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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
2013年 04月 28日 ( 1 )
ロイヤルコペンハーゲンのフジタ
先日3日ほど箱根に滞在し、半年ぶりにポーラ美術館を訪ねた。
仙石原近くの小塚山に建てられた此の美術館は、優れたアートコレクターであった故鈴木常司社長の見識を示し、印象派やエコールドパリの名作が多い。中でも藤田嗣治の作品群は日本有数と言える。

よく“数奇な運命”というが、フジタほど20世紀を通して世界情勢に翻弄された日本人画家はいないだろう。
半世紀近くのずれはあるが同じ動乱の時代を生き延びてきた僕にとって、彼の画業をたどることは己の葛藤の歴史をたどることにもなり、複雑な思いを伴う。
エコールドパリの一員としての華やかな活動、南米滞在を経て日本回帰。
そして太平洋戦争中の戦争画の数々。
決して戦意高揚というよりはむしろジェリコやドラクロアのようなドラマティックな構図が狙いだと思うが、その故に招く戦後日本での村八分。
ついに仏蘭西に帰国し、帰化。そしてカトリック入信。
そして最後の作品とも言えるランスの礼拝堂。
どのような思いがフジタの胸を去来したことだろう。
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ところで君代夫人をモデルにしたこの「カフェ」はもっともフジタらしい魅力的な作品の一つだが、実はロイヤル・コペンハーゲンの陶板の複製が我が家のリビングを飾っている。
複製とは言え、白磁の陶板に焼き付けられた肌の色は、原画以上にフジタの乳白色の輝きがあるのでは、と満足している。
by n_shioya | 2013-04-28 19:21 | 美について | Comments(0)




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