MUSIC [THEME REVIEW]

今もグラブで人気のブルーノート初女性ボーカリスト

Marlena Shaw/フー・イズ・ジス・ビッチ・エニウェイ 【WORLD/JAZZ】

今もグラブで人気のブルーノート初女性ボーカリスト_b0080062_14292964.jpg

2006.2.22
¥1,500(税込)
ブルーノート
TOCJ-6701


録音から30年以上も経った今日も、DJなどから絶大なる人気を誇る音源としても有名な今作。クラブのボーカリストだった彼女は、1972年に女性歌手として初めてブルーノート・レコードと契約する。またそのころ、サミー・デイビスJr.とのツアーを数多く行っていた。そんな経験を持つだけに、その歌声は時にハスッパであり、アーシーあり、また湿度たっぷりだったりと実に味わいが深い。本物のボーカリストとは、こういう人を言うのだと思う。また、日本ではCMソングを歌ったり、フィージョン・グループT-SQUAREのアルバムにゲスト・ボーカルとして参加していて、彼女の歌声はさり気に耳にしている人も多いだろう。現在も世界中でライブを行いその歌声を聴かせ、第一線で活躍する彼女のデビュー当時のこの音源は、女性ジャズ・ボーカルを知る上でのマストな1枚。余談だが、サザンオールスターズの「いとしのエリー」は、このアルバム収録の「ユー・トート・ミー・ハウ・トゥ・スピーク・イン・ラヴ」からインスパイされて作られたと言われる。

buy now
by switch-theme | 2006-07-03 00:05 | JAZZ/WORLD




ページの上へ