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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
9月はSeptmber。Rの付く月である。牡蠣は解禁でいいはずだが、慎重な日本のレストランは11月ごろにならないとメニューに載せてくれないところが多い。
幸い最近は東京にも、オイスターバーが出現し、真夏でも牡蠣が楽しめるようになった。 ありがたい話である。 と言うわけで今夕は、横浜そごう10階のガンボアンドオイスターに生牡蠣を賞味することとした。 ![]() 牡蠣の思い出はつきない。 まずはパリの屋台。山積みされた生牡蠣を殻から啜りながら、シャブリで流し込む。牡蠣の独特の味とキリット辛口のシャブリの絶妙な取り合わせ。 各国の牡蠣が大皿で賞味できるのは、サンフランシスコのギラデリスクエアのシーフードレストラン。金門海峡を眺めながらの、牡蠣の味わいはかくべつである。 そしてこれはアメリカ留学中の最も贅沢なコースだったが、半ダースの生牡蠣で始まり、ニューイングランドクラムチャウダーかヴィシソアススープ、メインは生焼けのニューヨークカットステーキ,そして締めはニューヨークスタイルのチーズケーキ。思い出すだによだれが出る。 もう今はそんな大食は出来ない。 今夕はささやかに、半ダースの牡蠣一皿、サラダ、そしてスパゲッティペスカト-レ、それぞれ一人分を配偶者と分け合って、満足して車は置いてタクシーで戻ってきた。 柄になく、シャブリのほかに、ドライマティーニまできこし召したので。 というわけで上符先生、来週のフードアレルギー検査で牡蠣の抗体値が異常に上昇していても、全く一過性のはずなので、余り厳しい制限はしないでください。 ▲
by n_shioya
| 2006-09-30 23:54
| 食生活
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銀座は土地柄か、珍客、賓客が多い。
王選手も夏前にお寄りいただいた。その時のサイン入りの写真は宝物のように院長室に飾ってある。 ライカの社長のご友人で、ただの表敬訪問だったが、おそらくもうその頃は体の異変に気づいておられたのではなかろうか。 関連企業にしても、新橋から日本橋にかけて集中しているし、クラスメートに声をかければ、おお、銀座ならといって銀ブラのついでに寄ってくれる便利さがある。 勿論女性なら、銀座だったら毎週でも伺うわ、といってくださるのはありがたいがこちらの財布が持たない。 今日は又、金沢からジュエルリーのコレクターと言う女性が見えた。 裏の通りの向かいにある、山野美容室のマネージャーのご紹介である。 ちなみにクリニックの入り口は裏通りにあり、山野美容室から丸見えなので、身分を隠してクリニックに来られたい方はご注意ください ところで今日の金沢美人が扱われているジュエルリーは、そんじょそこらの宝石とは訳が違う。 すべて世界の博物館に飾られれているような、曰くつきの年代物である、何とか皇女の何とかとか、どこそこの王家のものだとか。 現に其の女性がさりげなく胸に着けていたカメオのブローチも、実は300年前にイタリヤの何とか王妃が愛用されたものだそうだ。 ![]() 今までは個人のコレクターとして楽しんできたが、これからはもっと皆さんにもご鑑賞いただき、気に入った方にはお分けしていきたいと言う。お分けしてと言ってもそれ相応の対価は必要だろうが、とてもお聞きする勇気はなかった。 まずいことに配偶者はカメオに目がないので、もしお望みなら次回来京の折は、是非配偶者抜きにして、しかるべき方々をご紹介しましょうといってお別れした。 ![]() ▲
by n_shioya
| 2006-09-29 23:59
| QOL
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by n_shioya
| 2006-09-28 23:53
| アンチエイジング
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ゴルフの神様ではない。
ゴルフと神様である。ゴルフの神様は増田プロである。 レッスンを受け始めてほぼ2ヶ月。増田プロの唱える中心感覚打法がやっと分かりかけてきた、本当に会得するにはこれから長い道のりを覚悟せねばならぬが。 ゴルフの真髄が意外に信仰と共通点があるというのが今日の論点である。 増田プロの考案されたさまざまな体のエキササイズを反復する内に、中にはわざとバランスを崩す動作もあるが、体は自然にバランスをとろうとする。そして無意識の内に中心感覚が身についてくる。 これが体の軸である。 いったんこの軸が確立すると、手足は安定してラクに動き、クラブを持てば自然なスウィングをするようになる筈だ。まだ僕の場合はそうなってはいないが、やがてそうなるだろうと言うほのかな予感がしてきた。 信仰も同じことで、しっかりと神様を軸に据えれば、後はのびのびと振舞っても道をはずさなくなるはず、というのが繰り返し諭される教えである。 だが神様にすべてをゆだねること、これが又難しい。 人は愚かしくも自分の知恵で、あれこれ煩い、余計な欲を出しては事をややこしくして、後悔する。 “野の百合”になるのは至難の技である。これも神様より偉くなろうと、蛇にそそのかされてりんごを食べた報いである。これをキリスト教では原罪と言う。 子供のように無心にならなければ天国には入れないとキリストは言われた。 ゴルフも同じことだ。 中心感覚で会得した軸を中心にただ無心に体を回せば、クラブのヘッドは理想の弧を描き、ボールは軽やかに天空に飛び立つ・・・筈だ。 でもここでも人間は愚かにも、何か心配になって手でこねたり、無理に力んだりしてコントロールを失って、芝生を耕してしまう。 これもまた原罪のなせる業ではなかろうか、ああ! さてこうしてゴルフに励むことは、自分の愚かさと向かい合い、やがては信仰を深めることにも通ずるなど勝手に思い上がっていたら、突如天から恐ろしい声が響いてきた。 こら、お前。いくら毎週ゴルフレッスンに励んでも、日曜のミサをサボってもよいことにはならんぞ、と。 ▲
by n_shioya
| 2006-09-27 22:02
| QOL
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一日中、銀座クリニックのこれから一年について思い巡らす。
サンフランシスコの学会はこの際、やめにしたほうがよさそう。 10回目のキレーション。これでワンクール完了。万歳! そう、昨日は8回目のゴルフレッスンだった。 明日は中心感覚打法について、ちょっと感想を纏めるつもり。 お休みなさい。 ▲
by n_shioya
| 2006-09-26 23:59
| アンチエイジング
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あの派手なパーフォーマンスで周囲を圧倒し、いつも自意識過剰でうじうじしている昭和一桁を萎縮させる慶応の名物教授坪田先生の朋友である弁護士が、開業10周年記念とご自身の法律事務所設立記念をかねた会をニューオータニで開いたと聞けば、坪田流にさぞ楽しい会だったことは想像が付くでしょう。
![]() 共にご招待を受けた我が秘書嬢にとっても楽しい集まりだったろう、食事もワインも、そして若手の実業家集団も。 締めのご挨拶で畑中氏が、次回、と言うのはおそらく50周年記念になるでしょうが、是非又皆さん、と誘いをかけながら、ただ確実にご参加できない方もをられるでしょうが、とこちらを見ながら?おっしゃった時は、瞬時に坪田先生の人間125歳説を想起し、その時こちらはまだ115歳、しっかりアンチエイジングに励めば貴君を驚かせることも可能かもしれませんぞ、と叫びたくなった。 ![]() 上符先生、ご苦労様。 ▲
by n_shioya
| 2006-09-25 23:15
| QOL
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小屋の周囲から花が消えていく。
白樺や落葉松など木が生い茂ったからかも知れぬ。 30年ほど前、ここに山小屋を立てた頃、まわりは一面のお花畑で春、夏、秋と何時来ても高山植物が楽しめた。 今頃はマツムシソウが花盛りのはずだが今年は一つも見当たらぬ。 最近は異常気象で、と地元の人は言うが、僕たちの撒き散らす排気ガスも多少の害を与えていることは否めない。 エコライフというのは言うは易いが、一度文明に毒されたものにとって、実践には多大の節度を要求される。 昔知り合いの占い師にこういわれた。 “あんたはな、森の木に囲まれてその精気を吸って、活力を保ってるんじゃ。” 確かに北里大学の23年間は、相模原の雑木林の中で快適に過ごしてきた。 定年になってからは、こうして頻繁に山小屋を訪れては、精気を補給している。 これが何よりのアンチエイジングであることは言うもおろかだ。 だがある量の緑は誰にでも必要なのではなかろうか、必要な量と頻度の差はあっても。 今日は朝から久しぶりの上天気だったので、山のフォトをと出かけたが、はや日は傾き逆光で山並みはとんでしまった。 代わりに近くの渓流のフォトを上げる。 水は冷たいが、子供たちは皆ここで水浴びをして育った。今度は孫たちの番である。 ![]() ![]() ▲
by n_shioya
| 2006-09-24 15:45
| QOL
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先日謎の美少女マリーのアンチエイジングパーティでお会いしたOVEの有島さんから次のようなお誘いを受けた。
有島さんはコンピューターによる自動変速機付の自転車の日本での普及に努められており、 パーティそっちのけで意気投合してしまったことは、ブログに載せたとおり。 だが、考えてみればサイクリングこそ僕にとっては最適のアンチエイジングである。 そのときお誘いを受けた明日の日曜日の武蔵野サイクリングの企画には、別件で残念ながら参加できない旨お伝えしたところ、以下のような大変ありがたい、扇情的なメールをいただいたので、ここでご紹介するとともに、同好の士を募らせていただきます。 ご興味をお持ちの方は、是非、コメント欄か、直接OVEへどうぞ! ちなみに有島さんたちと一緒に、日本にサイクリングロードを張り巡らすNPOを立ち上げようと考えていますのでそちらも宜しく。 「塩谷先生さま: 先日は、お忙しい最中、OVEアンチエイジングパーティにお越しくださり、また、自転車の楽しいお話もお聞かせいただきまして、誠にありがとうございました。 今後ともよろしくお願いいたします。 さて、ご興味をもっていただきましたOVEツアー(自転車ツアー)の件ですが、 ツアースタッフと話をしまして、是非、塩谷先生のスペシャルツアーを考えてみたい!との盛り上がりへと発展しております。 お察しいたしますところ、本当に自転車がお好きなんだな。と思われますので、我々も是非にサポートさせていただければと考えています。 具体的には以下の様に考えております。 1:塩谷先生のご都合の良い日・場所を設定し、こちらのツアーガイドと一緒に実行。 (土日以外でもかまいません。スタッフが出向きます) 2:場所は横浜界隈、あるいは八ヶ岳界隈。もしくは、興味をもっておられる場所。 こちらのストックとしては、 (東京都内ルート、江戸ルート、八ヶ岳ルート、軽井沢ルート、富士山界隈ルート等もあります。) 3:数時間~半日くらいのツアー。 (ツアールートイメージがあればお聞かせください) 4:参加者は塩谷先生、奥様、ご友人、など自由設定で5名くらいまで。 (もちろん、塩谷先生のみでもかまいません) 5:参加費は、スペシャルということで、お一人さま、3000円で結構です。 6:自転車はこちらで用意いたします。 いかがでしょうか。 以上はこちらの勝手なプランですので、お気になさらず、ご返答願えればと思います。 私としましては、こういった活動を機会に、自転車でお散歩=散走倶楽部を発足させていきたいと考えています。 こちらの方面でも、いろいろとご相談にのっていただければなと、勝手に思いを膨らませております。 今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。 OVEプロデューサー 有島政彦 」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー LIFE CREATION SPACE OVE 〒107-0062 東京都港区南青山3-4-8トレディカーサ1F TEL 03-5785-0403 FAX 03-5785-0412 http://www.ove-web.com ▲
by n_shioya
| 2006-09-23 17:55
| サプリメント
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最近どういうことかリスカ(リストカット)が増えている。
流行っているといったほうがいいかもしれない。 僕の創傷治癒のサイトにも、ほとんど毎日といっていいほど、リスカの傷跡の相談がくる。 ほとんどが若い女性のようだ。 ある夜など、夜中までに5件も続けてカウンセリングに入り、ぞっとなった覚えがある。 だが、ほとんどがいわゆるためらいキズで、浅く無数に傷をつけただけのようだ。 形成外科の立場から言うと、実はこれが一番修正に難儀するとは、前に一度書いた覚えがある。 本当に自殺する気があるなら、思い切ってスパッとやってほしい。しかも脈を取るときに触る手首の動脈を狙って。(もちろんこれは冗談) ところがこの動脈,指を動かす10数本の腱の横に隠れているので、よっぽど解剖に熟知してないと、腱ばかり切って命は助かってしまう。 もちろん助かるのは結構だが、この腱をつなぎ合わせるのが大事業で、一本一本つないでいくと夜が明けてしまう。 首を切るときも解剖の知識は必須だ。 ターゲットとすべき頚動脈はあごの下に隠れており、初心者はしばしばのど笛をかき切って、つまり気管切開をして声が出ないまま、ヒューヒューさけびながらERに担ぎ込まれてくる。 気管切開の修復はそれほど困難でないが、初志貫徹できずに恥をさらすようなよう悲鳴は聞くに堪えない。 外科学は解剖に始まり、解剖に終わる。 今日の話はこれから医学に取り込もうとする学生に、一見無味乾燥な解剖学の重要性を納得させる為にときたま引用する例であって、医師である僕が決して自殺を奨励したり、幇助することなどありえないので、念のため。 ▲
by n_shioya
| 2006-09-22 21:50
| 手術
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このごろ何時も同じタイピンをしているがこれにはわけがある。
コペンハーゲンで白い貴婦人と呼ばれるホテルダングレテールを出て右に回れば、すぐにショッピングストリート、ストロイエがスタートする。 コペンハーゲンの銀座ともいえるが、こちらははるかにシックで、しかも世界初の歩行者天国といわれている。 中ほどまで歩くと、右側に銀器で知られるジョージジェンセンと陶器のロイヤルコペンハーゲンの三階建ての本社がある。 1,2階が店舗で、3階はティールーム。ここでロイヤルコペンのセットでお茶を味わうのが、デンマークでの僕の楽しみの一つでもある。 ジョージジェンセンのシルバーはティファニーと又違った重厚でデザインで、使うほどに味が出てくる。ロイヤルコペンも昔ながらのブルーフルーテッドがお気に入りである。 しかしこれらは日常は使わず、特別なときにだけにとってある。 昔気に入ったカフスボタンの一つ不注意でなくしたとき、日本では対応してもらえなかったが、本店では快く一つだけ求めることが出来、いっそうのファンになった。 ある時、ある女性からジョージジェンセンのタイピンを贈られた。シンプルだが洒落た新しいデザインである。 スッカリ気に入って、以来毎日そのタイピンが外せなくなった、タイはアルマーニ、ダンヒル、エルメスなどに変わろうと。 彼女はある大手の外資系の医療関係の企業に勤めている。ジョージジェンセンを人に贈るくらいだから、当然ながら聡明な美女で営業成績も抜群である。 僕も一般の啓蒙をかねて、彼女のプロモーションの手伝いをささやかながらさせてもらっている。 もちろん彼女と会うときも、タイピンはいつも同じである。 ![]() 彼女が言った、“そろそろ別のも差し上げなくちゃね” “いやご心配なく、これがスッカリお気に入りなので” と答えるにとどめ、でも君が又別のを選んでくれるなら、それはとても嬉しいけど、と口まででかかったが、そこはぐっとこらえておいた。 ▲
by n_shioya
| 2006-09-21 23:59
| コーヒーブレーク
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![]() 塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日) 以前の記事
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