MUSIC [THEME REVIEW]

カテゴリ:POP/ROCK( 39 )

Various Artists/Girl Group Sounds: Lost & Found

祝!キュートでドリミーな女の子祭り♪
Various Artists/Girl Group Sounds: Lost & Found【POP/ROCK】


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2005.10.04
¥8,812(税込)
Rhino Records (USA)
74645


この原稿を読んでいるアナタが、いくつなのかは分かりませんが、このCDに入っている音源の数々をリアルタイムで知っている人は、数少ないと思います。1960年代前半のドリーミー・ポップス全盛期の作品から60年代後期にいたるまで、マニアも満足のガールズ・ミュージック(そんな言葉があるか知らないけど)をなんと、全120曲、30曲×4枚のCDに収録したBOXセットがコチラでございます。当時時代を代表した大ヒット曲はモチロンのこと、さらには日の目を見なかったまでも、今聴いたら名曲じゃん?といった曲まで、よくもまあ集めに集めたものです。ハッピー・グルーヴから、ソロ・アーティスト、さらにはガレージ・ギャル・バンまで、ほとんど重複しないで……ということは、100組以上のアーティストを一挙に聴くことができるってことですよ。ガール・ポップの礎をすべて詰め込んだ、このキュートでありながらポップな作品。その筋がお好きな方、そして何よりミュージシャンを目指す女子諸君は、マストで聴き倒して欲しいのデス♪

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by switch-theme | 2007-03-05 21:10 | POP/ROCK

Paul Simon/ポール・サイモン

ひとりで生きると決めた……それが独立記念日
Paul Simon/ポール・サイモン【POP/ROCK】


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2006.9.20
¥2,500(税込)
ライノ
WPCR-12412


日本人でも必ず耳にしたことがあるであろうサイモン&ガーファンクル(以下S&G)。オリジナルを知らなくても小中学校の音楽の時間にリコーダーなどで彼らの代表曲「サウンド・オブ・サイレンス」を演奏した人も多いと思う。1960年代にフォーク・デュオとして時代を代表する存在になった彼らが、1970年に米チャートで10週間1位を記録したアルバム『明日に架ける橋』をリリースして頂点に君臨していたころに制作を開始して、72年にリリースされたポール・サイモンのソロ作がこれ。奇しくも前述のアルバムが、S&Gの最後の作品となった。特に解散宣言を行っていなかった中での今作のソロ作リリースは、当時のファンを相当困惑させていたという。そもそもポールは、S&Gの楽曲の8割以上の楽曲の作詞・作曲を手掛けているサウンド担当。そんな彼が、フロントマン的存在になっていたアーティとチャートを意識しないで、己のアーティスト性を思い切り表現したいと思っても不思議ではない。そうこの作品は、あのS&Gのお決まりであったコーラス・ワークも必要最低限に押さえ、より向上したレゲエ、ゴスベル・ブルースを取り入れたギター・テクニックとメロディがぴったり寄り添い、歌とサウンドがより一体化した、ポールのアーティスト性のゆるぎなさ感じさせる。自分の能力を表現しきれない(良い悪いではなく)相棒に任せるより、自分ひとりで頑張って、自分の中に眠っていたより多くの才能を引きずり出すことに成功した……とソロになるという本当の意味を見せ付けてくれた作品だと思う。これが本当の独立ということを教えてくれた1枚。

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by switch-theme | 2007-02-23 14:05 | POP/ROCK

The Feminine Complex /リヴィン・ラヴ

元祖女子高生ギャルバンはセクシー路線?
The Feminine Complex /リヴィン・ラヴ【POP/ROCK】


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2004.11.3
¥2,625(税込)
ヴィヴィド
VSCD-2655


フェミニンの定義ってなんでしょう?その言葉には、目下、女というより女の子って意味合いがある気がする。さらには、女の集団をかわいいと思う人、怖いって思う人もいる。モー娘。なんて女子の集団のカワイさを売りにしている典型ですが。さて、そんな女子の集団でも、ひとつ楽器を弾き倒すことで、ちょっとイメージが変わる。ただ群れているだけではなく、アグレッシブに活動している感が強くなるから。そんなギャル・バンの元祖ともいえる、1969年にたった1年だけ活動したアメリカ、ナッシュヴィルの元祖女子高生バンド、THE FEMININE COMPLEXをご紹介。バンド名にフェミニンって言葉があるが、その音は“えっ、ジョ女子高生??”というカントリーとソウルを併せ持ったセクシー・グルーヴィン。正直、小娘に負けた……(涙)。これは、フェミニンではなく、セクシーではないのか?それともやはりフェミニンの言葉の意味を日本人は誤解しているのか?セクシーはフェミニンに含まれるのか?などなど、またまた頭を悩ませましたが、たいそう“女”を感じさせるアルバムであることは確かです。

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by switch-theme | 2007-02-05 12:40 | POP/ROCK

Kate Bush/天使と小悪魔

美しく潔い感性と技術により奏でられる音楽
Kate Bush/天使と小悪魔【POP/ROCK】


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2005.11.2
¥2,600(税込)
EMI
TOCP-67815


女性アーティストとして、この人なしでは話が始まらない!1977年、ピンク・フロイドのデイヴ・ギルモアに見出されデビューした妖精、ケイト・ブッシュ。その姿も声も、そして生み出したサウンドもこの世のものとは思えないほど幻想的で、ただため息交じりでまるで魂を抜き取られたように彼女に魅入られたものだ。テレビ番組『恋のから騒ぎ』のオープニングとして長くOAされている人気曲「嵐が丘」でも分かるとおり、透き通っていて艶っぽい彼女のハイトーン・ヴォイスを聴いていると、魂が浄化されているよう……。クリスタルのようなパワー・ストーンの効果に近い気がする(本当に効果があるとして)。このアルバムは、その彼女の歌声をフルに使った多重録音作品としても誉れ高い。当時の録音技術を斬新に使った革命的な作品とも言える。現在人気を博すエンヤのサウンドもここから始まった(よね?)。デイヴ・ギルモアの手腕に拍手!デビュー当時は、そんな風にまったく現実を感じさせなかった彼女も、30年経った今や母となり、昨年は2枚組みアルバムをリリース。幻想的な雰囲気はそのままに、母としての強さも感じさせた、たおやかな女性アーティストぶりを披露してくれた。いつまでも、あの日の憧れはそのままに……。

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by switch-theme | 2007-01-25 10:36 | POP/ROCK

Backstreet Boys/ネヴァー・ゴーン

胸を焦がされるイケンメンズの甘いバラード
Backstreet Boys/ネヴァー・ゴーン 【POP/ROCK】


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2005.06.08
¥2,548(税込)
ジャイヴ/ゾンバ
BVCQ-21030


女性ならば一度は、めちゃくちゃイケメンに優しく愛を語られたい!ですよね?そんな妄想、いや欲望、正直、本能を適えてくれたこのバックストリート・ボーイズ。ハードな愛のナンバーもありますが、やはり彼らの本領は、あま~い歌声によるムーディーなコーラス・ワークを主体にしたラブ・バラード。どこまでも優しく優しく包み込んでくれます。そして、くどいようですがイケメンズ。本作は、そんな彼らの一昨年発売された最新作。世界中での大ブレイクを受け、大々的なワールド・ツアーなどのあと、個々の活動に従事していた彼らが5年ぶりに集結して完成させた作品です。その間、5人は男っぷりを上げ、最もスイートでジェントルなアルバムを作り上げました。1曲目の「インコンプリート」なんて、涙が出てきそうな美しいピアノ・イントロから始まるラブ・バラードの決定盤ともいえる曲。聴いているだけで、頬を赤らめてしまいそうです。ああ、癒やされる。でも、こんなイケメンに恋したら、きっと気が気じゃないですよね、実際。でもそんな“恋”で胸を焦がしてみたいですよね~。

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by switch-theme | 2007-01-12 11:27 | POP/ROCK

Nelly Furtado/ルース

味に深みがあるとっても美味しい恋?愛?
Nelly Furtado/ルース【POP/ROCK】


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2006.6.7
¥2,200(税込)
ゲフィン
UICF-1065


ラテンの血を引く女性ってなんであんなにセクシーなんだろう。カナダ出身のネリー・ファタード、実はそのオリジナルはポルトガル。さらに父親はポルトガルの民族音楽家という音楽一家で育ってきた。そんな彼女が2006年の6月にリリースした3rdアルバムが今作。あのセクシー・ヴォーカル、ラテンの王子様ファネスとデュエットした曲なんて“自分の中に賭け落ちた部分があって、それを誰かが……ソウルメイトとでも言うのかしらね、その人が埋めてくれた”という歌詞を2人で作り上げたらしい。さらにティンバランドをフィーチャリングした曲は“、きっと誰にでもセクシーな気分になることってあると思うのよ、何て言うか……リスキーな気分になる時がね”ですから。既に一児の母である彼女だけど、とても能動的。なんかアンモラルな感じ?さらに彼女のサウンドは、スィート一辺倒のR&Bではなく、どこかスパイジー。甘いケーキなんだけど、シナモンがたっぷり。お好きな人はたまらないかと。味に深みがあるっていうのか、とっても美味しい“恋”いえ“愛”のサウンドなのです。

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by switch-theme | 2007-01-05 14:59 | POP/ROCK

Teenage Fanclub/Grand Prix

“恋”って言葉を思い起こさせるのです
Teenage Fanclub/Grand Prix【POP/ROCK】


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1998.11.17
¥1,250(税込)
Geffen Goldline
24802


ちょっと、切ない気分を味わっているとき、人の幸せが憎たらしいとき、優しく寄り添ってくれるメロウでポップなバンド・サウンドいりませんか?いい加減、落ち込むのにも飽きて、嘆きつかれて、少し前向きな事も考え始めたときにも彼らの音楽はぴったり。明るすぎるでもなく、切ないんだけど、ネガティブでもない。それが彼の最大の魅力。今作は、地元グラスゴーの音楽ファンに昨年行ったアンケートで、地元を代表するバンドNo1に選ばれた、ティーン・エイジ・ファンクラブの1995年にリリースされた2ndアルバム。グラスコーの風土なのか、現在もこういった、ちょっとメロウな美メロ・バンドを多く排出するこの地……。彼らが後出のバンドに与えた影響は計り知れません。ベル・アンド・セバスチャン、フランツ・フェルディナンド、トラヴィス、モグワイなどなど。そんな彼らは、バンド名からしてティーン・エイジと銘打っているだけあって、青春の1ページを刻むのに相応しいサウンドが詰まってます。“恋”って言葉を思い起こさせるのです。

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by switch-theme | 2006-12-29 11:23 | POP/ROCK

Billy Joel/イノセント・マン

ピアノ・ロックの元祖はやっぱり泣かせます!
Billy Joel/イノセント・マン【POP/ROCK】


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2006.05.24
¥1,785(税込)
Sony Music Direct
MHCP-1019


ダニエル・パウターやジェイムス・ブラント、ジョン・レジェンドなど、セツナ系ピアノ・ロック/ポップスが世界中で鳴り響き、涙を誘った2006年。その元祖である男は、やはりMrピアノ・マン、ビリー・ジョエルでしょう。このアルバムは、1983年にリリースされた全米No.1ソング「あの娘にアタック」を始め、「イノセント・マン」、「ロンゲスト・タイム」、「アップタウン・ガール」、「夜空のモーメント」、「キーピン・ザ・フェイス」と6曲の大ヒットシングルを放った作品。1973年に『ピアノ・マン』で初ヒットを放ってから、「素顔のままで」収録の『ストレンジャー』などの名作を発表し続け、デビューから10年以上の時を経て、円熟の域に達したときのアルバムと言えます。そのため、危うさ……壊れそうな精細さが浮き彫りになっていた初期のころに比べ、ときに甘く、ときに切なく、そして恋の楽しさを自在に奏でていて、街に生きる、ちょっと洒落た大人の恋のアルバムといった風情。ピアノ・マンであり、ニューヨーカーでもあった彼のセンスと粋なヒストリーを学んでみてください。

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by switch-theme | 2006-12-19 18:41 | POP/ROCK

Aimee Mann/バチェラーNo.2

強さによって他人に優しさや安心を与えるロック
Aimee Mann/バチェラーNo.2 【POP/ROCK】


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2001.3.23
¥2,520(税込)
V2レコーズ
V2CI-95


エイミー・マンは、1985年にティル・チューズデイのヴォーカル・ベーシストとしてデビュー後すぐにヒット曲生み出したが、その後バンドは低迷。88年解散後ソロ・アーティストとしてデビューを飾った。しかし、納得のいく形でリリースしたいという彼女のこだわりよって、レコード会社との契約問題が起こりレコーディングされながらも作品はなかなか発表されない。そんな彼女に転機が訪れたのは、2ndアルバムに収録されている「That's Just What You Are」にインスパイアされ作られた映画『マグノリア』のサウンドトラックを手掛けたことによる。その後はコンスタントに作品をリリース。そして今作は2001年に発表された3rdアルバムだ。彼女が紡ぎ出すその言葉は、時に“辛辣”といった評価を受けることがある。けれども、エッジの効いたギターにのる、とても美しく存在感のあるクリア・ヴォイスで、物憂げに語られる彼女の歌を聴いていると、暖かいものが胸にジンワリと染み入ってくるようだ。本当に強い人は、強さによって他人に優しさや安心を与えられる。さまざまな経験を経た心の強い、芯の通った女性。自己主張と我がままを勘違いした若者たちのメッセージとは全く違う、リアルな主張。そんなことを感じさせる本物のロック・アルバムだ。

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by switch-theme | 2006-12-11 13:43 | POP/ROCK

Franz Ferdinand/ユー・クッド・ハヴ・イット・ソー・マッチ・ベター

ともかく自然に身体が動き出してしまうグルーヴ感
Franz Ferdinand/ユー・クッド・ハヴ・イット・ソー・マッチ・ベター 【POP/ROCK】


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2005.12.07
¥2,520(税込)
EPICレコード
EICP-575


1980年代のUKサウンドを聴いて育ったせいか、やっぱり踊れる音楽がUKサウンドなんだと思ってしまう。きっと踊りの基本をあの国から習ったんだな。2000年もまったりしたころから、世界中に吹き荒れた1980年代ブーム。ニューウェイブ、ロック、テクノ、パンク、ファンクなどなどすべてのサウンドを、ごちゃ混ぜに現在風にリミックスしたようなバンドが、次から次へと登場したなか、やっぱりそんなヤツらの筆頭といえば、このフランツ・フェルディナンド。ギターのリフやサウンド・リフレインなんて、いかにもイギリスが完成させたロックの様式美を完璧に再現。でも、音圧的な重ね方が、明らかに現代なんだな。昔は、こんな音響系的なロックはあまりなかったもの。おまけに、彼らのサウンドで何か一番すごいかっていうと、アルバムからの先行シングル「ドゥ・ユー・ウォント・トゥ」の象徴されるノリノリのロック・チューンやら、メロウなダンス・チューンまで、ともかく自然に身体が動き出してしまうグルーヴ感。イギリス人がダンスに興じているシーンは、錚々想像できないけど、そのサウンドを聴くと“音楽を楽しむ=ダンス”って図式があるんだなと思う。それにしてもイイネ、やっぱりロックって。

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by switch-theme | 2006-12-04 11:51 | POP/ROCK




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