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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
<   2014年 05月 ( 29 )   > この月の画像一覧
今日は母の日
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今日は母の日。
子供達家族が入れ替わり、立ち代わり来山手。
昼は長女達とインターコンのイタリアン、ラベラで。
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夜は次男家族と中華街の華正楼。
左手に包帯をしている孫は、2ヶ月前スノーボードで複雑解放骨折を受傷、すんでのところで前腕切断だったのが、白金の北里研究所病院の「神の手」で救われ、もう仕事に復帰。
これでも塩谷一家の三分の二弱だが、大家族はいいものです。
by n_shioya | 2014-05-11 20:57 | コーヒーブレーク | Comments(1)
バルチュスは変態か?
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バリュチュス展で「夢見るテレーゼ」を前に僕は困惑している。
足を広げ、下着をモロ出しのポーズ。こんな「姿態」が芸術の名で許されるのか?
勿論楽しむなと言っているのではない。只このような作品は戸を閉め切って、一人でそっと楽しむタイプの絵ではなかろうか。
それが白昼の美術館と言う場所で、皆さんが熱心に鑑賞している。
さすがの僕も戸惑ってしまう。
だが、そもそもポルノとアートはどう違うのか、その線引きは?
実はこれが昨年の塩谷塾最終回のテーマであり、バルチュスのこの作品は議論の対象の一つとなった。
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そこで比較検討に使われたのが、同じポーズの少女のフォトである。
すると分かったのは、フォトはあまりにも生々しくエロティックと言えるのに比し、バルチュスの作品は成る程、芸術作品だと皆納得したものである。
でも今、改めてバルチュス展で彼の主要作品を見せつけられると、これほどまでにこの姿態、下着そして女性性器へのこだわりはやはり「変態」と言いたくなる、例えその作品はアートであろうと。」

by n_shioya | 2014-05-10 21:10 | 美について | Comments(0)
今月のモナリザ
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キッテビルに引っ越して嬉しいことの一つは、お気に入りのフレンチレストラン,モナリザがお隣になったことである。
オーナーシェフの河野さんとは、恵比寿のお店の開店以来十何年のお付き合いだ。
僕が言う絶対に裏切られることの無いフレンチ御三家の一つである。
今までは年に1,2度がせいぜいだったが、これからは月に1度はなど不届きなことを考えている。
先日も、美女軍団の一人が訪ねてこられたので、早速ご案内した。
その美女がもったいなくて食べられないでいるのは、その日のメイン「宮崎県・ヤヒロ丸直送 マカジキのロースト 生姜風味のソース」である。
僕は例によって例の如く「子羊」を賞味した。
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by n_shioya | 2014-05-09 21:46 | 食生活 | Comments(0)
醜形恐怖症とは?
容貌に対して過度のコンプレックスを持ち、手術をするほどに悩みが深くなるこだわりのタイプもまれにある。これは「醜形恐怖症」といって、一種の精神病質であることもありうる。
それでおもいだすのはH嬢である。
H嬢を最初に外来で見たのは30年前、既に三十才だったろうか。とりわけ美人というわけではないが、丸顔の可愛らしいお嬢さんだった。
怪我で鼻がつぶれ、隆鼻術を受けたが形が気に入らないという。
そこでプロテーゼを入れ替えた。その結果鼻筋も真っすぐ通り、プロフィールも、自然なカーブを作ることが出来た。と僕は思い、本人もそれは認めてくれた。
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しかし、何かまだ不満が残っている様子で、更にいろいろ、細かい注文を付けてくる。納得のいく希望もあれば、一寸頚をかしげるような注文もある。
僕としては出来るかぎりのことをして、後は当時美容担当の大竹助教授に頼むこととした。

大竹助教授は生まれ付いての美容外科医である。
鼻の手術はことに名人芸で、ほとんどの場合、本人の耳介軟骨を巧みに細工して、スッと決まった鼻筋、つんと可愛らしい鼻尖部。ほれぼれする仕上がりである。
その大竹先生の名人芸にも、彼女は満足しなかった。
僕は、精神科の石郷岡先生の直々の診察をお願いした。診断は「醜形恐怖症」であった。
その後僕は大学を離れたので、現在彼女がどんな状態か、叉、 現在は聖路加の部長となった大竹先生がどう対処しているのか不明である。

僕が彼女のことをこう長々とかいたのは、実は現役を引退してから、ふと疑念が生じたからである。
勿論、「醜形恐怖症」の傾向はあったのかも知れない、しかし、僕らは本当に彼女の悩みに、耳を貸していたのだろうか?
例えば、彼女にとって本当の問題は鼻ではなかった。唯もっと美しくなりたい。或いはそういわれたいと願った。しかしそれがかなわぬので、鼻をスケープゴートにして、文句を言い続けたのではないか。それに僕らは気づかなかったのではないか。
ちなみにフォトは、石膏像に赤鑞を付け加える昔の隆鼻のシミュレーションの手法。今はコンピューター・シミュレーションが手軽に行える。
by n_shioya | 2014-05-08 21:27 | 美容外科 | Comments(0)
母の日を前にして
「母の日」を前に、何人かの方が”亡き母への想い“を縷縷述べておられる。
では、僕の場合は?
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今想いだすと、あれは十歳位の時だったと思う。
それまで根っからの母親っ子で、何時もお袋にまつわりついては慣れなかった僕が、ある日突然、其の時の感情の変化を上手く言い表せないが、母親が母親で無くなり、僕にとって“只の一人の女性”に格下げされてしまったのである。
不安に駆られ、一つ違いの姉に訴えると,“そうよ、それでいいのよ。それで一人前になっていくのよ。”と慰められたのを覚えている。
何もきっかけがあった訳でない。これも親離れの一種だったろうか。
その後もお袋には世話になり続けた僕だが、その気持ちは就かず離れずといったところであった。
積極的な親不孝ではなかったが、親思いだったかと言われると忸怩たるものがあるのは其の為だ。

by n_shioya | 2014-05-07 19:48 | コーヒーブレーク | Comments(0)
山の掟
ゴールデンウィークを八ヶ岳の山小屋で過ごし、今日下界に戻った。
一日から5泊。事故以来、始めての長逗留だった。
山はいい。何より空気が美味しい。だが辺りはまだ冬景色。所々に根雪が残っている。
ついてから殆どが晴天で、久しぶりに「自然屋」で山菜の天ぷらと岩魚の刺身を堪能した。そう、柳生さんの「八ヶ岳クラブ」では、ビーフシチュウのパイ包みも楽しみ、田原さんの家具の展示会も覗いてきた。
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山の生活のモットーは
①木を切って薪を造り
②暖炉に火を起こし
③コーヒー豆をグラインドし
④なるべく小屋の外で
⑤「自然」に耳を傾ける
としている。
これを守れば、最高の魂の洗濯。
by n_shioya | 2014-05-06 21:48 | コーヒーブレーク | Comments(0)
形成外科医の報い
カウンター席で配偶者と料理をつまんでいると、突然後ろから若い男の子に声をかけられた。服装からみると従業員の一人のようである。
“人違いならお許しいただきたいのですが、もしや塩谷先生では?”
“そうですが?”
“ああ、やっぱり。“とホットしたように男の子は話し始めた。
“20年ほど前、北里大学でお世話になった○○です。”
“○○君?・・・”
そうだ、思い出した。栃木県からお母さんに連れられて、赤ん坊のころ手術し、それから半年に一度診察に見えた。退官した頃もまだ子供だったので、名前を言われても,すぐにはわからなかったのはいたしかたない。
“あれから東京に出てきて、今はこうして働いています。”
立派になったなあ、おめでとう。
声をかけてくれて僕は本当にうれしかった。
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医者と患者は一生の付き合いである。
ことに形成外科医の場合、相手が子供の場合は手術が終わっても、やはり学校を卒業し、就職、結婚するまで、自分の子供のように気になるものである。何かそこまで見届けないと、治療が終わった気になれない。
いまでもわずかだが、年に一度は診させてもらっている方もいる。また、季節の便りを毎年くださる方も多い。
このようにいつまでも昔の患者さんが気になるのは、一つには手術というものも“人の技”で、完璧というのはあり得ないし、どれだけ仕上げが巧くいったかよりも、どれだけいたらぬ部分が残っているかに悩むのが、“形成外科医の業(ごう)”だからである。

その故に、こうして昔の患者さんから声をかけてもらうと、ああ、この俺でも少しは人の役に立ったのだと、あらためて嬉しく思うのである。
これこそが形成外科医にとっての最大の「報い」である。
by n_shioya | 2014-05-05 16:40 | 美容外科 | Comments(0)
鼻物語
再来週、慶応大学の日吉のキャンパスで文学部の学生に講義をさせて頂くこととなり、目下準備中である。
テーマは「美、コンプレックスそしてメス」
そして主人公は「鼻」。
なんか三題噺みたいですな。
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そもそも形成外科は鼻の再建でスタートした。メスを採ったのはボローニャ大学のタリアコッチ教授。決闘で鼻を削がれた「鼻なし亡者」どもを、本人の上腕からの皮膚移植で救ったとされている。
麻酔も消毒法も誕生してない16世紀に、このような今でも最高難度の手術を成功させたのは驚きであり,其の故に「形成外科の始祖」と仰がれている。
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そして20世紀初頭、ドイツのヨゼフは「鷲鼻」で苦しむ女性を、その出っ張りをはさみでちょん切って「コンプレックス」から救った。
「美容外科の誕生」である。
そして美容外科医のメスは、寄る年波のシワを削ぎ落すことで、女性の若さを取り戻すところへと矛先を向ける。

人は何故それほどまでに美を求めるのか?
そして若さイコール美か?
そもそも美とは?
この全てを僅か「一時間半」に凝縮しようというのですから、無謀な話しですな。
by n_shioya | 2014-05-04 19:20 | 美容外科 | Comments(0)
僕の死生観?
「医師の生命観」という本を読み返している。
日本メルク万有の季刊誌「CREATA」に掲載された32編に更に3編を加え、吉利和先生が編集された単行本である。
執筆者は僕と同世代の方もいるが、大多数は一世代上の方々である。

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僕など正直なところ、永年医者をやっていても改めて「死と生」について深く考えたことがなかった。形成外科医ということもあり、ただひたすら切った貼ったを楽しんできたというのが本音のところである。
だがクレアータに執筆を依頼された方も似たようなもので、依頼されて“改めて考察してみると”、という但し書きが随所に見られる。
ただ“改めて考察すると”さすがその道の権威だけ会って、各人各様の鋭い洞察が全編に溢れ、ここ一月ほど堪能させていただいた。
そして吉利さんが序文の最後で旨く括ってくれている。
「要するに、医師が「生命論」を苦手としているのは、信念がないからではなく、一般化、抽象化になれていないせいであることを、理解してもらいたい」と。

では己の生命観は?と切り込まれると、おい、一寸待ってくれ、というのが現状である。
そこで遅ればせながら,僕もこの連休に「死と生」について「改めて考察してみる」こととした。
其の成果はいずれ又。

by n_shioya | 2014-05-02 19:52 | コーヒーブレーク | Comments(0)




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