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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
2012年 05月 10日 ( 1 )
「ニューイングランド物語」

僕のアメリカ滞在は8年間だから、これまでの80年の人生の1割をアメリカで過ごしたことになる。
これを長いと考えるか,短いと考えるかは別として、今でも其の期間は40年にも相当する重みを持っている。
それだけ変化も在り充実していたということかもしれない。インターンから始まり,外科,形成外科の専門医師としての修行を完了し、また結婚生活に入り、上の子供二人を授かった時期でもある。
過ごした場所がオルバニーと言う,ニューヨーク州の北で,マサチューセッツとバーモントの州境に近い,ほぼニューイングランドと言ってもいい田舎町であったことも幸いしたと思う。

ニューイングランドの魅力は秋の紅葉に象徴される自然の美しさにある。
秋だけでなく春の新緑,夏の陽光そして冬の雪景色さえ今は懐かしい。
また人々の暮らしも、大方の日本人の先入観に反し、しごくまっとうで質素であり、勤労を重んじる気風が在る。つまりいい意味で古風なのだ。
また,良き友に恵まれたこともアメリカ生活に溶け込む助けになったと思う。

加藤恭子さんの「ニューイングランド物語」を読んで,ここにもニューイングランドに魅せられた方達がいるのを知って嬉しくなった。
加藤夫妻が滞在されたのは,マサチューセッツのアマーストである。夫君は発生生物学者で,マサチューセッツ大学に勤務され,二人のお子さんとともに永住を考えられたことも在るようだ。

だが,7年滞在の後、三菱生命研究所に招かれ帰国される。
その後,病に倒れ,北里大学の東病院で息を引き取られる。
夫人が其の時の想いを綴られた「伴侶の死」はベストセラーとなり,読まれた方も多いかと思う。

もしそのままアメリカに永住されていたらどんな人生が展開したか・・・未だにアメリカ生活に未練のある僕は,自分の人生と重ね合わせて感慨に耽っている。
by n_shioya | 2012-05-10 15:42 | コーヒーブレーク | Comments(4)




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