art

触れておきたい展覧会2本 '06.Apr

ジム・ランビー『P.I.L.』展

触れておきたい展覧会2本 \'06.Apr_b0071700_19433057.jpgジム・ランビー『P.I.L.』展@ミヅマアートギャラリー&ミヅマ・アクション
開催中(5/13まで) tel. 03-3793-7931 http://mizuma-art.co.jp/

もともとポップ・アート発祥の地であるイギリス出身で、今世界的に注目を集める次世代ポップ・アーティストと言えばジム・ランビーだ。1964年グラスゴー生まれの彼は、1990年代後半から頭角を現し、昨年は「ターナープライズ2005」にノミネートされて話題となった人物。日常の素材を使い、音楽などのポップ・カルチャーを引用した幾何学的でサイケデリックなインスタレーションが人気を呼んでいる。DJやバンド活動も行い、旧友であるプライマル・スクリームのアルバム・ジャケットを手がけるなど音楽シーンとは関係が深い。日本での初個展で見せるテープを使った展示については、「ジャズで言うなら床のビニールテープがベースラインを奏でるベースとドラムで、その上に配置される作品はギターやヴォーカルのようなもの」とのこと。現地制作される新作も期待大!(宮村周子)




ヴィム&ドナータ・ヴェンダース写真展

触れておきたい展覧会2本 \'06.Apr_b0071700_19433861.jpgヴィム&ドナータ・ヴェンダース写真展『Journey to Onomichi〜尾道への旅』@表参道ヒルズ地下3階「O(オー)」/4/29-5/7 http://wenders.jp/

『パリ、テキサス』以来、約20年ぶりにサム・シェパードとのコンビで製作された最新作『アメリカ、家族のいる風景』も話題のヴィム・ヴェンダース。映画監督としてだけでなく、写真家としても高い評価を得ているヴィムと、その彼に認められ、写真家としての才能を開花させた妻ドナータ・ヴェンダース。本国ドイツで出版された『アメリカ、家族のいる風景』のスチール写真集でも、ドナータが撮影した写真が多数使用されていたことは記憶にあたらしい。そして、本写真展では、ヴェンダース夫妻が昨年秋に来日し、尾道、直島、鞆の浦を旅しながら、美しい日本の風景を撮り収めた写真の数々を公開する。かつ、てヴィム・ヴェンダースは映画『東京画』で日本を舞台としているけれど、今回ヴェンダース夫妻が切り取った日本の風景は、どんな佇まいをしているのだろうか。(猪野 辰)
by switch-art | 2006-04-18 19:45




ページの上へ