なんとか旅行に行きたいと企んだお金のないイヌくんとゾウくん。
イヌくんの画期的な思いつきで、とりあえず旅に出ることになった。


イ　ヌ　「うまいこといったでえ」
ゾ　ウ　「これならタダだね」
イ　ヌ　「タダやでえ！もぐりこんだでえ！」
ゾ　ウ　「どこ行くの？」
イ　ヌ　「それは分からん！」
ゾ　ウ　「・・・・」
イ　ヌ　「闇鍋みたいもんやと思ってや。」
ゾ　ウ　「・・・・」
イ　ヌ　「闇旅やな。スリリングやな」
ゾ　ウ　「・・・・」
イ　ヌ　「なんやねん！文句あるんかい！そしたらおまえは小池を探しに行け！」


イ　ヌ　「あ！みつかった！」


イ　ヌ　「いたたたたたたたた！！あかんあかん！顔つぶれてる！」


ゾ　ウ　「いたたたたたた！ごめんなさい！ごめんなさい！」


イ　ヌ　「・・・・・・着いたでえ・・・」
ゾ　ウ　「・・・いたいよう・・」

ピエロ　「ずいぶん田舎に来たねえ」
サ　ル　「のどかねえ。いいわねえ。気持ちがすーっとほぐれていくみたいだわあ」
ピエロ　「空気もよくて気持ちがいいねー」
サ　ル　「のんびりお散歩しましょうよ」
ライオン「おさんぽ」
サ　ル　「イヌくんとゾウくんにも見せてあげたいわねえ」
ピエロ　「今頃どうしてるかねえ」

一方その頃・・・・


ゾ　ウ　「退院おめでとう」
イ　ヌ　「ありがとう」
ゾ　ウ　「いたかった？」
イ　ヌ　「あのイヌめぇ。もうちょっとで飲み込まれるとこやったわ」
ゾ　ウ　「あと一歩だった」
イ　ヌ　「ジャーキー持ってきたらわし、ぺっ！て出されたんやろ？」
ゾ　ウ　「うん。ペッ！って出してジャーキーをがぶっ！」
イ　ヌ　「命拾いしたなあ。ところでみんなは？」
ゾ　ウ　「旅行行った」
イ　ヌ　「薄情やなあ！どこ行ったん？」
ゾ　ウ　「なんか、会津の方だって」
イ　ヌ　「ええなあ！わしらも旅行いこか？退院祝いや！」
ゾ　ウ　「お金ないよ」
イ　ヌ　「わしも無いわ。ああ、くそー！旅行したい！」

一方その頃・・・・


ピエロ　「あはははは」
サ　ル　「あはははは」
ライオン「あはははは」


ピエロ　「あはははは」
サ　ル　「あはははは」

一方その頃・・・


イ　ヌ　「見つけたら２００万やて」
ゾ　ウ　「・・・こいけ」

会津を満喫するピエロたち。
一方イヌくんとゾウくんは、なんとか旅行に行くべく作戦を練るのであった。