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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
カテゴリ:キズのケア( 112 )
アルケアの目指すもの
“オリンパスの内視鏡以外に、日本発の医療機器のイノベーションはありますか?”
と、アルケアの工場と研究所の見学を終えて会議室に戻った僕に、鈴木社長は問いかけた。
アルケアはギブス、創傷被服材、人工肛門の装具などの医療機器メーカーである。
“いや、ありませんな、そう言われれば。”と僕は答えるしかなかった。
CTやMRIなどの高額な機器だけでなく、僕の関わっている創傷治癒関係のデバイスも、殆ど全て海外発に頼っている。そして結果的に我々の資産は流出する。
アルケアの目指すもの_b0084241_9374270.jpg

何故だろう、とぼくは考える。
世界初が日本で生まれてこなかった訳ではない。
我々が長年お世話になってきた植皮の器械も、デルマトームと呼ばれるが、そのプロトタイプは日本人が世界に先駆けて考案したと言う事実が、やっと最近になって認められるようになった。
同じような例は知られないだけでまだいくらも埋もれているだろう。

その埋もれてしまうと言うところに問題がある。
まず、日本人自身が、「国産」に価値を認めないことだ。日本で埋もれそうになった革新技術が、海外で認められて逆輸入されることはいくらもある。
これは技術に限らない。絵画などアートの世界でも同じことが言える。
今ひとつは、日本人が売り出し方が不得手と言うことがある。対外的には言葉の壁もあるかも知れない。だが、もうそんな言い訳が聞く時代ではない。ネイティブの英語だけが英語ではなく、我々は国際語としての英語を使えれば良いと割り切る必要がある。

自動車を始めとする日本の基幹産業は、円高、人件費などの理由で海外に拠点を移し始め、いわゆる「空洞化現象」が問題となっている。この傾向はこれからもっと加速するだろう。
その空洞を埋めて21世紀を生き延びるには、「知材の開発」しかない。
“だから、アルケアは、「日本発の医療のイノベーション創成」に全社を挙げて取り組む覚悟です。”
と、鈴木社長は決意を吐露された。
我が「創傷治癒センター」も、及ばずながら全力を挙げて応援いたします。
by n_shioya | 2012-07-18 22:19 | キズのケア | Comments(2)
創傷治癒センター
今日は「NPO法人創傷治癒センター」の理事会と懇親会。
今年で9年目。
アンチエイジングと同じで、僕が「創傷治癒」を言い始めた頃は、それなあに?といった感じだった。
それが最近は大流行りで、この9月には5000人規模の国際学会が横浜で開催される運びになった。
それもこれも、センターの理事の方々と賛助企業の皆様そして事務局の献身的な協力のおかげである。
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フォトは僕から左へ、
貴志教授:慶応大学
市岡教授:埼玉医大
森口名誉教授:川崎医大
by n_shioya | 2012-05-25 22:55 | キズのケア | Comments(2)
キズのケアとスキンケア
今日は神戸日帰り。
このところ神戸詣でが続く。
第21回日本創傷・オストミー・失禁管理学会学術集会主催の「市民講座」を、我がNPO法人も共催しているからである。
第1部はチェリストの吉川氏の語りと演奏。テーマは「可能性を信じて、誰もが人生の主人公」ご自身の生い立ち、③・11の際のボランティア活動の経験などを交えた好演奏だった。
第二部は北里グループのエース、湘南鎌倉病院の山下理恵部長の「キズのケアとスキンケア」。
豊富な自験例と解りやすい解説で皆を魅了した。
ことにスキンケアとなると彼女の独壇場で、年に一度しか顔も洗わない男の出る幕はなかった。
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何度行っても神戸はいい街だ。
7月4日には神戸大学の寺師君の教授就任パーティが予定されており、またも神戸詣でのチャンスに恵まれる。
by n_shioya | 2012-05-12 23:10 | キズのケア | Comments(3)
市民講座の悩み
今日は神戸医大の寺師君達と新横浜で5月に予定している神戸での市民講座の打ち合わせをした。
テーマは「キズのケアとスキンケア」
講師は湘南鎌倉病院の山下部長である。
どちらも主婦の方々には切実な問題のはずだし、講師にこれ以上の適任者はいない。

このテーマで市民の皆様にお伝えしたいメッセージは三つある。
まず、家庭で処置できる程度のキズの消毒は薬に頼らず、水道水の洗浄で十分なこと。そして傷はガーゼを張ったり、かさぶたを作らずに、最近の湿潤療法の考えに従って、バンドエイドかキズパワーパッドでカバーする。
次に大事なことは、一旦傷をすると、怪我であれ手術であれ、必ず傷跡は残り消すことはできない、勿論、目立つ目立たないは別問題であるが。
これをいかに目立たなくするかが、形成外科医の腕の見せ所である。
スキンケアに関しては、やりすぎが良くない。洗いすぎ、擦りすぎが肌荒れの原因になり、それに更に化粧品を使いすぎると、悪循環を引き起こす。

ところで市民講座の一番の難しさは集客にある。
少人数のカルチャーセンター的な企画と違い、やはり数百人のオーダーで集まっていただかないと、啓蒙という点では効率も悪いし、講師にもお気の毒である。
だが、忙しい主婦が、平日であれ休日であれ、わざわざ足を運ぶには、よほどの必要性を感じなければ無理である。
また、また、市民の場合、こちらが働きかける母集団が存在しない。
そこで地方紙やローカル局など、マスコミの協力が必須になってくる。
またほとんどの場合参加費は無料なので、事前の申し込みは受け付けても、当日どのくらいの方が現れるか、何時も悩ましいところである。

だが、このような悩みはボランティア活動にはつきもので、これに耐えて啓蒙活動を続けるのがNPOの使命と考え、これまで「NPO法人創傷治癒センター」の活動を地道に続けてきたし、これからも続けようと思う。

「アンチエイジング・ネットワーク」「創傷治癒センター」と二つもNPO法人を抱えた理事長にお付き合いくださっている事務局の方々に感謝します。
by n_shioya | 2012-03-25 22:24 | キズのケア | Comments(4)
日帰りの神戸
男が4人。何をたくらんでいるのか?
神戸ポートピアホテルの一郭。
五月に開催予定の市民講座の打ち合わせである。
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会員2000名を誇る日本創傷・オストミー・失禁学会に合わせ、我がNPO法人創傷治癒センターの共催で、市民公開講座を開催することになった。
二日間の学術集会のコリをほぐし、一般市民の啓蒙も兼ねて、チェリスト吉川さんの語りを交えた演奏と、アンチエイジングの専門家に“若返りのコツ”をお話しいただく2時間のイベントを予定したのである。

何時行っても神戸は楽しい街である。
横浜も港町だが、神戸の魅力は背後に六甲山を控えていることだろう。
そして西洋料理、ケーキ類の発祥の地でもある。
三宮にあるパティシエ“ツース・ツース”で名物のタルトを孫のお土産に買って、新幹線で戻ってきた。
交通機関の発達で、日本中どこでも日帰りが可能になったが、やはり移動した距離に比例して疲れを感じるのは年かもしれぬ。
by n_shioya | 2012-02-05 22:27 | キズのケア | Comments(2)
褥瘡セミナー
無事、パラマウントの「褥瘡のセミナー」の座長を終えて帰宅した。
いつもながら看護師さんや愛護しさんの熱心さには、感心させられる。演壇から眺めていると、4時間の長丁場で居眠りをしているものは一人もいない。
よくテレビ中継で見る、大半が居眠りか私語にふけっている国会風景とは大違いである。
褥瘡は昔は床ずれと呼ばれていた。
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昔は何か病気でベッドに伏せっていると出来て当たり前という感じだった。
それが、褥瘡学会ができて10年。
褥瘡は防げるし、治療できると叫び続けた甲斐があって、発生頻度はぐんと減ったという。
それには二時間ごとの体位変換という看護側の献身的な努力のほかに、ベッドの進歩、耐圧分散マットレスの開発などが預かって大きい。」
この九月には世界創傷治癒学会が横浜で開催される。
そこでも褥瘡治療が主役となるだろう。楽しみである。
by n_shioya | 2012-02-04 22:17 | キズのケア | Comments(2)
メカノバイオロジー
今日は我々グループの「定例ミーティング」が行われた。
発毛の臨床と、毛髪の研究に特化しているグループである。
現状の分析の後で、日本医大からお招きした小川令準教授のお話を伺った。
テーマはメカノバイオロジーという、新しい分野である。

これまでの分子生物細胞学では、どちらかというと化学物質による細胞の活性化に主眼が置かれていた。
だが、細胞は立体的な構造物である。当然、周りの環境から力学的な影響を受ける。つまり機械的な刺激が如何に細胞の内部に変化を起こし、細胞の活動に影響を与えるかという研究で、張力、圧力が多いに関係すると思われる、傷跡特にケロイドの原因解明と治療に役立っているという。
この手法はいずれ発毛にも役立つかもしれない。

小川先生はまだ30代の気鋭の形成外科医である。
素晴らしい基礎研究を次々に発表しているだけでなく、臨床面、つまり患者の治療でも見事な業績をあげておられる。

会議終了後は、新年会を兼ねた食事会。
グループの主要メンバーをフォトでお目にかける。
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by n_shioya | 2012-02-01 22:03 | キズのケア | Comments(3)
国際創傷外科学会
新年会の写真が今一枚送られてきた。
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埼玉医大形成外科の市岡教授とスミスアンドネフューの内藤女史である。
市岡君は埼玉医大につとに創傷治癒センターを設立し、湿潤療法の正しい啓蒙に励んでいる。
また、内藤女史はジョンソンアンドジョンソンからヘッドハンティングされ、今やスミスアンドネフューの大黒柱である。
この二人でスクラムを組んで、国際創傷外科学会を応援してくれるという。
頼もしい限りである。
by n_shioya | 2012-01-15 21:56 | キズのケア | Comments(4)
名探偵ポアロ銀座に現る!
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昨日は、ポアロ博士が来訪された。
コンバテックの副社長だが、医師であり、絵も達者でプロの域である。
しかも、アガサクリスティーの名探偵ポアロのモデルの遠縁にあたるという。
其の後彼から作品が送られてきたので、早速以下のメールを送った。
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Dear Dr. Poirot:

It was a pleasure meeting you on Monday and was a quite surprise to find that you are not only a superb detective but also an excellent business leader.
And, a professhional artist!
We are very grateful that Convatec has been promoting the concept of moist wound healing along with various modern dressings in Japan.
Also,the lunch was delicious including your father’s favourite dessert.
There seems to be a lot of topics we can talk about and I am looking forward to meeting you again.,

Sincerely,

Nobi
by n_shioya | 2011-12-13 16:51 | キズのケア | Comments(9)
褥瘡予防ケア最新情報
今日はよみうりホールで褥瘡のセミナー。
日曜というのに、800人入りのホールは満員御礼。やはり看護師さんは熱心である。
主催は㈱ケープ。

テーマは「褥瘡予防ケア最新情報」。

講師陣は;

松原保美:北里大学「チームで取り組む褥瘡予防ケア」
市岡滋:埼玉医科大学「難治性創傷の最新治療」
真田弘美:東京大学「QOLを視野に入れた褥瘡対策最前線」

演出は真田プロダクション。真田弘美先生、お見事でした。ホリプロが羨ましがってますよ!
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褥瘡は昔は床ずれと言って、寝たきりだと出来てもあたりまえと考えられていた。
だがこの10年間の褥瘡治療の進歩は目覚ましく、其の牽引車の一人が真田教授である。
例えば東大や北里大学のように、重症患者を扱う大学病院での発生率は、ついに1%を下回るようになったという。

明日は学習院の生涯教育講座で「みためのアンチエイジング」について話す予定。
by n_shioya | 2011-09-11 22:18 | キズのケア | Comments(4)




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