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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
2010年 11月 05日 ( 1 )
ドガ ダンス デッサン
今日は3Dを観てきた。
三次元画像ではない、「ドガ ダンス デッサン」のドガ展である。
会場の横浜美術館は我が家から車で10分ほどのところにあるが、今はエイペックを控え、各所で検問に引っかかり、30分近くかかってしまった。その代わりか、展覧会場が空いていたのは有難かった。

ドガ ダンス デッサン_b0084241_17403653.jpgさすがに目玉作品の「エトワール」は素晴らしい。下からライトアップされた踊り子の純白のチュチュに花飾りが綺羅星のごとく輝き、臆面もなく美しく描かれている。
そしてデッサンの線の鋭さ。「線、線、線」と叩き込まれたアングルの教えが、自家薬籠のものとなって、ドガの世界をつくりだしている。
それは動きである。踊り子、馬、すべて動きを表す手段にすぎないとドガは言ったという。

他の作品の大部分同様、これもオルセー美術館所蔵である。
オルセーには何度か行っているが、エトワールをこれほどじっくり鑑賞するのは初めてだ。
ルーヴルにしてもオルセーにしても、観光旅行の一部として立ち寄る時は、あまりにも代表作ぞろいで、どれほど傑作でも、一つ一つの作品はその他大勢にとは失礼な言い草かもしれぬが、かき消されてしまう恨みがある。
また外国旅行中は、時差ぼけやらなんやらで脳みその反応もいまいちなことも多い。
そしてまた、普段展示されていない所蔵品でも、その作家の展覧会の為にお蔵出しされるものも多々あるだろう。
ドガ ダンス デッサン_b0084241_17455540.jpgこうして自国に居ながら、このように世界の名作をゆるりと鑑賞できる幸せを、我が家のテラスでアフタヌーン・ティーを啜りながら、改めて味わっている。

それにしてもドガの晩年は気の毒だった。
若いころからの目の病が進行し、ほとんど視力を失っていたという。
83歳で亡くなるまで、目の不自由な画家として努力を続けながら、どれほどもどかしくもがき苦しんだことだろう。
ちょっとばかりの眼底異常で、あれほどおたおたした自分が恥ずかしくなった。
by n_shioya | 2010-11-05 17:42 | 美について | Comments(2)




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