スペインで再び朝を迎えた僕らは、ビルバオの空港からベルギーはブリュセルへ2時間の旅。余談ですがスペイン語でブリュッセルって、Buruselasって書くのね。
ブリュッセルの空港でChristian Prommerに偶然再会してビックリ。彼らも同じ日に違う街(次の日に僕らが行く街)でテクノ系のフェスに出演するそう。その空港から車で1時間半。車に乗った瞬間寝ちゃって、気がついたら森の中の綺麗なホテルの前にいた。この自然の中にある街Dourで行われているDour Festival、予想以上の規模だったよ。ステージは6つ。うち4つがテント。ほとんどが同じ大きさで、昼間はロック、日が暮れるとDJも含めクラブ系の音が中心となる。
ぼくらの出演は夜中の1時からだったのだが、その同じ時間帯にDJ Krushさんが違うステージで2時間のパフォーマンスをしていたし、さらに違うステージではフランスのKitsuneがDJ。見たかったなー。DJ Krushさんの直前にHerbaliserのライブをやっていた。Herbaliserといえば僕が高校の終わりか大学のはじめくらいにNinjaTuneからデビューしたトリップホップ系のDJプロジェクトだった。その名前をライブセットとして目にするとは思ってなかったわ。ライブもかっこ良かった。エレクトロニックなファンクだね。ちなみに前日にはRoni Sizeのライブもあったみたい。見たかった。
僕らのライブの時間になり、出演するテントにわらわらと人が集まってくる。なんだかとてもゆったりとした、しかし熱い空気が流れている。このフェスの特徴かもしれないな。ゆったりとした狂気。ライブが始まってもその熱さは高まる一方。LowLife〜Pluto〜SAHARAという流れでじっくりと、しかし確実にテンションが上がって行く。
なんだかとても気持ちのいいライブだった。終演後そのままジャイルスにバトンタッチ。お客さんも気持ち良さそうだ。この日はジャイルスのセットに、2BO4のロブもMCで参加。最後まで聞きたかったが、次の日が早いため泣く泣くホテルへ。
それにしても世界には知らないフェスがまだまだあるもんだ。このDoursフェス、ラインアップも個性的だし、場所もいいところだし、おすすめです。