吉原遊女の供養
2014年 08月 13日
関東大震災で亡くなった吉原遊女の供養を99年から毎月させていただいています。ちょうどお盆に今月は重なりました。暑かったですが、観音様は時々、私に日陰と、爽やかな風をお与え下さいました。蝉が一生懸命鳴いてくれて、私のお経が負けるくらいです。土の上に蝉の脱け殻がたくさん転がっていました。来月1日は防災の日、関東大震災が1923年にあった日です。亡くなった遊女達には長く果てしない年月ですが、生きている私達にとって一年は、とても目まぐるしいです。まだまだ成仏していない遊女たちがいっぱいいます。一人一人、順番に成仏まで上げて行くのには、まだまだいっぱい時間がかかります。その時まで、私が無事にお役目を果たせますように。。ところで、ここで飼っていた亀が盗まれました。前の道を這っていて救出された亀三(かめぞう)ですが、町の皆さんに大切に育ててもらっていました。頭の薄いピンクのシャツを着た男性が、ビニール袋に入れて車に乗り込むとこが遠くから目撃されているのですが。。「この亀三を撫でてお店に出る
と、お茶を引かない」と、吉原のお姉さんたちの間で広まっていた縁起亀だったのです。