music

<   2006年 12月 ( 1 )   > この月の画像一覧

聴いておきたいディスク6枚 '06.Dec

福山雅治『5年モノ』

聴いておきたいディスク6枚 \'06.Dec_b0071696_11172830.jpg5年半ぶりのアルバムだから『5年モノ』。この人を食ったタイトルがいかにも福山らしい。名目上は9作目のオリジナルアルバムだが、これはいわゆるベストアルバムでしょう(ただしここ5年限定の)。前回のツアーで披露した2曲を除いた残り12曲は、すべて何らかのタイアップが付いたシングル(カップリング)曲である。が、こうして一枚通して聴いていくと、その一曲一曲に込められた想いの深さをあらためて思い知らされる。そして、音楽的実験心をポップミュージックという器の中で満たしつつ、しかも確実にヒットに結びつけることのできるアーティストは、実はそういない。(菅原 豪)
UUCH-1070(通常盤)/ユニバーサル ¥3,000(tax in) 12/6発売






永山尚太『ぼくのうた』


聴いておきたいディスク6枚 \'06.Dec_b0071696_11174537.jpg演歌色の強いテイチクが創業71年目に立ち上げた新レーベル「タクミノート」からリリースされたこのアルバムは、遅咲きの美声シンガー永山尚太のデビュー作となる。BEGINの上地等の全面的なバックアップからもわかるように沖縄生まれ。しかし、ボーナストラックを除く7曲には、さほど沖縄音階やウチナーグチは登場しない。それでも彼の声を聴くと澄んだ海や高い空が思い浮かぶのは、一度離れてから戻った者が持つ島への深い愛情からか。そんな彼の人柄がしのばれるのが、全国津々浦々まで行く出前ライブ。http://www.teichiku.co.jp/artist/nagayama/から、尚太を呼ぼう。(東屋雅美)
TECG-20003/タクミノート ¥2,000(tax in) 12/6発売






空気公団『おくりもの』

聴いておきたいディスク6枚 \'06.Dec_b0071696_111856.jpg2005年からスタートした第二期空気公団。今年に入り新メンバー窪田(鍵盤担当)が加わり、山崎、戸川、窪田の三人体制となって最初のリリースが本作。バンド名が想起させるイメージどおりの澄んだ歌声と音像、からだが自然と軽くなるような抜けのいいメロディなど、基本的な部分では第一期から引き継がれつつ、すべての面でクオリティを底上げしたような「強さ」を身につけた、ニュースタンダード(新基準)と謳っているのも頷ける傑作。青木むすびによるアートワークも彼らの世界観を見事に表現している。この作品が導火線となり、2007年はさらなる活動の活性化に期待。(菅原 豪)
BNCL-28/バッドニュース ¥1,800(tax in) 12/20発売






曽我部恵一『ラブシティ』

聴いておきたいディスク6枚 \'06.Dec_b0071696_11182455.jpg先頃限定リリースした弾き語りライブアルバム『東京コンサート』も素晴らしかった曽我部恵一の、こちらは純粋な新作。ここ数作は「曽我部恵一バンド」のあまりの充実ぶりに、作品自体もバンド感みなぎる熱いものが続いていたが、本作はサニーデイ・サービス後期を思い起こさせるスイートでソウルフル、メロウでカラフルなポップ・アルバムに。「そうそう、これを待ってたんだよ!」というファンも多いはず。ソングライティングも相変わらず冴え渡っており、そのキャリアにおいてひとつの黄金期を迎えていることがはっきりと伝わってくる。「東京 2006冬」は地方出身者必聴の名曲。(菅原 豪)
ROSE45/ROSE RECORDS ¥2,500(tax in) 12/22発売






2パック『パックズ・ライフ』

聴いておきたいディスク6枚 \'06.Dec_b0071696_11184682.jpg2PACを聴いていなかった自分にとって、没後10年経って出される“新作”はあまり興味を惹くものではない。このアルバムもHipHopにありがちな冒涜としかいいようのないリミックスと豪華競演陣で仕立て上げられた、よくある“新作”とタカを括っていた。が、その内容は全く違っていた。例えようのない不在感を豪華競演陣はありあまる程の“リスペクト”で補い、満たしている。スヌープやT.I.、ボンサグetc。誰もが2PACが何者だったかを理解し、果たしえなかった昔日の思いを抱いてこのアルバムに参加している。生前には決して出しえない名盤は、HipHopだからこそ生まれえるのだ。(青木雄介)
UICS-1130/ユニバーサル ¥2,548(tax in) 12/20発売






マウンテン・ゴーツ『ゲット・ロンリー』

聴いておきたいディスク6枚 \'06.Dec_b0071696_1119280.jpg米ローリング・ストーン誌が「今世紀のベスト・ソングライター」と、ニューヨーカー誌は「アメリカが誇るヒップホップ以外のベスト・リリシスト」と絶賛するシンガーソングライター ジョン・ダーニエルによるユニット。91年から活動を続けていて本作が10作目というから、既に相当なキャリアを積んだシンガーといえる。基本的に宅録/ローファイ畑のミュージシャンで、アコギを基調としたシンプルな演奏に、ヨレヨレの、しかし妙に心を捉えて離さないエモーショナルなボーカルが乗る。ダニエル・ジョンストンやウィル・オールダムなど一癖あるシンガー好きには堪らない一枚。(菅原 豪)
WPCB-10010/ワーナーミュージック ¥2,180(tax in) 12/6発売
by switch-music | 2006-12-19 00:00




ページの上へ