MUSIC [THEME REVIEW]

カテゴリ:J-POP( 39 )

the pillows/リトル・バスターズ

新たなる旅立ちのテーマ・ソングに
the pillows/リトル・バスターズ【J-POP】


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1998.02.21
¥3,059(税込)
キング
KICS-666


アニバーサリーというと日本語では“記念日”。世の中には、何かと記念日を決めては、盛り上がっている人も多いことです。あなたには、オリジナルの記念日はありますか? 元来ヒネクレモノの私は、誕生日以外の記念日、セレモニー日(クリスマスなんか)を無視しているのですが、それでも個人的な人生のターニング・ポイントになった忘れられない日というものはあります。そんな自分の人生にとって大切なことで、他人にはあんまり関係の無いできことの記念日というと、なんといってもこの歌を思い出すのです。the pillows「アナザー・モーニング」。なんかひとつ先に向かうために心に決めた、そんな日の心境を力強く歌うロック・ナンバー。この曲を作ったthe pillowsのヴォーカル、山中さわおの心の覚悟……のようなものが伝わってきます。そう、この頃このバンドは、ちょうどサウンド的にも変革のときで、このときの決意の上に、今日まで18年にも渡り活動を続けてこられたのだと思います。このアルバムには、そのほかにも、その心意気をさらに語った名曲「ハイブリッド・レインボウ」も収録。あなたの新たなる旅立ちのテーマ・ソングとしてお送りします。

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by switch-theme | 2007-03-05 21:11 | J-POP

ムーンライダーズ/NEW DIRECTION OF MOONRIDERS

日本の音楽軌跡を綴るコアでディープなベスト盤
ムーンライダーズ/NEW DIRECTION OF MOONRIDERS 百万人のムーンライダーズ -リスナーズ・ダイジェスト- 【J-POP】


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2006.10.4
¥3,500(税込)
PANAM
CRCP-20384


こんなバンドが、よく30年も続いたと思う。現存している日本最古のバンド……とやたら難しく言われているが、1976年より昔から解散をしないで、ずっと継続しているバンドは、いないってことだ。そう、この彼らが作った30年という年月は、“何々周年記念”という言葉で飾るのに相応しい。その間、当たり前だか数多くの作品をリリース。さらにメンバーの6人が、日本の音楽界に残している軌跡はとてもじゃないが、書き切れない。何より特筆すべきは、たったひとり(もしくは、ふたり)のフロントマンの圧倒的な存在によって成り立っていくバンドが多い中で、ムーンライダーズは、6人のメンバー全員が独立したアーティストであり、プロデューサーであるということだ。個々が強烈な個性を持ちながらも、深みにハマってしまったマニアなファン(音楽業界に多いのも特徴)を作り上げたのも、プロデューサーとしての高い手腕を兼ね備えておればこその音楽活動の結果といえる。さて、本作その30周年を記念したメンバー監修による選曲、最新リマスタリングされたベスト・アルバム。常に時代の最先端であり後にスタンダートとなるサウンドを生み出し、たびたびメジャー・レーベルと確執も伝えられながら築きをあげた彼らの足跡を、こんな30曲で理解でき様はずもないが、彼らの残してきた足跡は、日本の音楽の歴史を知るには大切な1枚になりえると思う。

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by switch-theme | 2007-02-23 14:07 | J-POP

安藤裕子/shabon songs

モテる女のさりげない強さ
安藤裕子/shabon songs【J-POP】


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2007.2.14
¥2,800(税込)
カッティング・エッジ
CTCR-14515


ここのところ音楽好きの野郎共の中で大変人気の高い女性アーティスト、安藤裕子。そもそも女優やモデルとして活躍していた彼女が、シンガーソング・ライターとしてCDデビューしたのは2003年。それから、コンスタントにリリースを重ね、今作は3rd目のアルバムとなる。女性に人気が高かったため、ファッション誌のモデルとなっていたわけだか“アーティストになる=個性を全面に打ち出す”といった楽曲や言葉を発信し始めてからは、男性陣から注目が高まった。あまり幸福……とはいえない無表情な顔立ち、切なく甘ったるい歌声、そして清潔感あふれるサウンド。彼女のイメージは、そんな感じだろうが、いったい男性からのコアな人気の秘密は何だろう?男性が求める“匂い立つような女らしさ”が、あるんだろうか?勝手な推測だが、それは危うさであり、ほっておけない感だと思った。男の自尊心をくすぐる“俺が支えなきゃ”的な。しかし概してそういう女は“うっとうしい”部類にも入れられがちだが、彼女は肯定的受け止められた。そこには、実は男にはない、いざって時の“女の度胸”が潜まれているからではないか。結局、甘えたい男の人が、彼女の強さに魅了されているだと思う。モテる女のさりげなさを学んだ気がする。

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by switch-theme | 2007-02-05 12:41 | J-POP

鈴木祥子/鈴木祥子

永遠の“小悪魔”あの日の憧れもそのままに……
鈴木祥子/鈴木祥子【J-POP】


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2006.1.25
¥3,000(税込)
ANGEL RECORDS/WONDERGROUND MUSIC
WRCD-33


1988年のデビュー作からしてこの人は何か他の女性アーティストとは違ったものを感じさせた。時はバンド・ブーム。女の子も元気にロック!を奏でていて時代に、ひっそり美しくデビューを飾る。そもそも、ドラマー志望だった彼女は、某コンテストに入賞して、高橋幸宏、鈴木慶一からなる伝説のユニット、ザ・ビートニクスのツアー・サポート・メンバーとして活躍する。プレイヤーを目指していて、特にシンガーソング・ライターになりたかった訳ではなかった。でも、こんな美しい曲を書く人を音楽界が、ほっておくわけが無い。デビュー当時は、いわゆる男性プロデューサーにバックアップされた作品をリリースしていたけど、それでも彼女から感じた独自の引っ掛かりが、その後発表された作品でだんだんと鮮明になっていく。多くの女性アーティストも作詞と歌だけを歌い自己表現を行い、なぜか男手に囲まれた状態だけど、彼女はほとんど作詞を行わず、作曲、アレンジ、そしてついにはすべての楽器を自分で演奏するというアルバムも完成させ、マルチプレイヤーなアーティストになった。それは、女性の感性のみで奏でられる音楽……こんな完璧な音楽世界を繰り広げられるアーティストはいない。男は作り上げた、男が好きな女を知らずに演じている女から感じる、嘘臭さがない。そしてデビューからもう19年。今も彼女が生み出す音楽は誰よりも、だれよりも清々しく美しく潔い女らしさを感じさせる。本当にそう思う。

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by switch-theme | 2007-01-25 10:36 | J-POP

斉藤和義/ゴールデン・デリシャス

ギターをかき鳴らしながら語られる“愛”は格別
斉藤和義/ゴールデン・デリシャス【J-POP】


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1998.12.02
¥3,059(税込)
ファンハウス
FHCF-2445


基本的にラブ・ソングを聴かない私ですが、たまーに歌に出てくるこんな男性が好きってな感じで聴いてしまうラブ・ソングがあります。そんな曲を生み出してくれる中の1人、斉藤和義さん。現在ゼクシィのCMで、優しい歌声を聴かせている彼ですが、彼の名作ラブ・ソングと名高いのが「歌うたいのバラッド」。シンガーソングライターにしかできない、歌うたいの人として、歌い愛を語るのです。音楽好きの人には、ギターをかき鳴らしながら語られる“愛”は格別。そのほかにも「君の顔が好きだ」なんて、そのまんま“キミの顔、姿を見ているだけで、幸せになれる”と、軽快なピアノ・ロックナンバーにのって語るのですよ。そう、彼の歌は歌っているのに語っているように、胸にストレートに響かせてくるのです。今作は、彼の前期の活動の集大成といえるベスト・アルバム。ロックな曲も多いのですが、この2曲は是非に聴いて欲しいものです。なお、先のCMソング「ウエディング・ソング」も1月24日(水)にシングルとして発売予定。コチラも幸せイッパイ。

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by switch-theme | 2007-01-12 11:29 | J-POP

大山百合香/KIND OF BLUE

果てしなく広がる青い空と海のような小さな恋
大山百合香/KIND OF BLUE【J-POP】


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2006.10.18
¥3,059(税込)
Sony Music Associated Records
AICL-1775



MONGOL800の大ヒット曲「小さな恋のうた」。言わずと知れた平成を代表するラヴ・ソングだ。小さな恋が、大きな地球を救う。誰かを大切にすることは、その人の環境も大切にするし、ひいては世界中の美しいものを大切にしていく……また反対に、自分が不幸だとすべての不幸に向かってしまうのも事実。だから、自分を幸せにできない人は、周りの人を含めすべてを幸せにできない。そんなメッセージがこの歌には込められている気がする。バンド・サウンドによるモンパチのこの歌を、優しくピュアな歌声とアコースティックなサウンドで届けてくれたのが、この大山百合香。彼らと同じ沖縄出身(沖永良部島)の彼女の歌は、沖縄の美しい自然を感じながら、ごく当たり前に口ずさんでいたことから始まったらしい。そのせいか、どこまでもどこまでも伸びゆく清らかさを感じさせる。それは、沖縄の果てしなく広がる青い空と海を写し撮ったかのよう。だからこの「小さな恋のうた」が、さらに心の内に優しく響くのです。

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by switch-theme | 2007-01-05 15:00 | J-POP

コクブロ/ALL SINGLES BEST

人が恋しくなる強さと優しさに触れる
コクブロ/ALL SINGLES BEST【J-POP】


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2006.9.27
¥3,300(税込)
ワーナー・ミュージック・ジャパン
WPCL-10368


2005年から年をまたいで、ヒットを記録している「桜」。この曲は、大阪の路上で出会った2人が始めて一緒に制作したという、コブクロの歴史上一番古い曲……もっとも原点の曲だ。“春”は別れの季節。アウトロー作家、ハイネも春は恋の別れの寂しさを詠っている。しかしこの曲は“悲しいことだけではなく、そういった想いを重ねて人を成長させる”と歌う。このテーマは、コブクロの歌全体に共通している。何があっても悲観にくれない、最終的にどんな悲しいことがあっても乗り越えていく勇気を与えてくれるようなサウンド。とても暖かい言葉をかけてくれる。こうなると押し付けがましい感じの人も多いけど、彼らの場合とても自然に、皆が言って欲しいような言葉をかけてくれるんだな、すっと心に届く。今作は、その「桜」を含むデビューから7年に軌跡を詰め込んだ全20曲入りの2枚組みベスト・アルバム。人間の強さと優しさに触れると、ちょっと人いきれに疲れていたり、ひとりでイイやと孤独に慣れたあなたも、人恋しくなりますよ、きっと。

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by switch-theme | 2006-12-29 11:25 | J-POP

大貫妙子/ア・スライス・オブ・ライフ

強く生きる女性のための“愛の歌”
大貫妙子/ア・スライス・オブ・ライフ【J-POP】


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1990.09.21
¥2,854(税込)
ミディ
MDC7-1031


J-POP伝説のバンド、シュガーベイブでの活動を経て、ソロとして活動を始めて今年で30年。大貫さんは、透明感あるささやくようなポップス・ヴォーカルスタイルの日本で作り上げた人。このアルバムは1987年にリリースされた12枚目の作品です。エンディングを飾る楽曲「僕と彼女のソネット」は、フランスのシンガーELSAによる1987年リリースの「T'EN VA PAS」のカバー。原作は、家を出て行く父親に娘が“行かないで”と訴えかける詞ですが、この大貫さんの訳詞によるバージョンは“あなた”から独立して、その存在を超えて歩き始めたことにより離れていってしまった“あなた”に、もう一度“愛”を訴えかる内容になっています。そして、その言葉には、父だけでなく恋人も当てはまるように感じさせます。そもそも大貫さん自身、生み出す音楽の柔らかさと裏腹に、かなりさっぱりとした性格の自立した女性。そんな風に強く生きる女性が“恋”をしたとき、一度は感じたことがあるであろう孤独がこの歌では歌われているのではないのでしょうか。この訳詞のバージョンは、その後多くの女性アーティストにカバーをされました。そこに込められた現代の女性の想いが、多くの女性アーティストも共感を覚えたのだと思います。誰に伝えることもできないような“孤独”を分かち合える、切ない願いのような“恋の歌”です。

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by switch-theme | 2006-12-19 18:42 | J-POP

畠山美由紀/リフレクション

“美しい日本”はこの歌の中にあります
畠山美由紀/リフレクション [CD+DVD] 【J-POP】


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2006.4.5
¥3,000(税込)
rhythm zone
RZCD-45363B


関東方面の方々は“小田急ロマンスカーでの箱根の旅を紹介したCMソングを歌う人”といえば名前は分からなくても、その歌声は頭に浮かんだでしょう。疲れたときにあのCMから流れる歌声を聴くと、フッと癒されるようです。Port of Notesのヴォーカリストとしてデビュー後、2001年からソロ活動を開始した彼女。話題なった品川教会という特殊な場所でのライヴなど独自のスタイルで活動をするミュージシャンである彼女が、2005年11月に行なったその教会でのステージで披露した楽曲を、再びスタジオ・レコーディングし直したものを中心に、永積タカシ(ハナレグミ/SUPER BETTER DOG)作曲/原田郁子(クラムボン)作詞による「愛にメロディ」や堀込泰行(キリンジ)作曲/中納良恵(EGO-WRAPPIN')作詞による新曲なども収録したのが本作です。ピアノやアコースティック・ギターによるシンプルな演奏と、あの癒しの歌声で綴る美しい言葉。心の中にどうしようもないほどの郷愁を感じさせる風景が浮かび上がります。ああ、日本人に生まれて良かった……と素直に思う。どこぞの誰かの“美しい国日本”という発言は、どういう美しさだかよく分かりませんが、この作品を聴くと“美しい日本”があるのだと、心から安心させられるのですよ。

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by switch-theme | 2006-12-11 13:44 | J-POP

Various Artists/ブチアゲ♂トランス5+DVDスペシャル!!

日本の観光名所渋谷のギャルサーのパワーをおすそ分け
Various Artists/ブチアゲ♂トランス5+DVDスペシャル!! [CD+DVD] 【J-POP】


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2006.9.27
¥2,999(税込)
ビクター
VIZP-46


もはや渋谷の観光名物になった、ギャルサー。そういえば、外国人観光客によく一緒に写真を撮られている風景をセンター街で目にします。世界的に有名になってますね。そんなギャルサーのテーマ・ソングといえば、ブチアゲトランス。パラパラやサイバートランスの流れを汲むダンスのためのサウンドとして、生まれたこの音楽の人気コンピレーション・アルバム“ブチアゲ♂トランス”シリーズ。なんと第5弾の登場です。今作は、ギャルサーの間で、大人気ナンバー「オール・ライト・オール・ナイト」「ドゥ・ディド・ダン・シュ・ビ・ダン」など、彼女たち自身の選曲&制作によるノンフィクション超大作。そして第3弾までに登場して、今作で2作振りとなる、まえけんトランスpjもフル参加しています。さらに今作では、まえけん♂トランスpjの新曲及び1stシングルのPV収録したDVD付き。こっそり、パラパラを踊ってみたかった人は、これを見ながらぜひどうぞ!おまけですが、各都市を代表するギャルサーを紹介するギャルサー図鑑も付いてます。うあわっ!

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by switch-theme | 2006-12-04 11:53 | J-POP




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