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触れておきたい展覧会2本 '07.Jan

チェコ絵本とアニメーションの世界展

触れておきたい展覧会2本 \'07.Jan_b0071700_18423089.jpgチェコ絵本とアニメーションの世界展@目黒区美術館/2/10〜4/8
www.mmat.jp

日本のアニメーション作家にも影響を与えているチェコのアニメーション。民話の素朴さや、チェコ・アヴァンギャルドの芸術性もブレンドされた独特の表現は、大人にとっても魅力的。アニメ先進国のチェコでは、絵本の制作にもアニメーションが大きな影響を与え、人形アニメーション映画のパイオニアである巨匠イジー・トゥルンカは、国際アンデルセン賞画家賞も受賞する絵本作家としても知られている。展覧会では、ヨゼフ・チャペクやラダなど草創期の作家から、近年注目を集める新鋭の作家まで、チェコを代表する28名を紹介。貴重な原画や制作資料、絵本など250点が出品され、アニメーション制作とからめながらチェコの絵本史をたどれる。日本未公開だったアニメメーション映画の上映会もあるし、絵本、グッズも揃うのでチェコ・アニメ好きは要チェック。(宮村周子)




ゼラチンシルバーセッション

触れておきたい展覧会2本 \'07.Jan_b0071700_18395617.jpgゼラチンシルバーセッション@青山ブックセンター本店内・ギャラリー/開催中(1/31まで)
www.aoyamabc.co.jp

昨年秋に開催された「ゼラチンシルバーセッション」がABC青山本店に場所を変え、それぞれの新作もまじえて展示される。このセッションでは、4人の写真家(瀧本幹也/平間至/広川泰士/藤井保)がお互いの撮影したネガを交換し合い、それぞれの感性で解釈してプリントする。現在、「銀塩写真」と呼ばれる歴史あるアナログ写真の市場は、カメラのデジタル化の進展によりその市場規模が急速に縮小しており、銀塩写真の独特の風合いや暗室作業の過程を楽しむことを一般の人々に広く知ってもらうことが、結果として銀塩写真技術や機材、感材等を守っていくことに繋がる、という写真家達の想いからこのプロジェクトは企画された。このセッションの記録として出版された限定500部のカタログ(写真)を手がけたアートディレクター森本千絵を迎えてのトークイベント(1/24)も行われる。(猪野 辰)
by switch-art | 2007-01-19 00:00




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