水行と満月

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今朝4時の満月です。行に行く前、行場の近くから写しました。下は海です。あいにく今日は、行場の真ん前に月はいてくれませんでした。それでも月明かりで、青みを帯びた夜の海景色になっていて、とても綺麗で凛としていました。3メートル以上の海水が引き、干潮だったので海底を歩いて、前方の水の残っている水溜まりまで、水に触りに行きます。月明かりがあるので、海底の尖った岩たちが、かろうじて見えて、とても助かります。満潮も寒いですが、干潮も寒く、風も容赦なく当たります。海底は地球を感じさせます。暗い海底に私一人です。とてつもなく大きな自然の中に、小さな小さな自分が、闇の中、魔に捕らえられないよう、ちょっと緊張しながら歩いている。。。自然の壮大さや尊厳を体で、ドーンと感じさせられます。海底で行をしている内、だんだん海水たちが戻ってきます。波の音がする度、ひと波ひと波ごとに海水が増えてきて、行が終わる頃には、私の足元まで海水くんが戻ってきてくれました。みんな、どこまで旅をしてきたのでしょうか?目を閉じて唱え続
ける私の足を海水くんたちが、こちょこちょと触ります。物凄く冷たいけれど、安心感と、流れる海水に出会えた喜びに満たされます。私に憑いていた悪いものを海水くんたちが持って行ってくれます。行を終え、地上の神社まで登って行った時、振り返ると、戻ってきた海水くんたちが、まだ夜の明けない暗い空の元、青く清々しい光を放っていました。次の行の時まで、もし、嫌なことや辛いことがあったら、今朝の地球の神々(こうごう)しさを思い出し、穏やかに頑張って行こうと思いました。
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