MUSIC [THEME REVIEW]

Astor Piazzolla/Piazzola: Complete Guitar Music / Mela

現代のタンゴ・シーンを作り上げた革命化のギター・サウンド
Astor Piazzolla (1921 - 1992)/Piazzola: Complete Guitar Music / Mela 【CLASSICAL】


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2006.5.10
¥2,008(税込)
stradivarius
STR33715


“タンゴの破壊者”から“タンゴの革命家”へ。その肩書きが豹変する波乱の人生を送ったAstor Piazzolla。アルゼンチンで生まれ、ニューヨークで育ち、その後本国に戻った彼は、元来踊りの伴奏として存在していたタンゴという音楽に、ジャズ、クラシックなどの理論を取り入れた作品を発表し始めました。しかし、タンゴ・ファンからの弾圧を受け、フランス渡り再び音楽理論を学びます。その後、帰国してブエノスアイレス八重奏団、バンドネオン、ヴァイオリン、ピアノ、コントラバス、エレキギターからなる五重奏団を結成。この形態で作品を発表し続け、大きな賛辞を受け続けました。今作はそんな彼が60歳を過ぎたころに作曲したと言われる、彼にとっては非常に珍しいギターのためのオリジナル作品です。タンゴをベースにした強いビートとクラシックの要素を盛り込んだ厳密なサウンド作り、そしてセンチメンタルなメロディ・ライン。激しくも切ない、現在のタンゴ・ミュージックを感じるマストな1枚です。

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by switch-theme | 2006-07-19 00:00 | CLASSIC




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