border="0">

飲みたおし東北4・盛岡編(香醤・光原社・南部ビストロうんめのす)

c0047897_17562355.jpg
遠野から、JRはまゆり4号で盛岡へ。1時間半くらい。
盛岡駅は大きくて都会的。
c0047897_17425048.jpg
レッスンメンバーYちゃん(旦那様が盛岡出身)のおすすめで、タクシーで10分ほどの香醤へ。
c0047897_17431856.jpg
目が慣れないと真っ暗に見えるほど暗い店内。
c0047897_17431041.jpg
お品書きを見ても想像がつかず。
c0047897_17432797.jpg
銀河高原ビールあり。山盛りの卵を見ながら乾杯。
c0047897_17433386.jpg
トントン音がすると思ったら、きゅうりを刻んでいたのね。
麺はゆでたて熱々、コシのないつるんと平たく優しい麺。
肉味噌には黒ごまがたっぷりでコンクリート色。
おろし生姜もたっぷりついていて、ここに酢、ラー油、おろしにんにくなどを加え一気に混ぜていただきます。

c0047897_17433719.jpg
香味野菜が効いて意外にパンチあり。うまい。
c0047897_17434118.jpg
食べ終わるとちーたんたん(って何)を注文。
肉味噌やきゅうりがわずかに残る皿に生卵を割り入れてほぐし、
麺のゆで汁を注げばこのとおり。あ、ちーたんのたんは湯、ね。
知らなかったこんな食べ方。おなかがあったまって幸せ。

c0047897_18070779.jpg
盛岡はほんと都会。新宿の飲屋街と変わらない。

c0047897_18083244.jpg
かいてもすぐ積もるからか、大きな道も雪かきしてない。鹿。
c0047897_18122993.jpg
宮沢賢治ゆかりの光原社へ向かう途中、開運橋から絵のような岩手山。
流れているのは北上川。瞬時に啄木が乗り移って一句。

c0047897_17441584.jpg
アイスバーンをよちよち歩いて、つきました。
宮沢賢治が生前に刊行した童話集「注文の多い料理店」を出版したのがここ、光原社。
今でこそ日本の童話文学の傑作とされているけど、当時はまったく話題にもならなかったとか。
(行く前に読み返して、かなりぶっとんだお話だったのでびっくり)
c0047897_17450168.jpg
c0047897_17444758.jpg
現在は、民藝風の品を扱うギャラリーとなっています。器、買っちゃった。
2階にはfogのリネンや、ジュエリー、スカーフ、洋服、
キリムなどインテリア雑貨もあり、ほっこり系セレクトショップという感じ。

c0047897_17463453.jpg
中庭にあるカフェ、可否館。
c0047897_17464255.jpg
レトロで落ち着きます。店員さんの雰囲気が皆似ていて、美人ぞろい。
c0047897_17475225.jpg
くるみクッキーのお味はふつう。
c0047897_17473795.jpg
トイレは川べり。
c0047897_17465095.jpg
ふむう。

それほど大きくないお店ながら見るべきものがたくさんで、ゆったりと時間をすごせました。
c0047897_17480269.jpg
店を出てすぐの道沿いには賢治像が!
すかさず寄り添うホステス体質。満更でもなさそうな賢治。

盛岡駅まで歩いても割とすぐ。
フェザンという大きな駅ビル1階の、おでんせ館というお土産横町が大規模。

早めの夕食どこで食べようかと悩みましたが、何しろ足元は雪。
不案内な町をさまよってもねえ・・・と駅ビル内をぶらぶらしていると、おっ。
c0047897_17481612.jpg
なんだこりゃ。まばゆい日本酒のショーケース。
「南部ビストロうんめのす」ですって。ビストロ?

とりあえず座って、あと数時間の計画を練るっぺ、んだんだ、とお酒を注文。
c0047897_17494084.jpg
昨日から旅を支えてくれている缶入り「雪っこ」の酔仙酒造のお酒があるね。
ふっくらと米の香りと甘み、穏やかな吟醸香、綺麗な酸。まとまりがある、これ好き。
c0047897_17492913.jpg
どこがビストロなのかわからぬまま、岩手は魚もんめーっぺ? とお刺身を。
c0047897_17495245.jpg
油目(アイナメのことですね)とソイ。鮮度も味も良い。勢いがつきました。
c0047897_17500799.jpg
名前のとおり、がっしりしてたな鬼剣舞。男酒って感じ。平井は淡白な男。
c0047897_17495909.jpg
c0047897_17503582.jpg
c0047897_17505549.jpg
秋田にまで手をのばす。ゆきの美人はうまいねえ。
まさに秋田美女を思わせる、芯はありつつやわらかで美しい酒。
c0047897_17505018.jpg
雅香チーズとか。
c0047897_17505952.jpg
ユキノヤマトは甘くないカルピス。
c0047897_17510518.jpg
c0047897_17511320.jpg
新政No.6のエッセンス!
c0047897_17512735.jpg
辛口っていうけど、それほど辛くもない。そもそも日本酒の辛口目安がわからん、と語り合う。
c0047897_17514007.jpg
牛カツまで食べてますけど。コロッケやれんこんはさみ揚げも写真に写ってた。どんだけ。
c0047897_17515469.jpg
気がつけば2時間半が経っておりました・・・カッパに化かされたようだ。
と、締めに河童の盗み酒。甘め。

たかが駅ビルと侮るなかれ、結果とてもいい選択でした。
新幹線の時間まで焦らずどっぷり飲めるし、おいしかったお酒や珍味も近くのお土産店で買えるし。

c0047897_17520699.jpg
ホームにもどぶろくが売ってましたよ。岩手万歳!

1泊2日でしたが、思ったよりも近かった東北。
雪景色、温泉、美酒と好きなものが勢揃い。なんだかわたしに合ってるみたい。またすぐ行きたいものです。

以下、お土産帖。
c0047897_17521901.jpg
遠野の素朴なお菓子たち。明けがらすは、落雁とお餅の中間くらいの食べ物で遠野名産のくるみが入ったもの。
なんばんとついた漬物は、唐辛子がぴりっと効いています。
c0047897_17522697.jpg
お酒は少し。またとおの屋のどぶろくも取り寄せよう。
c0047897_17524725.jpg
光原社で買ったのは、愛媛の砥部で修業した作家の白磁茶碗。
形は砥部焼にそっくりだけど、ずっと軽くて繊細。
c0047897_17525907.jpg
キリムのクッションカバー、こういう褪せたような色の探してました。

50歳になると、JR大人の休日倶楽部に入れるらしい。東北北陸4日間乗り放題15,000円らしい。
あと数年…それを楽しみに、がんばって働こうっと。



# by snuko | 2018-02-25 22:19 | 2018.2 岩手旅行 | Comments(0)

飲みたおし東北3・遠野編(カッパ淵)

とおの屋 要を後にして、せっかくなので観光地をめざします。
「カッパ淵あたり〜」というだけでタクシーの運転手さんが連れて行ってくれました。

車で進むはカッパロード。
真っ白な雪原が山で囲まれているのですが、早池峰(はやちね)山は霞んで見えず。
c0047897_17195136.jpg
車窓から見える細い杭?みたいのは、ビールをつくるホップの棚なのだそう。
c0047897_17214539.jpg
そういえば、昨日お風呂上がりにのんだ。
ホップの香りがひときわ強かったような(なんていいかげん)
c0047897_17170626.jpg
常堅寺。カッパ淵はこの境内にあります。
c0047897_17172346.jpg
c0047897_17173740.jpg
素朴な仁王様。
c0047897_17261815.jpg
カッパ狛犬発見!
c0047897_17280289.jpg
頭が平らでお皿っぽくなっている狛犬。寒いねえ〜〜。
c0047897_17284755.jpg
お堂のなかのお地蔵さまは晴れやかな衣装。

c0047897_17305178.jpg
c0047897_17314582.jpg
c0047897_17313052.jpg
ここが、カッパが釣れるという…!
c0047897_17312154.jpg
そうなんだ。お詫びに来たのに歯を出して笑ったってほんと?
c0047897_17311111.jpg
木彫りのカッパとツーショット。寒くて気持ちがいい場所。
また夏に、きゅうりを持ってカッパに会いにきたい。
c0047897_17341090.jpg
昨夜飲み残した濁り酒を冷やしておいたら、運転手さん苦笑い。アルコール臭が充満する車内。

c0047897_17365120.jpg
遠野駅前の「旅の蔵 遠野」でカッパプレイを楽しみ、お土産を買って、盛岡行き列車に乗り込みました。
c0047897_17370436.jpg
c0047897_17372093.jpg




# by snuko | 2018-02-25 22:09 | 2018.2 岩手旅行 | Comments(0)

飲みたおし東北2・遠野編(とおの屋 要)

c0047897_17124549.jpg
今回の旅のデスティネーション「とおの屋 要(よう)」
去年初めてのんで印象的だったどぶろくを作っている方が、ひとりでやっているオーベルジュ。
カテゴライズできない独特の料理と酒・・・
という評判だったので、あえて前情報は集めずにここまで。
c0047897_17252013.jpg
庵といいたい風情のエントランス。

玄関を入って左が食堂、右が居室棟。
c0047897_17270646.jpg
あら、すてき。
和室・洋室各1に、檜のお風呂・洗面は共同、トイレがふたつ。
c0047897_17312570.jpg
洗面所。アメニティはAVEDA。基礎化粧品、シャンプー類持って行かなくて大丈夫。歯ブラシもあり。
c0047897_17313433.jpg
使い込まれた感じのいい作家ものの家具。
c0047897_17314173.jpg
c0047897_17321362.jpg
オーディオはB&O。
c0047897_17315255.jpg
c0047897_17383217.jpg
c0047897_17315655.jpg
建物は築120年以上にもなる南部建築の米蔵を移築したもの。
2階リビングはダイニングから吹き抜けになっていて、心地いい音楽が流れています。

毎時間、壁の時計がボーンボーンと鳴るのです。
1日1組限定のお宿なので、ここ全部貸し切りの贅沢。晩ごはんも好きな時間から。

c0047897_17463150.jpg
各自お風呂に入ったり、仕事を片付けたりの後、
お待ちかねの晩ごはん。うしし。
c0047897_17404698.jpg
洗面所のハラーシステムから、選べる浴衣に着替えて。


c0047897_15595580.jpg
ワインもどぶろくも飲みたいとお願いしたら、ペアリングで出してくださることに。
コクと厚みのある、ピエモンテのエツィオ・チェルッティーのリ・フォル(スパークリングワイン)でまずは乾杯。
c0047897_17533223.jpg
はじめのお皿。19ヶ月熟成の自家製生ハム、羊のサラミ、温かいお豆。
c0047897_17534266.jpg
じゃがいもそっくりのマッシュポテト(お味噌?奥深い味つけ)の中に自家製クリームチーズがっっっ
c0047897_17535804.jpg
c0047897_17541845.jpg
しいたけの卵とじにパン粉をつけて揚げ、あんかけに。
しいたけの香りと味の濃さ。
c0047897_17543221.jpg
フリウリの濃いめ白。ラ・カステッラーダのビアンコ。は〜うま。
c0047897_17551780.jpg
c0047897_17552492.jpg
香ばし焼きカブに、牡蠣そぼろと名物三升漬け。
c0047897_17554096.jpg
三陸の海藻、まつもの酢の物。しゃきしゃき食感にまろやかな酢加減。
c0047897_17560397.jpg
温かい牡蠣出汁の葛きり。
c0047897_18070179.jpg
c0047897_18064852.jpg
大根葉炒め、佃煮、干し大根入りのどぶろく粕汁のようなもの。深いうまみ。
c0047897_18071285.jpg
自家製どぶろく! 無農薬で栽培する「遠野1号」で醸されています。
c0047897_18244835.jpg
関西のものとはまた違う、若々しい軽やかな熟れ鮨。
c0047897_18250881.jpg
どぶろくは仕込み違いで、どろりと重めでキレがあるもの、ムースのように軽やかなもの。
甘ったるさは皆無でシュッとしています。
初めてのんだときの衝撃ときたら、これなら和のつまみだけじゃなくて洋モノやエスニックにも合う!と。
現地でいただくと一層すばらしい。 只今発酵中のフレッシュ感。

c0047897_18252017.jpg
鶏肉をどぶろくや醤油でじっくり漬け込んだ焼き物。柚子の風味も。
c0047897_18253325.jpg
肉料理に合わせて、ボジョレーのユンヌ・トランシュ。尖ったところのないやわらかい赤。
c0047897_18255878.jpg
鹿肉の麻婆豆腐に米で漬けた大根の白キムチ。なんて清らかな麻婆なんだ…。

c0047897_16003108.jpg
グリル白菜にウサギのラグー。
c0047897_18262463.jpg
からすみ茶漬け。これまた出汁が香り高く清らか。どぶろくと交互に。
c0047897_18263510.jpg
デザート、ボケていますが。ねっとりした自家製生麩を香ばしく焼き、クルミと砂糖を振ったもの。
c0047897_18264807.jpg
ピエモンテ、トリンケーロのビアンコが柚子香る生麩にぴったり。
c0047897_18270250.jpg
お薄でしめ。
ワインはハーフでもOKなので、それぞれのペースでよく飲み、よく食べました。

c0047897_18271002.jpg
食後はリビングで翌日の作戦会議…? ぜんぜん覚えておりません。
きっとすぐ寝たんだな。

c0047897_16185137.jpg
小雪舞う朝。すでにお腹がすいてます。発酵パワーすごい。
c0047897_16163464.jpg
ほどよく脂ののったぼらの漬け焼き、蕪っ葉炒め、大根のだし煮。
遠野1号のお粥、自家製もろみと叩き梅。
もろみがおいしすぎてお粥が進み、おかわり。

c0047897_16164564.jpg
醤油の上澄みで味つけされた沢煮椀のようなお清し。

大満足。
c0047897_16171803.jpg
出発まで、リビングでゆっくり。

料理とお酒のすばらしさはもちろん、
インテリア、料理の器などすべてにセンスが行き届いていて、
一朝一夕に揃えられるものでもないよなー と、店主の佐々木要太郎さんにインタビュー。
インテリアデザイナーになりたかったので、若い頃からコツコツと家具調度品を集めてきたこと。
スペインの有名レストランで自家製どぶろくが採用され、はるばる行って食べてみたけれど、その料理はしっくりこなかったこと。
大地から生えてくるような、自然で豊かな料理を提供していきたいと思っていること。
c0047897_17115796.jpg
c0047897_17120705.jpg
これはダイニングにあるトイレの一角と照明。

どぶろくもこのお宿も、たゆまない積み重ねが形になったものなんだなあ。
まことに背筋ののびるようなお宿でした。
今回伺えて本当によかった。


# by snuko | 2018-02-25 22:05 | 2018.2 岩手旅行 | Comments(0)


料理家スヌ子こと稲葉ゆきえです。東京日本橋で「スヌ子のお料理レッスン」を主宰。◎Instagram:snuko178 ◎mail:snuko★kiwi-lab.com(★を@に変えてお送りください) ♪レシピエッセイ新書『夜ふけのおつまみ』発売中♪ 


by snuko

プロフィールを見る
画像一覧

お知らせ&必読リンク

ライフログ

以前の記事

2018年 07月
2018年 05月
2018年 04月
more...

カテゴリ

全体
●お料理レッスン
●works
●お肉レシピ
●魚介レシピ
●野菜レシピ
●人類は麺類
●ごはんもの
●カフェふうワンプレート
●おつまみ小皿
●スープ・汁物
●ほかほかお鍋
●献立いろいろ
●市販品+α
●お江戸日本橋の味
●いいものみっけ
●デザート・オヤツ
●お酒さまさま
●ランチレポート
●うきうき外食
●OH!弁当
●ケータリング・パーティ
●KIWIのお知らせ・イベントルポ
●暮らしあれこれ
●おいしいお取り寄せ
こんにちはスヌ子です
2013.1 台北旅行
2014.2 バンコク旅行
2014.10 関西旅行
2016.1 富山・金沢旅行
2017.6 カリフォルニア旅行
2018.2 岩手旅行
未分類

記事ランキング

画像一覧

最新のコメント

こんにちは 返信してく..
by دانلود آهنگ at 04:17
こんにちは 返信してく..
by دانلود آهنگ at 04:12
クヌートさま、コメントあ..
by snuko at 11:49
私も被災地の事を思うとや..
by クヌート at 20:21
YUKAさま、 こちら..
by snuko at 13:18
こちらこそ、丁寧なレビュ..
by snuko at 16:06
レビューを紹介していただ..
by ハセガワチエ at 06:24

外部リンク

ファン

ブログジャンル

料理・レシピ
料理家