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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
2010年 11月 13日 ( 1 )
ダーウィンの鼻
ダーウィンの鼻_b0084241_22424795.jpgダーウィンの自伝には、あやうく「進化論」が生まれそこなったエピソードが書かれている。
その一節は
「艦長と親しくなってから、私は鼻の形のせいで危うく断られるところだったことを聞かされた!彼は、人の性格は目鼻の輪郭で判断できると信じており、私のような鼻をもったものには航海に必要なエネルギーや判断力が欠けていると思っていたのである。」
つまりダーウィンはその鼻の形のせいで軍艦ビーグル号に乗りそこね、進化論を生むことになる数々の観察を行えなかったかもしれないのだ。
この艦長は当時人気を集めていたスイスの人相学者ラヴァタ―の影響を受けていたのである。

また、容貌と性格を関連付けた研究としては、イタリアの精神科医、ロンブロゾーの犯罪者の容貌論が有名であるが、エヴィデンスに乏しいとして現在は顧みられない。

むしろ僕がここで言いたいのはそれとは逆に、その人の性格や心情と無関係に、場合によっては本人の意に反して、容貌は勝手にある印象を人に与えうるということである。
僕はこれを「容貌のメッセージ性」ととらえ、今後の研究課題にしているが、ここでも「」は一番とっつきやすい部位である。

又、最近では鼻に関してはこんな問題も生じている。
欧米で鼻の美容外科といえば、まず、低く小さくすることを意味するが、その「低鼻術」が最近アメリカで急増しているという。それはアラブ系のアメリカ人が、アルカイダと間違えられぬようにとの苦しさからだという。

昔からユダヤ鼻は、反ユダヤ感情と相まって嘲笑の的であり、多くのユダヤ系移民が低鼻術を受けてきた。
彼らの言い分は、
“自分は必ずしも美しさを求めているのではない。ただ、当たり前の目立たぬ鼻を欲しているだけ。」
だと。

顔の整形手術を一概に「虚栄心」とだけ決めつけられぬ難しさがここにある。
by n_shioya | 2010-11-13 22:44 | 美について | Comments(4)




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