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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
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セミナー「抗加齢医学の実際」
敬老の日というのに、今朝は7時に叩き起こされ、東京に出かけた。
昨日から行われているセミナー「抗加齢医学の実際」の9時からの“ザ・バトル講演”を配偶者が聞いてみたいというのだ。
バトルなら、自家製で十分じゃないかと思ったが、やはり他人のバトルを楽しみたいようだ。

b0084241_21562436.jpg実はこのバトルというのは、しばらく前からアメリカの学会ではやり始めた討論形式の一つである。
意見の対立するテーマを取り上げ、それぞれのチャンピオンが自説を展開し、聴衆がどちらかに軍配を上げるという、学問的なお遊びである。
元来が黒白の決着をつけがたいトピックとことが多いが、それぞれの陣営は多少こじつけでも、自説の根拠をあげつらう。
つまり、ディスカッションでなく、余り日本ではなじみのないディベート方式だ。
勝敗はともかくとして、論戦の過程でそれぞれの立場のメリット・デメリットが浮き彫りにされ、ジャッジとして参加する聴衆にとっては楽しいし、勉強にもなる。

今回は3ラウンド用意されていた。

①バトル ラウンド 1
“低体温が長生き” vs “体温は高めが身体にいい”
②バトル ラウンド 2
“日光浴をする”vs“日光浴はしない”
これは日光浴のビタミンD効果をとるか、光老化防止の為避けるかの議論である。
③バトル ラウンド 3
“脳はグルコースしか使えない”vs“脳はグルコース以外も使える”

参加者が下した判定はどのラウンドも後者の方であった。

細かい議論は省略するが、その過程で僕にとっては福音ともいえる考えが2,3開陳された。
まず、高齢者はコレステロールが高めの方が長生きするという、最近の治験である。つまり脂身もおいしく食べれば栄養になるということのようだ、
さらに、必須アミノ酸をとるためには肉を食え、しかも、その吸収を促すために、食後にはデザートをとること、という涙の出そうなありがたいお言葉まであった。

やはり、「早起きは三文の得」といわれるわけだ。
by n_shioya | 2010-09-20 21:57 | アンチエイジング | Comments(3)
ベンツSLSAMG
今日、「抗加齢医学の実際」の第10回セミナーを終えての帰路、居た、居たあのベンツSLS AMGが。
深紅のボディが派手に翼を広げて、日本橋三越の車寄せのスペースに休んでいた。
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半世紀前、シルバーの車体のガルウィングの300SLのデビューは衝撃的だった。
だが其の後、ベンツグループは、レース中の衝撃的な事故でレースから撤退する。
そして50年経った今、装いも新たにガルウィングは復活した。
さすがに試乗はさせてくれなかったが、次期車種はこれで決まり、と言いたいところだが、
いかんせん、定価表に0が一つ余計についている。

ところでアンチエイジングのセミナーは?
野暮な話は明日に回しましょう。
by n_shioya | 2010-09-19 22:07 | コーヒーブレーク | Comments(4)
培養皮膚
今日は今回の学会でインディアナ大学のスード教授が特別講演を行った「培養皮膚」について一言。

実は山中教授の画期的な研究で今話題の中心になっている再生医療の先鞭をつけたのがこの「培養皮膚」である。
切手大の皮膚を患者から採取し、体外で促成培養し、3週間ほどで本人の全身を覆えるほどの、再生皮膚のシートを作り上げる。
20年ほど前、この方法でボストンで98%の火傷の男児を救い、センセーションを巻き起こしたのは覚えている方もあるだろう。
アメリカではこの技術をもとに、ベンチャービジネスが誕生し、全米でのやけどの患者の救命に役立っている。

日本でも10年前、行政の後押しもあって、ジェイテックというベンチャーが生まれ、ジェイスという名で培養皮膚を提供することが可能になった。
だが、日本では行政の縛りがあまりにも厳しく、ジェイテックは苦戦を強いられている。そして救わるべき患者も恩恵に浴することができない。

まず、使用できる熱傷センターが極端に限られている。
また、一人の患者への供給量に制限があり、本当にこのテクニックを必要とする患者には不十分な量しか提供できない。
さらに、この技術は、重症熱傷、つまり生きるか死ぬかの患者に必要とされるが、3週間という培養期間中に患者が不幸な転機をとった場合、その経費は企業が負担することになっている。

先端医療の開発にはある程度経費がかかるのはやむを得ない。
しかも、今のような中途半端な規制は結果的にはもっと無駄を生み出す。
厚労省も、大臣が変わったのを機会に、もっと現場のニーヅにかなった予算の重点配分を考えて、ベンチャーを育成して欲しいというのが、関連学会を挙げての要望である。
by n_shioya | 2010-09-18 22:43 | 医療全般 | Comments(3)
学会終了
今朝は早起きして、8時から科研製薬共催のモーニングセミナーでスタート。
慶應大学の貴志教授が、「瘢痕を目立たなくする方法ー基礎と臨床の立場から」んついて蘊蓄を傾けた。
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そのほか印象に残ったのは、
主題シンポジューム「臨床に役立つ日本の形成外科基礎研究戦略」
時宜に適した課題でもあり、近畿大学の磯貝教授の司会も良かった。
それから横浜市大の谷口教授の特別講演「幹細胞研究の形成外科領域への応用」。
海外招待講演はアメリカのスード教授の「培養皮膚を成功させるには」。
そしてキッセイ薬品と共催のランチョンセミナー、日本医大の小川先生の「ここまで進んだケロイド・肥厚性瘢痕の基礎研究ー細胞力学・創傷治癒学の最新治験」など、などでまことに充実したプログラムだった。

二日間の学問漬から解放され、夕方、帰宅して休む間もなく、配偶者と鎌倉へ車を飛ばし、稲村ケ崎から相模湾の落日を飽かずに眺め続けた。
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by n_shioya | 2010-09-17 22:36 | 医療全般 | Comments(2)
「外見美の基礎医学と臨床」
日本形成外科学会基礎学術集会第一日目。
初日の参加者は1000人を超えた。
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かつて形成外科医は“皮張り屋”とか“ニキビ取り”といって医者仲間で軽蔑されていたものである。確かに我々はお針子ではないが、切ったり縫ったりの手工芸に夢中だった、それを匠の業といえば聞こえがいいが。
“悔しかったら研究をやって見い、それもちゃんとした基礎研究を。”
と論文しか書けない内科医たちに馬鹿にされて、ならば見てろと立ち上げたのが、この基礎学術集会の前身の創傷治癒研究会であった。
30年ほど前のことである。

それが今では、微小血管吻合、クラニオフィーシャル・サージャリ―、他人の顔の移植、そして再生医療の先駆けとなった培養皮膚。まさに先端医療をリードするまでになった。
今回のプログラムも、特別講演、シンポジューム等を含め、100以上の演題が目白押しである。

そのシンポジュームの一つ、
外見美の基礎医学と臨床」は僕にとっては特に魅力的だった。
題名を列挙すると、
①美容医療における術前術後の評価法
②顔面の対称性と外見美
③形成外科における正常化と外見美とアイデンティティ
④顔の美と魅力の理論と臨床応用
医師でなくてもちょっと聞いてみたくなる演題でしょう。
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夜は恒例の会員懇親会
若手の研究者たちが親交を深め、本音で情報を交換する貴重な場である。
皆よく食い、よく飲んでいたが、明日もまだありますぞ、それも朝8時から!
by n_shioya | 2010-09-16 22:05 | 医療全般 | Comments(4)
学会始まる
数カ月続いた猛暑も牙をおさめ、会場のみなとみらい21のインターコンチのテラスで心地良い潮風に吹かれながら、会長招宴が始まった。

まずは鳥飼会長の挨拶。
そして横浜市大学長、日本形成外科学会理事長の祝辞。そこまでは良かったが、
最後に僕が乾杯の音頭の前に一言、のはずだったが、年は争えない。今それで頭がいっぱいの11月の見た目のアンチエイジング研究会の誘いを長々とやってしまい、鳥飼君の学会のことはどっかに置き忘れてしまい、さぞ皆さんは面食らったことでしょう。

ま、みなとみらい21の夜景と、主要メンバーの顔触れ、そしてエンターテイメントのフォトをお楽しみください。
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明日から学問です。
by n_shioya | 2010-09-15 22:30 | 医療全般 | Comments(2)
お祝いの品
明日から日本形成外科学会の基礎学術集会が始まる。
秋の学会シーズンのスタートだ。
会長へのお祝いの品をと思い、横浜そごうに足を運んだ。

こういう時、自分の好みもあって、陶器やクリスタルを選ぶことが多い。
欲しくても自分の為には買うことのない輸入食器の類を、例え人にあげてしまうものでもあれこれ選ぶのは楽しいものだ。
それに外国旅行の旅に、立ち寄ったことのある産地も多い。当地での値段を考えるとばかばかしく感ずることもあるが、ショッピング・ストリートや産地の模様など、かつての旅行の記憶がよみがえってくる。

始めの頃はよく、デンマークのロイヤルコペンハーゲンの茶器を進呈することが多かった。
本店はコペンハーゲンの目抜きのとおり、ストロイエ通りの中ほどにあり、三階ではロイヤルコペンのカップとプレートでお茶を楽しめる。

スウェーデンの南部にあるグラ―ス・カントリーを訪ねたこともある。
広い松林の続く平野の中に、コスタ・ボダ、オレフォスなどガラス工房が点在していた。
その後しばらくは、オレフォスのワイン・グラスの贈り物が続いた。

ラリックに凝っていたこともある。特に、フクロウのデザインのショットグラスのペアは、よく教授就任のお祝いに使わせていただいた。
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その後しばらくは、クリストフルのプレートが続く。これには祝辞と名前を彫ってもらう。一度自分で退官記念にミシガンの友人の教授から頂いたのがきっかけである。だが、名前を彫るのに3週間ほどかかるので間に合わないことが多々あり、シルバーの足のついたシャンパングラスを差し上げたこともある。

こうして相手の好みなど考えず、自分の好き勝手で選んだ品を、贈られた相手はどの程度愛用してくださっているのだろうか。
一抹の不安を抱きながら、色とりどりの輸入食器のディスプレーの中を、今日もさまよっている。
by n_shioya | 2010-09-14 22:38 | コーヒーブレーク | Comments(2)
ウーマン・ウォッチング
「美しく年を重ねるには?」という難問に頭を悩ましている時、その実践者からランチのお誘いを受けた。
ビューティライターの南女史である。
かつて、テレ朝で活躍され、古舘市郎氏ともトークを重ねられたそうだが、残念ながらそのころ家にはまだテレビがなかった。

場所は六本木ヒルズのイタリアン、レスタジである。
明るいインテリアと見晴らしのよいテラス。
最近急増したイタリアンの中でも秀逸である。
ちなみに店の名は訳せば『至福』。
まさに至福のひと時だった。
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最近は女史は次々とエッセイを発刊され、いずれもこのブログでご紹介してきたが、非常な勉強家で、「見た目のアンチエイジング」について様々な御質問を受けたじたじとなり、こちらから御質問にする余裕などとてもなかった。
エッセイを読まれた方はお分かりと思うが、書かれるものは実に歯切れがよく、江戸っ娘の小気味よい啖呵の連続である。
が、実物は実に知性豊かなおしとやかな日本女性で、どちらが実体かいぶかしくなる。
御本人も“どちらでしょう?”とはぐらかされるが、僕はおキャンが本性と勝手に決め込み、将来彼女のエッセイで僕が俎上に載せられたら、どんな無様な姿を露呈するか、勝手に心配している。

今、彼女は“”に関する本の執筆中というので、僕が昔書いた「毛髪最前線」を進呈したが、古い本なのでどこまで参考になるか。
“それよりも”、と僕は今読んでいるデズモンド・モリスの「ウーマン・ウォッチング」をお勧めした。
あまり大きな声では言えないが、デズモンド・モリスらしく、「恥毛」について15ページも割いており、その剃り方について10種類以上も文化人類学の見地から詳述しているからである。
by n_shioya | 2010-09-13 22:54 | アンチエイジング | Comments(4)
目は口よりも物を言い?
“目は口ほどにものを言い”というが、口より目に本音が出てしまうというのが、動物学者デズモンド・モリスの言い分のようだ。
彼の「マンウォッチング」には“瞳孔が教える今の気持”として次のような記述がある。
“・・・とはいっても、実際にはうれしくなくてもうれしそうな顔をしたり、悲しくなくてもわざわざ悲しそうな顔ができることも知っている。つまり顔はウソをつけるのだ。そして時には、余りウソが上手なので、顔からは相手の本当の気持が読み取れないこともある。
しかし顔の信号の中にも容易にウソをつくことのできない信号が一つある。それは瞳孔からの信号であって、かなり微妙な信号なのだが、それは真実を語るので特に興味を引く。・・・
瞳孔に影響を与えるのは光だけではない。感情の変化によっても、瞳孔は影響を受けている。そして明るさが一定の時でも、感情の変化によって瞳孔の大きさが顕著に代わるので、瞳孔の大きさの変化は気分を表す信号として役立つ。」

つまり興奮したり、好ましいものを見ると、
「瞳孔はそのときの明るさによる大きさよりも拡大する。また、あまり好ましくないものを見た時は、いつもより収縮する。
これらの変化は、通常我々が気付かぬうちに起こり、ほとんどコントロールできないものなので、真の感情を知るための貴重な手引きになる。・・・」

この「瞳孔反応」を利用した研究が最近盛んだそうだ。
「その一つが、男女の性的反応である。興味深い点は、男性と同様に女性も、異性の衣服を着ている写真よりもヌードの方に対してずっと興奮したことである。」という。

もしそうならはこれはいろいろな分野で応用可能のようだ。
たとえばセクハラで訴えられても、証拠写真で相手の瞳孔が散大していれば、冤罪をまぬかれるとか・・・
by n_shioya | 2010-09-12 22:26 | 美について | Comments(2)
医者の口入屋
今日テレビを見るともなく見ていたら、医師の斡旋業者の話をやっていた。
なんじゃない、口入れ屋である。医師も落ちたものだ。ま、昔から、医者、坊主、芸者と軽蔑された職業ではあったが、
それでも以前は、医局という、芸者の世界で言えば置き屋に相当する格式高い機構が仕切っていて、医師の適性配置を行っていたが、6年前導入された悪名高い研修制度の為に、置き屋ではない、医局が実質的に破壊され、行き場のない医師がうろうろし、勝手に東京など、便のいい都会に集中するようになり、地方の医師不足が深刻な問題となったのである。

ま、昔は医者の世界は、ヤクザと同じで、一旦草鞋を脱いだら一生束縛されたものである。
反面、教授という、置き屋の女将に相当する人物が絶大な権力を施行して、過疎地に数年いれば、又、大学に戻して埋めわせをするということでバランスをとっていたようであるが、いまはその力を失ってしまった。

今一つ日本の問題は、病院がオープンシステムでない為、開業するには経済的に負担が多く、また検査機器の無駄も多い。
欧米、特にアメリカでは、開業医はオフィスだけ持てばよい。検査も入院も、契約した病院に任せて、そこに往診する。
つまり、患者は医師には診察料、手術料といった技術料だけ払い、入院料検査料は病院に払う仕組みなので、開業医の負担は少ない。
開業医が、検査機器から、ベッドまで準備するより、このほうがはるかに合理的といえるが、日本の保険制度では技術料があまりにも低く、検査漬けとベッドの差額でかろうじてつじつまを合わせているので、このオープンシステムは成り立たないようである。

また、アメリカでも医療費の締め付けが厳しくなり、丸めといって医療報酬が、それぞれの病気や手術でひとまとめの支払いになってくると、医師はなるべく自分の取り分を多くするために、入院が必要な場合でも、外来通院で済ませて患者に負担に強いることが多々ある。
そしてまた、病院は空床が増え倒産に追い込まれる病院も少なくない。
生死の沙汰も金次第、というアメリカの現状はシッコによく描かれていたでしょう。

医療が進歩すれば、必然的に医療費も高騰する。だが、財源に限りはある。
その限られたパイをいかに配分するか、これが今、世界各国が抱える悩みである。
そして高齢化社会に突入して問題はさらに深刻になっていく。
by n_shioya | 2010-09-11 22:31 | 医療全般 | Comments(2)




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