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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
カテゴリ:医療全般( 290 )
がんは生活習慣病?
アンチエイジング塩谷塾三期生の野中さんが本を出された。
「がんになって止めたこと、やったこと」。
今でも思い出すが去年7月に塾も中盤となり、夏休みを前に慰労の懇親会をした時、野中さんが突然言われた。
「ちょうど今日でがんの手術を受けて一周年になります」
一瞬みな唖然としたが、事の重大さと朗報に気づき、乾杯は回復記念の祝杯となった。
よくお聞きするとちょうど1年前、大腸癌の手術を受けた時はすでにステージⅣ、余命数カ月と言われたという。それをご自分で食事、運動、リラクゼーションなどライフスタイルの改善で克服され、主治医からも「寛解」と言われたという。
そしてその御経験に基づき、今度の御本では”がんは生活習慣病だ”と言い切っておられる。
異論はあるかもしれない。だがその意味はよくわかる。
がんについてはまだわからない事だらけである。ある意味で今の西洋医学のアプローチは限界がきているように思う。その根底には免疫力を含め、その人の抵抗力の問題がある。広い意味での代替医療も見直すべきというのはぼくも賛成である。
その意味で野中さんのお話は非常に貴重は体験と言える。決して極論やエクセントリックな事は何も言われていない。
今年もまた塩谷塾のⅣ期生として参加されているので、いろいろ体験談をお聞きできるのが楽しみだ。
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by n_shioya | 2016-05-15 21:39 | 医療全般 | Comments(0)
患者本位の医療とは?
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最近クリニックのアナウンスなどで、○○サマと患者名にサマをつけて呼び出すところが増えてきた。
患者本位のつもりだろうが、意外に違和感を持つ患者サマも多いようだ。
サマと呼ばれるより、あまり待たせないで、親切にみてくれるほうがありがたいというのが本音のようである。
また、お忍びで来てるわけでなくても、待合室で自分の名を呼ばれるのに抵抗があるという人もいる。
要は患者の立場に立って考えることが大事で、まだまだその視点から改善すべきことは多々あるだろう。
前にも述べたように、アメリカでは教授といえども、開業医であるほうが圧倒的に多い。
この辺の仕組みを説明すると長くなるが、彼我の差を理解するにはここからはじめなければならない。
まず、大学病院といっても日本のような付属病院は少なく、ハーバード、コロンビアなど一流大学の医学部も、市中病院と大学が連携して、関連病院群を形成している。
教授はその肩書きと引き換えに、学生を教える義務を持ち、また、関連病院群を使う権利を獲得する。
また、病院は原則としてオープンシステムで、患者は入院料は病院に払い、手術を含め、治療費は教授なりスタッフに直接払う。
教授、助教授、講師といったスタッフいわゆるアテンディング医師は、自分でオフィスを持ち、病状や患者の希望に応じて、複数の病院に患者を振り分け、回診して廻るので、常時大学病院にいるわけでなく,また大学や病院から給与をもらうわけではない。
それぞれの病院に常駐して、泊り込みでスタッフの患者のケアをするのが、レジデントと呼ばれる専門科の修行中の医師である。
つまりアメリカでは原則として臨床分野では大学教授でも日本のような勤務医ではなく、患者からの上がりで生計を立てているので、患者を大切にするといったら日本の教授には失礼に当たるだろうか。
またアメリカの場合は日本のような社会保障制度でなく、患者と私立の健康保険会社との契約であり、医師は自分の能力や評価に見合う、応分の診療報酬を請求できる仕組みになっている。
それに引き換え日本の保険制度では、どんなに腕の良い医者でも、診療報酬は医師免許取立ての若ん造と同じである。
このような保険制度の矛盾や、過酷な労働条件がわが国の医療崩壊の原因となっているといえるだろう。
by n_shioya | 2016-04-14 20:46 | 医療全般 | Comments(0)
おめでとう、大慈弥先生!
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今日から日本形成外科学会開幕。
会長は福岡大学の大慈弥君。
彼の人柄もあり、懇親会は大盛況。
明日からの学術集会が楽しみである。
彼の能力が買われ、この5年間毎年彼は様々な学会の会長を務めてきた。
その度に彼は僕を呼んでくれる。
博多はいいですな。食物はうまいし、人は優しいし。老後は僕も福岡に住みたいと真面目に思っている。
それはともかく、大慈弥君、来年も何か学会をやりませんか?
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by n_shioya | 2016-04-12 21:34 | 医療全般 | Comments(0)
木本教授の教え
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このところ暴力団の締め上げが厳しい。
ところで「白い巨塔」というと聞こえはいいが、ヤクザの世界と医局制度は体質的にも、運営面でも酷似している。
教授はオールマイティで、いったん入局したら絶対服従を誓わされる。しかも将来の就職から、結婚といった私生活まで、死ぬまで教室の方針には逆らえない。教授の意に反したら、指を詰めるぐらいでは済まず、国内での医師としての生命は絶たれてしまう点、ヤクザの世界より厳しいかもしれない。
そしてヤクザのシマと同じに、各医局には関連病院というテリトリーがある。
この縄張り争いも、本物の血が流れないだけで、ヤクザ並みに壮絶か、むしろ仁義なき戦いという点では、ヤクザに劣るかもしれない。
医学部を出て留学する際、ぼくは木本組ではない、木本外科に草鞋を脱いだ
そのころ木本教授は女子医大の榊原教授と並んで、日本の心臓外科の草分けだった。
入局後一月でアメリカにわたり、八年たって帰国した僕は、先ず教授室を訪れ、木本教授に帰国のご挨拶とわがままをお許しくださった御礼のべた。
入局してすぐ自分の意思で留学するなど前例もなく、医局のしきたりを無視した行動だったからである。
木本教授は言われた。
“ご苦労だった。
細かいことは医局長の指示に従ってほしいが、二つだけ私から君に言っておこう。
まず、アメリカでは話をする際に、教授が立っていて、弟子が座っていることがあるそうだが、日本ではそういうことはない。
二つ目に、これが大事だが、アメリカでは教授が間違ったときに弟子が指摘することもあるそうだが、日本では絶対にあり得ないことだからな。”
今の若い医師はあきれるかもしれないが、その時の僕は、「村の掟」を知らないアメリカ帰りのためを思っての親切な忠告と感謝した。
ちなみに木本教授は大変紳士的な方で、医局の決めは決めとして、決して理不尽なことをご自分では言ったりされたりする方ではなかった。
僕がその後50年、曲がりなりにも日本で生き延びられたのは、一重に木本教授の忠告のおかげと言える。
by n_shioya | 2016-04-10 09:45 | 医療全般 | Comments(0)
血圧計の怪
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この数値をよく見て欲しい。
157,114,136。
ある日の僕の最高血圧で、9時1分、9時2分、そして9時3分と同じ条件で続けて計ったものである。
同じ場所で、同じ自動測定器を上腕に巻いて、ジット座ったままで。
其のときの最低血圧は、76,74,74とあまり変化はない。
一体これは何ですかね。
血圧は変動しがちだから、何回か計るようにといわれても、これじゃどうしようもないじゃないですか。
計るたびに徐々に下がるか上がるか、一定方向の変化ならまだわかるが。
しかも最低血圧は一定である。
条件はまったく同じで、間隔は空いてない。
これは某病院の外来に設置されているものを、面白半分に試してみた結果である。
要するに血圧計なんていい加減なものだとしか言いようがない。
専門家の先生、なんと答えられます?
確かに血圧は日内変動や、其の直前の運動とか、精神状態で変わることは知っている。
まあ、僕にいわせれば、検査なんてそんなもんでさ。
あまり数値の虜になって一喜一憂することはない。
あくまで定義の問題で、一つの目安と考え、適度な運動をし、バランスの取れた食事を取って、自分で調子がよければそれでよし。あまり検査値に振り回されないようにと、このあまりにもいい加減な血圧データを前にして、僕は言いたい。
勿論何に限らず正常値の倍以上もあったら話は違いますぞ、念のため。
by n_shioya | 2016-03-29 21:38 | 医療全般 | Comments(0)
「昔の風邪と今の風邪」
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どうも最近の風邪は昔と違ってきたようだ。
昔はパット熱が出て一日でパット治ったたものだが、このごろは熱もあまり出ない代わりに、だらだらと長引く。
これは我々の間ではよく言い交わされれることだが、北里大学の川上名誉教授に言わせると、変わったのはビールスではなく我々が老化して、免疫機能が落ちただけの話だと言う。
川上先生が書かれた「心のアンチエイジング」の一部を引用すると、
「幼児がカゼウィルスに感染すると、鼻水、くしゃみ、せきと同時に40度を越す熱が出て、すぐにぐったりしてしまう。
母親は驚くが、極期を過ぎるとケロッとなおって、何事もなかったかのように元気に遊び始める。若者が風邪を引いたときも、派手な症状は出るけれども、大方は短時日で治り、翌日は元気に仕事を始める。
ところが歳を取ると、カゼウィルスが感染してもすぐには症状が出てこない。何日か後に気道炎症が始まって、鼻水、くしゃみ、せきのような症状が出る。熱もそれほど上がらないが、気管や肺の内部では案外重篤な変化が起きていることがあるので油断できない。そしてウィルスとの戦いが収まるにはかなりの時間がかかることがある。」
今度の僕の風邪もまさにそうだった。
さらに先生の説明では、免疫機能を担う免疫細胞の数は高齢者でもほとんど減少しない、ただ、其の機能が低下していることが最近の研究で明らかになったと言う。
免疫機能強化には、いろいろなことが取りざたされているが、現時点で確実に有効なのは、ビタミンEだそうだ。ただしこれは高齢者のみに言えることで、若いヒトにはあまり意味がないという。
ところでビタミンC も其の抗酸化作用で全身を活性化するので、風邪を含むすべての疾患に対し、其の大量療法はだいぶ以前から提唱されている。
ちなみに抗酸化作用に関してはビタミンEも有効で、そのうえEとCには相乗効果があるとされているので、ともかく高齢者は、EとCを服用していれば間違いないということになる。
そうは言われても当方としては、風邪のパターンの違いは自分の高齢化だけでなく、やはりビールスのほうも加齢によって、ネチッコイ、意地悪ビールスに進化を遂げてきたと思いたい。
あちらだった生存がかかってますからな。
by n_shioya | 2016-03-28 21:08 | 医療全般 | Comments(0)
医者の医者選び
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これは前にも書いたかもしれないが、医者でも自分の場合には医者選びには苦労する。
まず、医者であると、医療の裏側を知りすぎている。
世間的には名医で通っているがその実・・・、とか、あいつは手術は熱心だが、症例を増やして教授選を有利に運ぼうとしているとか,この治療はメリットに比べてリスクは無視できると患者には説いても、自分が受ける身になるとやっぱりリスクにこだわったりなどなど。
しかも、こと手術に関する限り、他科の医師の実力など、執刀する姿を見せてもらわない限り、分かるものではない。
また、手術の腕のよしあしは、色々な要素を天秤にかけて決まるので、一概に誰が名手とは言いにくいこともある。
更に教授職にあれば政治的な配慮も必要になる。
他大学には自分の抱えている疾患の名医がいると分かっても、同僚の面子を立てて自分の大学で受けざるを得ないとか。
そのため日本ではあそこが一番と誰もが知っていても、仲間を裏切るわけにいかず、ホノルルへ逃避したりした教授もいた。それはたまたまホノルルに名医がいたからでもあるが。
ところでこれからどこか医者にかかりたいが、というご相談のときは、まだ幸いクラスメートでも現役がいるのでそのつてか、また、後輩や弟子たちを通じて探してあげることにしている。
だが、どなたでもやはりかかりつけの医師というのを持つべきと思う。その人のライフスタイルをのみ込んで、また、家族構成も熟知してくれてる医師が。
昔は内科の開業医がそういう役目をしていた。今は内科医もそれぞれの専門に分かれてしまった。
だから逆に、かかりつけ医師は何科でもかまわない、必要に応じて専門医に紹介するだけの器量とネットワークを持っていれば。
数年前に始まって物議をかもしている2年の研修制度も、また、プライマリーフィジシャンという職種も、すべての医師に交通整理の基本能力を持たせるためのものとして、色々と問題はあるが育てていかねばならぬだろう。
by n_shioya | 2016-03-18 21:36 | 医療全般 | Comments(0)
医学部入試に面接を
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東大の理3(医学部コース)の入試に面接の導入が検討されているという。
大賛成である。
現在の偏差値至上主義、しかも本人の意思に反しても偏差値で行われる行き過ぎた進路指導は改めて欲しい。
筆記試験の点数のみでの合否の決定は、客観的といえば聞こえがいいが要するに採点に手間がかからないだけである。
そもそも医師としての適性を含め、人間性の評価は主観的なものである。
医学部教育は医師というか臨床医を養成するのか、医学研究者を要請するのが目的か、改めて考えるべきであろう。
もちろん両方であろうが、ここではまず医師を優先させたい。
あえて言うが、「良医」に飛び抜けた学力は必要でない。
わずかな時間の面接で、医師としての適性を判定することは困難かもしれない。だが少なくも医師には向かない、性格異常の片鱗はスクリーンできる。試験官である医学部教員は、もっと面接の方法を工夫して欲しい。なによりも受験生の目的意識というか本音のモチベーションを突き止める努力が必要だ。
たとえ予備校で美辞麗句の面接対策を受けても、それを打ち破る手法を開発して。
また、高校の担任教師の推薦も重視すべきだと思う。それも褒め言葉だけでなく、欠点も含めた評価を。
そして入学後は、6年間の学部でのパーフォーマンスを面接時の評価と対比して、面接の技術を向上させていく。
いうまでもなく教員の負担は大きい。フルタイムに教育に関わる人員も必要だろう。また、「教育」実績も、「研究」、「診療」だけでなく医学部教員の業績の大事な一つとして評価される仕組みも必要になるだろう。
by n_shioya | 2016-03-11 17:06 | 医療全般 | Comments(0)
ロゼッタストーンとアンチエイジング医師団
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ロゼッタストーンっはご存知でしょう。
あの大英博物館の目玉、エジプト時代の大きな石で、象形文字、ヒエログラフがびっしり刻まれている。
誰かさんが一生懸命そのヒエログラフを解読したところ、なんと “今時の若いものは・・・”というのが書き出しだったというジョークを聞かされたことがある。
つまり世代間のギャップは今に始まったことではなく、古今東西を通じての課題で、むしろ“今時の・・・”というせりふを口にするよになれば、そろそろ己れも老化が始まったという自戒ととるべきであろう。
“そうはいっても今の奴らは、”と、先日もある形成外科医の集まりで、最近入局してくる若い医師たちの行状を、皆一様に慨嘆していた。
ガッツがないし、目先の利益しか考えない、モラルに欠けている等々。
集まったメンバーは皆僕が現役の頃のスタッフたちである。
が、よく話を聞くとあまりあの頃と変わりないような気もしてきたが、失礼に当たるので発言は控えておいた。
ただ確かに、医療を取り巻く環境の劣化で、医師の質や価値観が劣化してきているのは否めないようだ。
最近とみに医療崩壊が話題になるが、これが若い医師のやる気をなくして、安易な道へ走らせていることも間違いない。
その安易な道の落とし穴の一つが、今はやりの美容外科であるのは憂うべきことだ。
がんじがらめの保険制度の中で、唯一自由診療が可能な科として、志望する医師も急増しているし、患者の関心も高まっている。
それをあおるかのように、このジャンルはワイドショウの目玉ともなり、タレントまがいの医師が続出してきたし、芸能プロダクションのお抱えになった医師もいると聞いている。
もちろん僕は決してパブリシティを否定するものではない。
今はメディアの時代だ。むしろ正しい啓蒙は積極的に行うべきと思う。
そのために僕は3年前有志と「アンチエイジング医師団」を結成し、的確な情報をメディアに提供し、また医師側のメディア・トレーニングも試み、更にはネット情報の大手、J-castと共同でサイト、エイジングスタイルを立ち上げネット上での啓蒙活動にも励んでおりますので、是非皆様のご支援のほどを!
by n_shioya | 2016-03-02 18:27 | 医療全般 | Comments(0)
ムンテラのむずかしさ
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患者に対する医者の説明をムンテラという。
ムント(口)とテラピー(治療)を組み合わせた和製ドイツ語だと思う。
今で言うインフォームドコンセントもその一つといえる。平たく言えば納得づくの医療ということになろうか。
だが、医師と患者のコミューニケーションは決して容易でない。
一つには同じ言葉でも両者で取り方が違うからである。
たとえばヤケドの場合、受傷直後に我々は安心させるために,大丈夫よくなりますよと、励ますのが普通である。
この場合、今よりはよくなるから心配しないで、といったつもりでも、患者のほうはよくなるということを、完全に元に戻る、つまり跡形なく治るととりがちである。
そして後で、もっとキレイに治るのかと思ったとうらまれることがある。
すべて相手の立場にたって考えるようになるのには経験が必要だし、完全にこのギャップを埋めることは難しい。
同じことは夫婦でも起こりうる。
ぼくも配偶者も東京生まれの東京育ちである。もちろん二人とも標準語を話しているつもりだ。
だがそれなのに、コミューニケーションが取れないことはしばしばである。
“だから僕たちにも日本語は難しいですよ”、と日本語で苦労している外人には冗談交じりで安心させることにしている。
言葉は魔物である、しかもそこに男女の相違が入ったときは。
by n_shioya | 2016-02-29 20:09 | 医療全般 | Comments(0)




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