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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
2010年 12月 30日 ( 1 )
「アメリカとともに沈みゆく自由世界」
だいぶ前の話だが、スペインを旅している時、左の上の奥歯の歯茎がプッと腫れたことがある。
気になって右の人差し指の先でぐっとおさえると、プチっと言って平らになった。
これで一件落着と思ったら、大間違いで、これが歯周病の始まりだった。
いったんは収まったように見えたが、帰国してから歯茎全体が腫れて、出血するようになった。
溜まった膿を外に排泄する代わりに、中で拡散させてしまったのである。
そしてその治療は今も続いている。

9・11の時、まず頭に浮かんだのはこの時のことだった。
あの阿呆者のブッシュが“リヴェンジ(報復)!”という言葉で、テロに宣戦布告したからである。
報復は報復を呼ぶ。
しかも、テロは叩きつぶそうとすれば、一層広がるだけである、丁度歯肉の中ののように。
何よりも、テロの温床をつくりだしたのは、アメリカ自身という自覚が欠如していた。その強欲な市場経済。グローバリゼーションというまやかしでまかり通っているが。
そしてアイゼンハワーが警鐘を鳴らした産軍複合体の肥大化により、アメリカという国家自体が「死の商人」へと変貌した現実。
オバマの“チェンジ!”はレトリックにすぎなかったのか?

翻ってわが国は、リーダー不在で漂流を続けている。
政治屋は政争に走り、官僚は“省あって国家なく、局あって省無く、課あって局なし”の村の掟を順守し、保身に励んでいる。
日本には、政治的な責任所在の中枢としての政府が存在していない。
又、日本は国際政治の舞台では不在でいることができた。
それは“45年以降、本来国家がなすべき仕事を、基本的にはアメリカに肩代わりして”もらっていたから、とはヴァン・ウォルフレンが近著「アメリカと共に沈みゆく自由世界」で強調しているところだが。
「アメリカとともに沈みゆく自由世界」_b0084241_22375859.jpg

だが今、行く手に立ちはだかる中国、ロシヤそして北朝鮮といった難問。国境線という聞き慣れない言葉に、平和憲法ボケした国民は戸惑っている。
このままでいいのか、日本。といかな能天気の僕でも、新しい年を目前に暗澹とした気持になる。
by n_shioya | 2010-12-30 22:38 | コーヒーブレーク | Comments(4)




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