ボクたちは、インド・スパイス料理が好きです。その風味は目が覚めるように刺激的で、すっと肩の力が抜けてしまうほど優しい。その世界は果てしなく幅広くて、どこまで掘っても掘り切れないほど奥深い。媚薬のような常習性と本当の薬のような体を良くする効能とを併せ持っています。そんなインド・スパイス料理の魅力をずっと探求し続けていきたいと思ってユニットを結成しました。
スパイスを習慣的に摂取することのない日本で、その普及には大きな壁が立ちはだかっています。
「日本人にインドの食文化がわかるのか?」 「インド人に日本人の味覚が理解できるのか?」
この永遠に解けなさそうな難問に答えを出さない限り、日本人がスパイスを日常食に取り入れる日は来ないのかもしれません。日本とインドを色んな意味で自在に行き来できるこのユニットなら、新しい糸口の発見や、今まで誰も思いつかなかったアプローチができるかもしれません。
なぁんて難しいことを書きましたが、ま、楽しみながら様々なアウトプットをしていきたいと思います。

男性4人組の日印混合料理ユニット。写真右から、野口慎一郎(
インドアメリカン貿易3代目)、メタ・バラッツ(
アナンコーポレーション3代目)、ナイル善己(
ナイルレストラン3代目)、水野仁輔(
東京カリ~番長調理主任)の4人。スパイス界のサラブレッド集団として、インドを軸にしたスパイス料理の探究と普及に取り組んでいきます。応援よろしくお願いします! (プロフィール撮影:宗田育子)