。そもそも父がジャズ・ミュージシャンであり、その影響を受け育ったという彼だけに、ムーディーでドラマッテックな演出はお手ものなのかも……。UKサウンドなんだけど、目に浮かぶのは人気の無い美しい海と夕暮れから星空に変わる瞬間の空という変化あるサウンドに酔いしれる。

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by switch-theme | 2006-07-19 00:15 | POP/ROCK

Janet Jackson/All For You

最高のポップさを詰め込んだバーティーR&Bアルバム
Janet Jackson/All For You 【R&B/HIP HOP】


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2001.4.23
¥1,924(税込)
Virgin
10144


何かとお騒がせなジャクソン兄弟。それもやはり実力・人気ともの常にトップを維持し続けているからであろう。そんな兄たちの活躍をTVで見ながら育ち、1982年16歳でのデビューした後、常にR&Bポップ・アイコンとして存在してきた彼女。今作は2001年にリリースされ、彼女の最高傑作と言われて名高い7thアルバムだ。トップ・スターとて君臨続けながらも、19年目に最高傑作を生み出すあたり、彼女の音楽へのモチベーションを知りうることができるが、今作がなぜそう誉れ高いのかというと、その際立ったポップさのため。もちろんダンサブルなR&Bサウンドとソウル・フィーリング・ヴォイスが彼女のもっとも魅力的な点であり、この作品でももちろんそれらの要素は十分すぎるほどではある。しかし、その完璧すぎる黒人的R&Bサウンドというものは、得てしてオールマイティなものとして扱いがたい。ポップ・アイコンとして活躍した彼女のそれまでのサウンドをもってもしてもその感は否めなかった。そこを払拭したのが今作である。19年目のキャリアにして至上最高のポップ・チューン満載のR&Bをこの作品にて生み出した。このリズムとアッパーなキュートさは、彼女でなければ生み出せない。最高にハッピーなダンス・ミュージックがこれである。

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by switch-theme | 2006-07-19 00:10 | SOUL/HIP HOP/CLUB




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