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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
2011年 01月 23日 ( 1 )
佐藤忠良展
今日もまた静謐のひとときが与えられた。

砧公園の一角に、葉の落ちた欅の大樹に囲まれて立っている白亜の城は世田谷美術館である。
いまそこでは佐藤忠良展が開催されている。
佐藤忠良はあの広いつばの帽子の女性像で馴染み深いが、ダミアンの像で知られるカトリックの作家船越保武と芸大は同期で、どちらも僕の好きな彫刻家だ。
佐藤忠良展_b0084241_22483620.jpg

100点近い彫像やデッサンが展示され、じっくり佐藤忠良の世界に浸ることが出来た。
ロダンをとすれば佐藤はというべきか。
およそいわゆる彫りの深さと縁遠い市井の日本人の顔をモデルに、あれほどの美しさを造り出せるとは。美の基準とは?と改めて考えさせられた。
そして対象となる女性や子供、いやすべての人間を見る作者の目の優しさをジーンと感じさせられた。

彼は作品について、又自身についてなかなか含蓄のあることを言っている。
たとえば、
“アトリエの初期の作品を見ては「おれにもこんな純粋な時代があったんだなあ」と思うのだから、気がついたらそういう気持ちで作ればいいのに、それができない。素朴に写生をと思っても、卑しさが身についてしまったのだろうか、指先が拍手を求めて、ついおしゃべりをして格好をつけたがるのである。”
どうです、にくいこと言うじゃないですか?
by n_shioya | 2011-01-23 22:49 | 美について | Comments(4)




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