MUSIC [THEME REVIEW]

1910 Fruitgum Company/1910フルーツガム・カンパニー・ベスト

昔からみんな、音楽はこうやって楽しんだんだよ!
1910 Fruitgum Company/1910フルーツガム・カンパニー・ベスト【POP/ROCK】


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1998.6.24
¥2,243(税込)
ブッダ
BVCM-2606


“バブルガム・ミュージック”などと、少し軽んじられた名でくくられる音楽がある。主に1960年代後半ごろ、アーティストは作詞・作曲などの楽曲制作をせず、曲は短く2分ちょい、子供も気軽に口ずさめるポップなビートとメロディを奏でるサウンド。その代表としても知られるのが、1968年にデビューしたこの1910 Fruitgum Companyだ。たった2年の活動の間に5枚のアルバムをリリース。多作の理由は先ほど書いたとおり、彼らが楽曲製作などに参加していないからであろう。しかし考えてもみて欲しい。音楽を聴くことに、ミュージシャンの意図というのはどれだけ大切なんだろうか? 特にこの時代はみんな最初はラジオで音楽を耳にしていたと思う。そこから流れてくる音楽が自分を楽しくさせてくれるなら、別にミュージシャンがどうであれ関係なんかない。要は、その曲にそれだけ人をひきつける魅力があればいいのだ。そうやって人気を博したのが、彼らである。最初のヒット曲「bubble gum world」なんて、日本では『サザエさん』のエンディング・テーマの元歌になったくらいのメジャーさ。聴いたら、あまりの馴染みの良さに感涙を受けるだろう。そして作品をリリースするたびに、スタッフ陣もクオリティを上げて作り込まれたサウンドは、高度なソフト・ロックへと変貌を遂げていく。今作は、そんな彼らのベスト盤。その短くも太い煌びやかな成長の過程も、聴いていて飽きさせない。そもそも音楽は“音を楽しむ”もの。楽しみはもちろん人それぞれだが、音楽を聴いてHAPPY♪な気分になりたい人は、彼らの音楽を聴いて欲しい。みな昔からそうやってこの音楽を聴いていたのだから。

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by switch-theme | 2006-08-29 14:31 | POP/ROCK






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