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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
![]() 今日は日本褥瘡学会の船上の前夜祭。 10数年前にスタートしたこの学会も、今や8000人の会員の大学会。 300人の評議員がロイヤルウイングに乗り込んで、飲みかつ喰らい、ベイブリッジの夜景を楽しんだ。 これまで褥瘡学会は高齢者の褥瘡予防と治療に専念してきたが、これからは身体障害者のスキンケアにも取り組もうと、坪井会長が呼びかけたのがパラリンピックを前に印象的だった。 ▲
by n_shioya
| 2016-09-01 22:54
| キズのケア
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![]() 配偶者が犬に噛まれたことでご心配おかけしました、おかげさまで経過は順調で、今のところ感染の兆候はありません。 犬の咬み傷の面倒な点は、噛み跡が小さくても中で組織が痛めつけられており、また、犬の口腔内の雑菌で汚染されていることです。もっとも人間の口腔内の方がもっと汚いとされていますが。 今回の傷は小さかったので問題はなかったのですが、咬み傷の場合はたとえ大きくても、縫わずに傷が開いたまま直し、目立つ傷痕が残れば、半年、一年たって感染の恐れがなくってから修正します。 また、狂犬病はもはや心配ないとされていますが、破傷風の恐れはあるので、トキソイドの予防注射と抗生物質をスタートしたわけです。 明後日になれば、危険水域は脱したと言えるでしょう。 ▲
by n_shioya
| 2016-08-13 22:37
| キズのケア
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![]() なまはげに迎えられて,杜の都仙台で第17回日本褥瘡学会はスタートした。 数十名でスタートした本学会も,今や8000人の大学会。地方では会場探しに苦労すると言う。 ![]() 僕の左は真田現理事長と川上次期理事長(現時点では予定)。 そして扇子を振っているのがなんと東北大学教授の館会長。 まことに楽しい会長招宴でした。 ![]() ▲
by n_shioya
| 2015-08-27 22:13
| キズのケア
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![]() 今日は、品のない言い方をすれば、メッチャ忙しかった。でも楽しかったのは、貴志君とアメリカンクラブで食事が出来たことである。 慶応の形成外科の若手の教授で、スカーレスヒーリングの第一人者。 残念なのは彼の手を借りても、まだ人ではスカーレスヒーリングは可能になってないことである。 そうですなぁ、やっぱり人間をヤモリに戻さないと不可能かな、スカーレスヒーリングは。と首をかしげていた。 人は瘢痕組織でキズは治るが、ヤモリや下等動物は再生で治るからである。 このことはまた別の機会に・・・ ▲
by n_shioya
| 2015-07-22 23:57
| キズのケア
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アメリカでインターン生活を始めて半年経ち、休日をニューヨーク郊外の物産会社の支店長のお宅で過ごしした時のこと。
着替えをしていると其の家の小学生の長男にこう言われた。 “もうすっかりアメリカ人ですね” “どうして” “だって靴を履いたままズボンを履き替えるんだもの” ギャフンとなったが、事程左様に欧米は靴の生活で、朝起きて靴を一旦履いたら寝るまでまで脱ぐことはない。 それだけに巻き爪や感染症など足とトラブルは多く、医師ではないポダイァトリストと言う専門職が繁盛するほどである。 先週末パシフィコ横浜で開催された「下肢救済・足病学会」が対象とするのはそれよりもっと深刻な、下肢切断に至る病からいかに足を救うか研究する学会である。 下肢切断の原因となる主な疾患には二つある。 ①糖尿病性の壊疽 ②動脈閉塞性の壊疽 最近では糖尿病人口の増加で、①による、しかも糖尿病の合併症である透析患者の樫下肢トラブルが急増していると言う。 ![]() フォトはこの学会のリーダーである神戸大学の寺師教授と僕の後ろは其の愛弟子藤井みき先生。そして僕の隣はイギリス最大手の医療機器メーカー、スミス&ネフュー社のシャロン・フロム嬢。 みんなで皆さんのフットケアのサポートをいたします。 ▲
by n_shioya
| 2015-07-14 19:29
| キズのケア
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近頃お前の書き込みは何時も女性絡みで、ちっとも仕事をしとらんではないかとお叱りかりを受けた。
いやこれも仕事のうちなんで,と申し上げることにしている。 幸か不幸かは僕の関わっている抗加齢の分野では、女性との関わりが多い。又どの分野でも最近は女性の方が勢いがいい。従って女性の出番が多くなる。 ![]() 例えば今日の「褥瘡の講習会」。 企画された真田弘美東大教授は褥瘡学会理事長。女性である。 真田教授を含め3名の講師のうち二人は女性。 そして1000名ちかい参加者も殆どが女性。ま、対象が看護師なのでやむを得ないかもしれないが。 ![]() ちなみに最近の褥瘡治療の進歩は目覚ましい。 10数年前、褥瘡学会を立ち上げたときのスローガンは“褥瘡は治せる,防げる”だった.だが当時の武器は「二時間ごとの体位交換」と発生した場合の「形成外科的処置」だけだった。 其れが今や、褥瘡発生のメカニズムもほぼ解明され、予防のための減圧マットレス,創面の湿潤環境の保持などなど、予防、診断そして治療面で格段の進歩を遂げ,その発生頻度も激減した。 そこで果たした真田軍団の働きは目覚ましいものがある。 今一人の女性講師、中屋貴子先生の「急性期患者の褥瘡対策」、いわゆるポジショニングのお話もよく整理されて分かりやすかった。 勿論男性も手をこまねいているわけではない。 今日の講師、袋先生の「在宅医療での褥瘡」のお話も素晴らしかった。「袋」に賭けて「フクロウ」をシンボルマークとされる先生は、梟が象徴する叡智に加えユウモアたっぷりの名講義だった。 ▲
by n_shioya
| 2015-07-12 22:10
| キズのケア
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先週に引き続き今日はNPO法人「創傷治癒センター」の理事会と懇親会。
創傷治癒センターの役目は、「キズケア」報の啓蒙活動である。 ![]() 具体的には ①怪我した時の家庭での手当は? ②傷跡はどこまで治せるか? ③再生医療がどう役立つか? 詳細はこの秋に予定している「公開市民講座」で各分野の専門家がお話しするので、乞うご期待。 白いドレスの美女は、東大の老年看護学教授真田弘美先生。褥瘡学会のマドンナと言われるのも納得でしょう。僕と張り合っているのは埼玉医大の市岡教授。若さではこちらの分が悪いですな。 ![]() ▲
by n_shioya
| 2015-06-02 22:59
| キズのケア
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市民講座「けがキズの治し方」無事終了。
予想以上の大盛況。 講師の先生方の核心に触れた、しかも分かり易いご講演。 参加の皆様の熱心なご質問。 せめてもう一時間欲しかったですね。 告知をしてくださったNHK,J-cast,朝日、読売、日経その他メディアの皆様有り難うございました。 ![]() ▲
by n_shioya
| 2014-07-12 21:16
| キズのケア
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さて“どんじりに控えしは・・・ ”と,白浪五人男の稲瀬川勢揃い、南郷力丸のセリフを引用しては失礼に当たるが、いよいよ今日はキズケア市民講座の「ケロイド治療」真打ちの登場である。
日本医大形成外科准教授、小川令先生だ。 ![]() “さあ,皆の衆。ケロイドは治せないというのは間違い,間違い。この小川先生のメカノバイオロジイーに基づいた最新治療で,さすがのケロイドも雲散霧消・・・” とまでは行かなくても、これまで治療に難渋したケロイドも,最新の技術で相当程度に改善できると言う。 一つ付け加えると、一般にケロイド、ケロイドと呼ばれる赤く盛り上がった傷跡の大半は、我々の分野では肥厚性瘢痕といい、数年経てば平らに白くなるたぐいのものである。 我々が真性ケロイドと呼ぶものは、キズもしないのに傷跡だけが赤く増殖し,周りに浸潤する厄介な代物である。これは体質や,身体の部位も関係するようだが、その原因は判明していない。 小川先生にはその鑑別とそれぞれの適切な治療法をご説明頂くことになっている。 ▲
by n_shioya
| 2014-06-30 19:13
| キズのケア
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褥瘡は防げる。
褥瘡とは「床ずれ」のことである。 だが床ずれと言うと,寝たきりなら発症して当たり前という感じがあるので、学会としては医学用語であるが、褥瘡という言葉を一般の人に対してもあえて使うことにしている。 褥瘡は防げるが,其の為にはスキンケアとか体位変換とか減圧マットレスとか,様々なケアと工夫が必要だ。 ![]() 東大の老年看護学の真田教授は,褥瘡治療の第一人者である。 今回のお台場の市民講座「けがキズの治し方」では、真田教授は褥瘡の予防とその対処,そして老年看護についてお話しくださる。 老年介護が施設から在宅ケアにシフトしつつある今、身内にこの問題を抱えている方も多いと思うので是非この機会をお見逃しないように。 ▲
by n_shioya
| 2014-06-29 21:41
| キズのケア
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![]() 塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日) 以前の記事
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