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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
2010年 12月 04日 ( 1 )
最後のクラス会
“よう、ちっとも変らんな
“そういうお前だって”
という月並みな挨拶の交換で、クラス会は始まった。
厳密には中学の同期会であるが、その後学制改革で新制高校となったために高校のクラス会と称している。
例年、12月の第一土曜日に催されるため、おなじ12月の第一土曜日を定例にしている創傷治癒学会と重なり欠席が続いたが、今年はその学会が平日に行われたので、僕には久々の皆との顔合わせである。
最後のクラス会_b0084241_22413391.jpg
今まで、万年幹事を務めてくれたY君が、そろそろ下りたいと言いだしたが、誰も代わりを名乗り出なかったので、今回が最後のクラス会ということで、出席率は今までになく良いそうだ。
皆元気そうである。元気な奴だけが出席するからだと言われた。もっともである。
頭頂部の輝きがいや増している者、杖を突く姿が様になって居る者、喋り出すと牛のよだれみたいに止まらない者、ま、年相応に進化はみられるが。

皆は僕の外観だけを観て、あまり変っておらんと思うらしいが、僕は内心いささか複雑だった。
中味は180度入れ替わっているのを誰も知らない。
あの頃の僕は、自分で言うのもおこがましいが、人付き合いは悪く、自己中心で・・・、一言で言えば鼻もちならない嫌な奴だった。
それが多少とも人間らしくなったのは、旧制高校入学後の挫折、そしてスランプ続きの大学生活、新天地アメリカでの開眼、結婚、カトリックへの改宗など、さまざまな過程を経たおかげと自分では思っている。
留学後日本に帰ってから、一度だけ、昔の贖罪のつもりで中学時代の仲間を20人ほど夕食に呼んだことがある。何も説明はしなかったので、皆は怪訝に思ったことだろう。
そしてまだ皆は、“中味”のすり変わった僕とは、“昔の顔”を通して付き合ってくれている。それで構わないと思う。

今一つの違和感というか皆とのずれは、皆の殆どはもうなすべきことは終えて余生を楽しもうとしている。
だが、僕はあの頃描いた“夢”を何も達成していない。
そう、僥倖によってここまで大過なく過ごしてきたが、何一つ本当に自分の力で達成したと胸を張って言えるものがない。
まだ、これからあのを追い続けねばならぬ。
そのとは?
誰かが言っていた。
は、達成するためには絶対他人には漏らしてはならぬ。

というわけで、今日はこれにて失礼。
by n_shioya | 2010-12-04 22:43 | コーヒーブレーク | Comments(6)




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