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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
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「認知症の理解と援助」
今日の学士会の夕食会は素晴らしかった。

b0084241_232832.gifかねがね僕は、認知症の患者から見た世界はどのように見えているのか知りたく思っていたが、講師の杉山先生は
認知症をよく理解するための9大法則・1原則
という形で、ユーモアたっぷりにまことに分かりやすくご説明くださった御著書も多いようなので、明日早速、丸善に出向くつもり。

ここでその9大法則をすべて説明するのは無理だが、
究極は最後の1原則に要約されると思う。
つまり
“認知症の人の形成している世界を理解し、大切にする。
その世界と現実とのギャップを感じさせないようにする”
に尽きる。

ちなみに9法則を列挙すると、
①記憶障害に関する法則
②症状の出現強度に関する法則
③自己有利の法則
④まだら症状の法則
⑤感情残像の法則
⑥こだわりの法則
⑦作用・反作用の法則
⑧認知症症状の了解可能性に関する法則
⑨衰弱の振興に関する法則

b0084241_23244963.gifこう列挙すると如何にも難しい話のようだが、先生が説明されると実に分かりやすく、身に覚えのある事ばかりである。
このことをもっと早く知っていたら、親父、おふくろの晩年をもちっとは幸せにできたのでは、と今更悔やまれる。

参考までに御著書を一冊だけあげる。
杉山孝博著「家族が認知症になったら読む本」リヨン社、2008.5月発行
by n_shioya | 2009-11-10 22:38 | アンチエイジング | Comments(2)
医者ともあろうものが・・・
ひざの具合がまだ思わしくない。

五月に左ひざの内側の腱鞘炎のような痛みではじまり、痛みは間もなく治まったが、ひざの屈伸のたびにカクンカクンと音がするようになった。

整形外科で診察を受け、レントゲンも撮ったが特に軟骨に異常はなさそうなので心配はいらないという。
つまりまだ、加齢で起こりやすい変形性関節炎ではないということだ。

念のためにリハビリの指導を受けられたら、ということで、リハビリで膝の屈伸運動を教わった。
痛みの為に一部の筋肉をかばって使わなかったため、その筋肉の機能が衰えているという。
なるほど、右足では一本足で建てるのに、左はふらついてしまう。
膝は何本もの筋肉が複雑にバランスを保っているので、一本でもさぼるとバランスが崩れるのだそうだ。
回復にはしばらくかかりますよと、覚悟をさせられた。

そうは言われても、医者でも自分のこととなると素人の患者と同じで、ほかの整形外科医に出くわすと、やはりまた別の意見も聴きたくなる。
するとまた、それぞれの専門医の言うことがまちまちなのに驚かされる。
膝を触りもせず、すぐレントゲンに回され、フィルムをパッと見て、“心配ないですな”とだけ言われ、診察室を出たところで “一寸関節の間隙が狭いので御心配なら、MRIを取られたら如何でしょう” 看護師に言われたこともある。

“このカクンカクンが続くと、軟骨に悪影響はないでしょうか?”と、また別の医師に聞くと、“そりゃその可能性は十分ありますね。”という答えが返ってくる
“ではどうすれば?”
“しょうがないですね、あなたの御年では。これから軟骨は悪くなる一方ですから。”と冷たいお言葉である。
もうちっと言いようはあるのではないか、と患者として考えてしまう。

実は5月に痛みの始まる前、たまたま友人の医師から
“先生、膝の具合は?”
と聞かれたことを今思い出している。
“いや全く、でも何で?”
“年を召すとまず膝に来ますので。”
今となると、その時そいつに、誰だか忘れてしまったが、呪いをかけられたような気がしてならない。

其れでも先週オーストラリアの世界遺産国立公園では、数キロの山道の上り下りも皆と一緒にできた。
それも終始先頭を歩き、“膝は大丈夫ですか?”と心配され、“早く歩いた方が、痛みの時間は短くなるんだ。”と減らず口をたたく余裕はあった。

ともかく近々に、MRIでもなんでも精密検査を受けることにしよう。
by n_shioya | 2009-11-09 23:00 | 医療全般 | Comments(6)
傷はどこまで綺麗に治せるか?
よくこの道を23年間、毎日通ったものだと改めて感心した。
山手の我が家から北里大学まで16号線を使って31キロ。早くて一時間.混めば一時間半から二時間。
保土ヶ谷バイパスができてから一時はよかったが、またすぐ渋滞は始まった。
幸い今日は日曜で、往復ともさした渋滞にはぶつからなかった。

今日は、秋の北里蔡の企画の一つに、最先端医療市民講座の「傷はどこまで治せるか」があり、その講師として久しぶりに相模原まで出向いたのだ。
仕掛け人は人工皮膚開発研究センターの黒柳教授である。

b0084241_1803351.jpg彼がトップバッターとして、皮膚再生医療の魅力について講演し、2番手は聖マリアンナの熊谷教授が培養表皮について話し、最後が僕だった。

まず、傷を治すのは医者ではなく、患者本人の治癒能力であること。もっともこれは傷の治りに限らず、病気一般について入れることだが。
我々はいつも医療の効果に関しては、その故にか、それにもかかわらずかを謙虚に反省しなければならないと持論を述べ、まず、傷の治りのメカニズムの説明を試みた。
次いで、傷跡の諸問題とその対処の方法。
最後に今話題のモイスト・ウンド・ヒーリングについて、ジョンソン・エンド・ジョンソンのキズ・パワー・パッドを例にとって解説を試みた。

日曜日というのに、又七めんどくさい医学の話というのに、200人ほどの熱心な相模原市民は、合同講義室を埋め尽くして、三人の演者の三時間にわたる話を熱心に聞いてくださった。
by n_shioya | 2009-11-08 23:03 | キズのケア | Comments(2)
メディカル・グループ十周年
10年一昔というが、その間には結婚式の祝辞ではないが、山あり谷あり、さまざまなことが起こりうる。
僕もその一員であるメディカル・グループも「発毛クリニック・グループ」として当初はほんの数名でスタートしたのが、さまざまな山野を乗り越えながらも、急速に発展を遂げ、この分野のパイオニアとしての地位を確立し、三年前には銀座にアンチエイジングのクリニックをオープンするにいたった。

今回のオーストラリア研修旅行は、メディカルグループ創立10周年の記念行事も兼ねていた。
参加者も150名ほど。250人乗りのジェット機の半分以上を、クリニック関係者が占拠したことになる。
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“発毛”の対象は男性型脱毛、すなわち“禿”である。
これは当人にとっての悩みは深刻なものがある。いくら本人が滑稽めかして言っても、それに乗っては本人を傷つけることになるとも教えられた。
そしてその人口はどうも増えつつあるような気がする。

ところでこの言葉はテレビ業界では差別用語として禁句だそうだ。
NHKテレビの医学番組で“禿”を取り上げてその解説を頼まれたことがある。
出演前にディレクターに“禿”は差別用語で禁句ですからと、注意された。
“では何と言えば?”
“若くして毛が薄くなったとか・・・”
“でもそれではかえって失礼では・・・”
“そうですがそこを何とかうまくお願いします。”
というやりとりの後、
“でも先生の口が滑って、「禿」とおっしゃるのを我々は防ぐことはできませんので。”とディレクターはウィンクして見せた。
いかにもNHK的な示唆だと感心したものである。

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さて研修旅行の初日の晩には、全員参加の祝賀記念パーティがあった。
創立以来の思い出の写真の数々が会場のスクリーンに映し出された。
乾杯のご挨拶で僕は、これまでの皆さんの労を称え、今後の発展を祝すとともに、20年先はもうジャンボ機にも全員は収まらなくなるだろうから、いっそクルーズ、例えばエーゲ海辺りでいかが、とグループのCEOをけしかけた。
だがよく考えると、10年先では僕が参加できるかどうか、保証はない。5年先ならまだ可能性が高いので、ぜひ繰り上げるようお願いします。




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by n_shioya | 2009-11-07 22:44 | スキンケア | Comments(2)
バイロン岬
岬には夢を指し示す魅力がある。

それがオーストラリア大陸の最東端とあれば、そしてそのとっ先に由緒ある灯台が鎮座しているとなれば、見逃すわけにはいかない。
コアラ・サンクチュアリでコアラやカンガルーと遊んだ後、我々は一路ハイウエイM1を南下して、二時間後にバイロン岬に到着した。
オーストラリア研修旅行の中日である。

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こじんまりした港町を、幾つかのランナバウト(ロータリー)を経て通り抜けると、その先には長者ヶ岬を10倍に伸ばしたほどの岬が青海原に突き出て、先端にまぶしいほどの白い灯台がすっくと聳えている。
灯台にはロマンがある。
其れは永い年月、船人に希望を与え、また時なはその挫折を目にしてきたからかもしれない。
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記念写真を撮り、岬を一巡する頃、日は陰り始めた。
夕食はオーストラリア通の勧めで、ブリスベン空港のそばの港町のレストラン、オスカーズに予約を入れてある。波打ち際に突き出たテラスレストランに腰を据え、我々はまずオーストラリアワインの吟味を始めた。

b0084241_22502666.gif白はシャルドネ、赤はシラズいずれも一級品である。
対岸には松明の群れが燃え盛っている。アボリジーヌの踊りだろうか?
前菜はもちろん生ガキ、そして海老のサラダ。メインはそれぞれが肉や、鳥や、白身の魚を選び、適当にシェアしながら、腹12分目まで堪能した。其れでもデザートは欠かさないのが若さの特権だが、僕はご遠慮申し上げた。料理はすべて極上だった。


b0084241_22534671.gifそのためだけでもわざわざ足を運びたくなるのがミシュラン三つ星の条件だとすれば、オスカーズは立派な三ツ星レストランといえる。

そこから宿舎のホテルまでは約30分。
僕はベッドに直行したが、若いのはその後、嬉々としてカジノへ繰り出したようである。
by n_shioya | 2009-11-06 21:58 | コーヒーブレーク | Comments(8)
魅力の新大陸
オーストラリアの魅力はなんだろう。

昨日の夕方帰国して今日はもう普通に出勤。頭もすっきりしているのは時差のないせいだ。
飛行時間は8時間、ハワイより一時間長いが、疲れ方がまるで違う。

そして雄大な大自然と、それに見合った大まかな国民性
東海岸はビーチから一時間内陸に入ると、いくつもの世界遺産の国立公園がある。
どれもアメリカの国立公園よりも、荒削りの魅力がある。
そこに生息するコアラを筆頭にカンガルー、ワラビ?等々のオーストラリアならではの珍獣の群れ。
その広大な大地に育てられた人々は鷹揚で、決してぎすぎすしていない。
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今回は訪れる時間がなかったが、シドニー、メルボルンに行けば、ヨーロッパの伝統文化も味わうことも可能なようだ。
そして大陸の真ん中には例のエアーズロック
これだけは登ってみないと、その壮大さは体験できないという。

最後に西の端にはパース。自然と溶け合った都市として、人気が高まってきたという。
実は30年前、日本で診たオーストラリアの患者から、パースには形成外科医が足りないからと、移住を勧められたことがある。だが、当時は地図では巨大な大陸の最西端の小さな町だったので、ご遠慮申し上げたのだった。

しかもこの広大な大陸には、まだまだ天然資源が豊富に眠っているという。
そして、イギリスでもない、アメリカでもない独特の文化が花咲き始めている。

たった四日間のゴールド・コーストだけの旅だったのに、今改めて地図の上のオーストラリア大陸の全貌をを思い浮かべると、なにか太平洋に浮かぶ巨大な島に乗せられた感じになり、軽いめまいさえ覚えてしまう。

もし僕のように偏見の為、オーストラリアを敬遠してきた方があったら、是非一度はこの新大陸を訪れて、ユーラシアともアメリカ大陸ともちがう、“Brave New World(見事な新世界)”の魅力を存分に味わってください。
by n_shioya | 2009-11-05 21:47 | コーヒーブレーク | Comments(2)
オーストラリア研修旅行
今朝は3時のモーニングコールで、4時過ぎにはホテルを出発、早朝の便に乗り込んだので、ほとんど寝てない。
言い忘れたが、先週末に研修旅行でオーストラリアに行き、今朝帰国したところである。

僕はオーストラリアにはこれまであまり興味がなかった。
以前、国際学会がニュージーランドで開かれた時、オーストラリア航空がストライキで行けなくなって以来、特に行く努力をしなかった。
だが周りにはオーストラリア好きが大勢いる。
観光に行くだけでなく、コンドミニアムや一軒家まで持つ男も知っている。
生物学者の友人は、オーストラリアは動植物の宝庫だと言い続けている。
だが、今度の旅行で独特の魅力のある国と悟った。b0084241_18195246.jpg
百聞は一見に如かずとはこのことだろう。


巨大な大陸である。
僕が今回行ったのはゴールド・コーストだけなので、シドニー、メルボルン、グレートバリアリーフ、そしてエアーズ・ロックなど、改めて一巡してみたくなった。

ゴールド・コーストで驚かされたのは、何より日差しの強さである。
まだ11月なので、気温はさほど高くない。風もハワイと違い、湿気を含まず爽やかである。だが日差しは、肌が痛いほどである。
昔から皮膚科領域では、オーストラリア人には皮膚がんが多いと聞かされてきたが、それもなるほどとうなずける紫外線の強さである。

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研修の合間に観光も怠りなく励んだ。
コアラ・サンクチュアリ、世界遺産の国立公園、ナイト・サファリ等々、まことに興味深いものばかりだった。
たとえばカンガルーの形態のユニークさ、ユーカリに限られたコアラの食生活は進化の上でどちらが先行したのか、どうも、突然変異と適者生存のみに頼るダーウィンの進化論だけでは説明のつかぬ現象ばかりである。
昔から、何らかの形で「獲得形質の遺伝」を導入しなければ、進化は説明できないというのが僕の考えである。
といっても、かつてのソビエト連邦時代のルイセンコのような、国策に沿った似非学問に同意しているわけではないが。
by n_shioya | 2009-11-04 22:14 | コーヒーブレーク | Comments(4)
医師の過労死
医師の過労死が社会問題となりつつある。

日米では卒後教育や医療制度そのものがあまりにも違いが大きく、単純な比較は無理でもありあまり意味もないが、50年前にアメリカで外科修業をした身としては、一、二感ずるところがある。

当時はまだインターン制度があった。その一年で一通りの臨床研修を受け、そのまま家庭医として開業できるだけのうではつけてくれる。
その代わりめっぽう忙しかった。
一晩おきの当直。その間の日も夜までかかって昼間の仕事の残りをこなす。
当時アメリカに残された唯一の奴隷制度とまで言われた。

そのあとも、科によって違うが、3年から5年ほどのレジデントとしての専門医の修業がある。
これも中身と責任の違いはあれ、忙しさには変わりなかった。

だが、文句は言うものの、だれもそれが当たり前と思い、身を粉にして働いた。
日本の一般の医局員の3倍から5倍の忙しさだったと思う。
其れでも皆それに耐えたのはいくつかの理由がある。

まず、研修内容が充実していたからだ。インターン・レジデントを便宜上研修医と呼ぶことにするが、その数は外部の監査機関により、厳しく制限されていた。研修は少数精鋭でなければ実は上がらない。日本のような数は力なりという、無制限の入局は考えられなかった。

今一つ、もっと大事なのは、研修医は一定期間の身分であって、そのあと専門気になると、一人前の専門医として、地位も収入にも格段の差が生ずる。
つまり、先が見えているから我慢もできようというものだ。

翻ってわが国の場合、研修カリキュラムの外部機関のチェックもなく、研修医はチープレーバーにすぎないか、邪魔者扱いになってしまう。
しかも、その先の待遇も、大して希望が持てないとしたら、生身の人間としてはやる気を失うのも当然だろう。

結論からいえば、何よりも医師にやりがいを感じさせる環境を作ることが先決といえる。
by n_shioya | 2009-11-03 21:06 | 医療全般 | Comments(4)
「ウィタ・セクスアリス」
アンチエイジングに関わるようになってから、改めて読み返したい本が二冊あった。
一つは昨日取り上げた「海からの贈り物」で、今一つは、森鴎外の「ウィタ・セクスアリス」である。

改めて読み返すと、よくあの時代にしかも鴎外のような立場の男が、あれほど赤裸々に自分の性生活を、小説とはいえ暴露出来たものと感心させられる。

この中で主人公の金井博士に次のように言わせている。
「自分は無能力者ではない。Impotent ではない。世間の人は性欲の虎を放し飼いにして、どうかすると、その背に騎って、滅亡の谷に落ちる。自分は性欲の虎を馴らしておさえている。・・・」

年をとればそのも、ひとりでに大人しくなってくる。
最近はどういう統計かわからないが、日本人が世界で一番“性”に淡白であると、あたかも怠慢であるかのごとく強調されているが、なんでわざわざ寝た虎を起こす必要があるのか疑わしい。

白人との付き合いも長く、彼らの赤裸々な生態に接していると、あまりにもに振り回され、振り落とされるものが多いので嘆かわしくなる。
しかもアメリカのアンチエイジングの専門学会では露骨にセックスの問題が中心課題として強調されている。
ポンコツ車のエンジンだけ馬力をあげて、無理やりスピードだけを出させるような試みは滑稽でさえある。

海からの贈り物」では、人生の各ステージにふさわしいライフスタイルが、貝殻になぞらえて展開する。
勿論僕も高齢者の性の問題をないがしろにしていいとは思わない。
有吉佐和子もその問題は重々承知し、「恍惚の人」を発表した際、高齢者の性の問題はあまりにも大きな問題で、それだけで一つの作品とすべきなので、「恍惚の人」からはあえてその問題をはずして書いた、と述べているほどである。

かといって僕がアンチエイジングネットワークの五カ条の一つに「いくつになっても男と女」をあげたのは、決して無理して「失楽園」に励めということでは毛頭ない。
高齢者でも、その立場と価値観に応じ、異性を意識したライフスタイルの重要性を取り上げただけである。
そしてその異性との関わりについては、その存在に恵まれている場合は、改めて配偶者と向き合うことが最優先課題となることは、「海からの贈り物」の後半でも鋭い考察がなされているとおりである。
by n_shioya | 2009-11-02 22:59 | アンチエイジング | Comments(5)
「海からの贈り物」
というわけで今日はリンドバーク夫人の「海からの贈り物」について一言。
これは僕が二番目に愛読した本である。
一番目は「マザーテレサの言葉」であるから、けっして夫人には失礼にあたらないだろう。
「海からの贈り物」Gift from the sea は原書でもまた、吉田健一の訳でも繰り返し読んだ。この吉田健一の訳がまた素晴らしい。原文の深い内容や詩的余韻を余すところなく伝えてくれる名訳である。

内容は、裏表紙の解説の一文、
“太平洋横断飛行に最初に成功した飛行家リンドバーグ大佐の夫人であり、自らも世界の女流飛行家の草分けの一人である著者が、その経歴を一切捨てて、一人の女として、主婦として、自分自身を相手に続けた人生に関する対話である。ほら貝、つめた貝、日の出貝など海辺の小さな芸術品に託して、現代に生きる人間なら誰でもが直面しなければならぬいくつかの重要な問題が語られる。”
につきるが、そのいくつかの重要な問題について、これから折に触れ、僕なりの考察を試みたい。
by n_shioya | 2009-11-01 21:31 | コーヒーブレーク | Comments(2)




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