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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
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縄文顔と弥生顔
b0084241_10342259.gifさてそこで昨日の特別講演に戻る。
講師は国立科学博物館名誉研究員である馬場悠男先生。
題目は「頭蓋の進化と変容~縄文顔・弥生顔に戻れ~」である。

初めて耳にすることだが、我々は縄文時代から弥生時代へと古代史で教わってているので、あたかも日本人は縄文人から弥生人へと進化したようにとらえているがそれは間違いで、両者には断絶があるという。
先生によれば、アフリカから渡来した縄文人が先住民であり南方アジア人と呼ばれ、北方アジア人である弥生人は、あとから渡来して日本を支配するようになったという。

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縄文人は顔が彫りも深く、どちらかというと現代のヨーロッパ人に近いが、弥生人は、北方アジア人として酷寒に耐えるように、顔もバンビロなモンゴル系の容貌になったと思われる。
先生のお話では、縄文顔の方が現代人に共通な要素を備えているつまりユニバーサルなもので、弥生顔の方が特殊な少数派といえるのだそうだ。
勿論その後、両者の混血は起こり、その度合いによって結果的に日本人の顔は、縄文系弥生系そして中間系とに分けることができるという。

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問題は長期にわたってわが国は、弥生系によって支配されてきたので、バンビロ、そして引き目鍵鼻がもてはやされたが、明治以降、西洋文化が尊重されるようになり、縄文型の顔、つまり彫りの深いバタ臭い顔が復権を遂げつつあるのだそうだ。

実は以前、馬場先生のお師匠さんの埴原教授や美術解剖の中尾先生らと、顔の研究会を何年か続けたことがある。
その時埴原先生が言われたのは、顔の変化は確かに環境によって合目的に代わってきた面もあるが、鎌倉時代から江戸時代へと短期の間に起こった変化をみるとなにか内在的な方向性があるように感じられる、唯そのメカニズムは何かはわからないが、ということだった。

そして今「顔学会」というのが誕生し、原島教授が会長で、馬場先生が副会長である。
顔の美醜を云々し、しかもメスで操作を加える我々形成外科医としては、容貌の形態形成の意味合いについて、「顔学会」が鋭いメスを入れてくれることを期待する次第だ。
by n_shioya | 2009-11-20 23:33 | コーヒーブレーク | Comments(7)
ボジョレー・ヌーヴォー解禁日

b0084241_2264868.gif今日からメタボ対策のはずだった。そしてブログも真面目に学会報告のはずだった、が、やばい、11月の第三木曜日。ボジョレー・ヌーボーの解禁日である。
自身メタボの王様みたいな慶応の中嶋会長は、豪勢な懇親会を準備しておった。

b0084241_2274127.gifバッフェなので前に述べたように乾杯の前から、寿司カウンターに陣取る。御承知のように京王プラザには久兵衛が入っている。


寿司の一番乗りの後はローストビーフ。これで〆とするつもりだったが、パイエラが待っていた。これをバイパスしてはスペインに申し訳が立たない。

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そして最後は、何を割愛してものチョコレートケーキ



b0084241_2272823.gif勿論その合間に旧友との交遊も楽しみ、しかも食事に合わせてバイオリン演奏まで用意されていた。
慶應医学部の4年生とは信じられぬ出来映えだった。
曲目は
エルガーの愛の挨拶
マスネーのタイス
モンティのチェルダッシュ
そしてアンコールはクライスラーのロスマリン。
と、ボジョレー漬けの脳みそでもさっと演目が思い出せるほどの名演奏だった。

朝の特別講演、馬場国立科学博物館名誉館長の「縄文顔・弥生顔にもどれ」については明日ゆっくりご報告する。
by n_shioya | 2009-11-19 21:43 | コーヒーブレーク | Comments(2)
テキサスの神の手
“よう、ノビ!元気かい?”b0084241_924623.jpg
懇親会場の入り口で肩をたたかれ、振り向けばテキサスの形成外科の神の手ケン・サリエだ。
彼の特技は顔の骨をバラバラにしてつなぎ合わせ、面相を自由自在にとまでいかなくても、より整ったものに変貌させる筈の「頭蓋顎顔面外科」である。
明日からスタートする「第27回日本頭蓋顎顔面外科学会」の前夜祭が、京王プラザホテルで始まろうとしていた。

僕が「第9回」の会長を務めた時、ということは1991年だが、彼を横浜に招いて、特別講演をお願いした仲だ。
その時は会場が横浜そごうの9階の会議場だったので、“俺は世界中で講演をしたが、デパートで講演したのは初めてだ”と言われたのを思い出す。

この「頭蓋顎顔面外科」、英語ではCraniofacial Surgery というが、半世紀前にフランスの天才的な形成外科医、テシエによってはじめられ、その弟子たちによって世界中に広まった。
サリエもその一人である。

彼との付き合いは長いが、丁度その頃、ミシガン大学に留学中の僕の次女は、よく僕の海外の学会出張に同伴してくれたので、サリエと夫人のルーシーとも親しい。
残念ながら今回はルーシーは留守番のようだ。
そして僕の娘は三人の子持ちで、今はニュー・ヨークに住み着いている。

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所で晩さん会のメニューだが、決してアンチエイジングな取り合わせではない。健康のために少しカロリスをと思ったが、やはり和牛のおいしさに負けて、ついつい全部平らげてしまった。
アンチエイジング・ダイエットのスタートは明日からにしよう。
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by n_shioya | 2009-11-18 22:48 | 手術 | Comments(6)
ガラスの森
ストックホルムから東海岸沿いに5時間ほど車で下ったところに、カルマーという街がある。
スエーデンの国民車、ボルボの工場の所在地だ。
ここから西に内陸へ入ると、2時間ほどでヴァクショという、森と湖に囲まれた町に達する。
有名なグラ―ス・カントリーの中心地だ。

ガラス製品の好きな我々は、10年ほど前にこの地を訪れた。
コスタ・ボダ、オレフォス、サンドヴィックなど、なじみのガラス食器の工場が、広大な松林の中に点在している。
昔はガラス工場の炉の燃料には松が使われたので、この森林地帯にガラス工場が建てられたのだという。素材はどこから運ばれたのか、聞くのを忘れてしまった。

どこの工場も見学者は歓迎で、長期滞在者の為の宿泊設備の整っているところもある。
このようなファクトリーの魅力の一つは、セカンドといって、規格に満たないため、といっても素人にはわからない程度だが、市場には出せない品々が格安の値段で手に入ることである。

ベニスのムラノでも感じたことだが、ガラス工芸は魔術とでも言いたいほど、鮮やかなものだ。
長い筒の先についた真っ赤に溶けたガラス塊に、ふくらました口から空気を吹き込み、風船状に膨れた赤い玉を巧みに転がしながら、形をつけていく。
幾度見ても見あきない芸術作業である。

ところでこのヴァクショという町、このワープロでは出てこないスエーデンのアルファベットで綴られる。スペリングだけでなく、発音が難しい。
彼らもそれを心得ていて、外来の客に発音させては、違う、違うといじめの種にする。

ここから南西に2時間も下れば、ヘルシンボルグの港だ。カーフェリーで対岸のデンマークまで一時間もかからない。
そのデンマーク側の港、ヘルシンガーに近づくと、あのハムレットの舞台で有名なエルシノアのお城が、幻のように水平線上に浮かびあがってくるのが印象的だった。
by n_shioya | 2009-11-17 22:18 | コーヒーブレーク | Comments(4)
メイン・ロブスター
アメリカンステーキを称えて、メイン・ロブスターに触れないのは片手落ちというものだろう。
僕はメインに行ったことはないが、毎夏、ボストン近郊の避暑地、ケープコッドであの大柄なメイン・ロブスターを楽しんできた。

あの可愛らしいがしみったれた中身の伊勢海老とは種類からして違う。
フランス料理のオマールエビは同類だと思うが、体格に親子の差がある。
一番小さな奴でも、僕ら日本人には一人では食べきれないほどだ。
最もうまい食べ方は?
勿論ただボイルして、溶かしたバターソースでむさぼり食べる。
シャルドネをあおりながら。

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ボストン人にはシーフードならリーガルというのが定番のようだが、僕のお気に入りは、波止場に突き出たアントニー・ピア4だった。
シーフードの老舗で人気ナンバーワンだが、予約を取らない。大統領でも並んでもらうというのがアントニー親父の自慢だった。
ボストンで開かれた創傷治癒の学会のさい、そこを借り切って世界中の関係者を招待してくれたのが、当時の第一製薬だった。大したものだった。

オイスターの専門店ではハーフシェルというのがあったが、今もあるだろうか。
バケツのような入れ物でどさっと運ばれてくる生ガキは食べ放題。
生ガキの食べ放題といえばパリのエコール・ノルマールの近くにも専門店があった。連れてってくれたのは、毛根再生の研究の大家バランドンだった。

所でリーガル・シーフードはその後チェーン店として発展し、数年前はボルチモアでも見かけ、皆で入った覚えがある。
僕の定番は、まず生ガキ、そしてクラムチャウダー。そこですぐロブスターに行くわけにはいかない。リーガルの名物はクラブ・ケーキである。其れをアペタイザーとしてシェアし、いよいよ本番のロブスターへ。
〆はやはりチーズケーキチョコレートケーキである。
その頃はもう、体中の血管がコレステロールで詰まっても悔いはない気分になっている。

最近節制?しているつもりでもコレステロール値が下がらないのは、やはりあの頃の付けが来ているのだろうか。
by n_shioya | 2009-11-16 22:32 | 食生活 | Comments(9)
オージー・ビーフ
先週のゴールド・コースト ツアーでは、久しぶりにステーキをよく食べた。
本場のオージー・ビーフはなかなかのものである。
久しぶりに肉らしい肉にありついた。

昔若いころ、特にアメリカ留学中はステーキは大好物だったが、研修医の身ではそう頻繁に口にすることはできず、人のおごりの時は迷うことなくステーキを所望した。

ちなみに親しいアメリカ人からは、人に御呼ばれした時は、主人役が勧めない限り、ステーキとロブスターは頼むものではないと注意されてはいたが、このさもしい男の耳には入らなかったようだ。

焼き方はもちろんレア。それもヴェリ・レアで、焼き始めたらもう焼けすぎだなどと、ウェーターを困らせたものである。

それが日本に帰ってからは、どうも日本のステーキは口に合わない。それも上等なものほど、柔らかすぎて歯ごたえがなく、食った気がしない。
自然、野鳥とか鹿とか、あればの話だがトナカイとか、何か野獣にかじりついたという感じのものに手が行ってしまうのである。

オーストラリアのステーキはアメリカほど巨大でないのもありがたかった。
其れでも若いのに手伝ってもらわなければ、デザートまでこぎつけなかったと思う。
皆さんも経験あるでしょうアメリカのヴォリュームたっぷりの盛り付けを。
例えばテキサスのレンガと見まごうステーキなど。

サン・アントニオはテキサスとしてはこじんまりした街だが、雰囲気がよく、しばしば学会が催される。
一段低いところを運河が流れ、丁度柳川か、ヨーロッパならブリュージュのように、ボートで街を見上げながら、景観を楽しめる。

その運河沿いのステーキ専門店に夫婦で会長夫妻に呼ばれたことがある。
還暦を過ぎてから我々は、外国旅行の際はいつも食事は一人分だけとって二人でシェアすることにしている。
その時も、テキサスだからと用心し、子供のプレートを一人分だけお願いして二人で分けることにした。
だが出てきたのは、日本の大人のプレートの倍もある肉塊である。
その夜、3時間ほど楽しい語らいは続いたが、我々のプレートはついに空になることはなかった。
by n_shioya | 2009-11-15 22:06 | 食生活 | Comments(10)
本の帯
この春執筆を始めたアンチエイジングの啓もう書が、もうラの段階になりましたと編集者が訪れた。
僕にしては異例の早さである。
勿論、編集部の手が存分に入っているので、中身も非常に読みやすいものに変貌している。

“ところで、帯にどなたか推薦文をお願いしたいのですが。”という依頼である。
面白い習慣で、通例、本の装丁は一番最後の作業であり、著者は出版直前に見せられることが多い。に至っては、発売当日まで見せてもらえないこともある。
だが、手に取ってもらえるかどうかは帯次第いうこともあり、馬鹿にはできない。また、古本屋に出した時、帯がの有る無しが買い取り価格に影響するとも言われている、書き手の側ではそんな場合のことは考えたくもないが。

アンチエイジングというと読み手は4,50代の女性が中心になると思われるので、編集部としてはその層に人気のある女性にしたいという。
こちらの美女軍団にも加わって、あれこれ議論が白熱した。
元来僕はタレント方に疎いほうなので、ただにやにや聞いていた。
だが編集者の出すNGの基準がいまいちわかりずらい。

するとこう説明してくれた。
“勿論人気が第一です。ただあまり美人では困る。つまりあの人は素材が優れているので今があるから、ちょっと自分たちには無理だ。”と読者引いてしまうのだそうだ。
“これなら自分たちでも、”と思わせるような適度なハードルの高さということになる。
なるほど、それが女性の心理というものか。
鳩首会談の結果、一人のタレントに絞られた。その方なら僕でも知っている。
年の頃も適当で、知性的だし申し分ない。
ただ超ご多忙なのでお願いできるかどうか、皆危ぶんでいた。
もしだめならあまり無理せずに、推薦者なしでということになった。

みなさん、いずれにせよこの本は12月には出版されます。
どんな装いで表れるか、中身は“超”読み易いはずですので、乞うご期待!
by n_shioya | 2009-11-14 22:15 | アンチエイジング | Comments(4)
原監督
このところ原辰徳監督が男をあげている。
日本一の球団監督、いや世界一とか、なんとか章受章とか。
僕は野球を見たこともやったこともないので、そのありがたみはわからないが、彼は実にいい男である。

以前僕はファンケルの顧問をしていた。
その頃彼はファンケルのコマーシャルで、“やっぱりファンケルだから安心だね!”とか言うセリフ繰り返していたので、僕はただのファンケルのイメージキャラクターのタレントぐらいに思っていた。

そして初めての新年会の時、社長と彼のいる席に僕は座らされた。
中華料理をつまみながら二人の会話を聞いていると、野球の話である。
なにか云わねばと思い、
“原さんは野球もなさるのですか?”
と聞いてしまった。
一瞬場の空気が凍りついたのが、ぼくのようなKYでもわかった。
だが彼はにこやかに答えてくれた、“ええ、少し”と。
皆は爆笑し、喜んだ社長は、“先生ね、原さんは巨人軍の名監督ですよ。”と教えてくださった。幸い巨人軍が球団であることぐらいは僕も知っていた。
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今の監督の活躍ぶりを見るたびに、こんな質問を投げかけた男は他にはいないだろう、と自負している。
だが、あの時彼は僕の質問をどう取ったろうと考えてしまう。
マジ?それともからかい?
一度聞いてみたいと思ってるが、もうとっくに忘れているだろう。
だが、あの時の爽やかな笑顔を僕は忘れられない。
(注:これは一度書いたが、当時の写真が出てきたので、また書かせていただいた。原監督の其の後の功績をたたえる意味でも)
by n_shioya | 2009-11-13 22:26 | コーヒーブレーク | Comments(10)
深夜の怪電話
永年形成外科医をやってきて、いろいろと患者の奇妙な要望に接することがあったが、今回の市橋容疑者の件は、警察が全貌を明らかにしてないので、美容外科医の対応に関しては、不審なことが多い。

思い出すのは50年前、まだアメリカで形成外科を研修していた時のことである。
真夜中に不審な電話がかかってきた。しゃがれた女性の声で“ドクター!、キャン ユー チェンジ マイ フェイス?”と受話器の向こうから囁いてくる。
ぎょっとなって受話器を置きしばらく寝付けなかった覚えがある。

よく世間では、美容外科では顔を思い通りに変えることができるように錯覚しているが、そんな甘いものではない。
いまより少しでも美しく、しかもその人に会った顔に仕上げるのは決して容易なことではない。
勿論ただ変えろと言うなら、めちゃくちゃに変えればよいが、唯グロテスクになるだけで、正常な患者が望むことでないし、また、まともな医師は引き受けないだろう。

b0084241_23191160.gif市橋容疑者が最初の医師に対しどんな希望を突き付けたのか、
その医師がそのおそらくは異常な希望をどう受け止め、
どんな手術を施したのか?
捜査による解明が期待される。


所で前述の夜の怪電話だが、今思うに仲間のたちの悪いいたずら電話だったのではなかろうか。
そのころ僕はまだレジデントで開業しておらず、僕の電話番号を知っているのは病院仲間か、限られた友人だけだったからである。
by n_shioya | 2009-11-12 22:37 | コーヒーブレーク | Comments(6)
アンチエイジング・カフェ第三回
第三回アンチエイジングカフェも無事終了。

今回のテーマは「サプリメントの正しい使い方」であったが、実際にはアンチエイジングの中でのサプリメントの位置づけと、アンチエイジングの基本的な考え方について述べさせてもらった。

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自画自賛になるが、アンケート調査を見ても、なかなかの評判だった。
僕自身、一方通行の講演でなく、小グループという形で参加者の方々と意思疎通も図ることができ、十分満足した。

全3回では如何にも時間が足りないので、6回ぐらいに増やして、もっと掘り下げた討論に持っていこうと、関係者一同すでに来年に向けてはりきっていた。
by n_shioya | 2009-11-11 23:07 | アンチエイジング | Comments(6)




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