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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
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日本形成外科学会基礎学術集会第一日目。
初日の参加者は1000人を超えた。 ![]() かつて形成外科医は“皮張り屋”とか“ニキビ取り”といって医者仲間で軽蔑されていたものである。確かに我々はお針子ではないが、切ったり縫ったりの手工芸に夢中だった、それを匠の業といえば聞こえがいいが。 “悔しかったら研究をやって見い、それもちゃんとした基礎研究を。” と論文しか書けない内科医たちに馬鹿にされて、ならば見てろと立ち上げたのが、この基礎学術集会の前身の創傷治癒研究会であった。 30年ほど前のことである。 それが今では、微小血管吻合、クラニオフィーシャル・サージャリ―、他人の顔の移植、そして再生医療の先駆けとなった培養皮膚。まさに先端医療をリードするまでになった。 今回のプログラムも、特別講演、シンポジューム等を含め、100以上の演題が目白押しである。 そのシンポジュームの一つ、 「外見美の基礎医学と臨床」は僕にとっては特に魅力的だった。 題名を列挙すると、 ①美容医療における術前術後の評価法 ②顔面の対称性と外見美 ③形成外科における正常化と外見美とアイデンティティ ④顔の美と魅力の理論と臨床応用 医師でなくてもちょっと聞いてみたくなる演題でしょう。 ![]() 夜は恒例の会員懇親会。 若手の研究者たちが親交を深め、本音で情報を交換する貴重な場である。 皆よく食い、よく飲んでいたが、明日もまだありますぞ、それも朝8時から! ▲
by n_shioya
| 2010-09-16 22:05
| 医療全般
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Comments(4)
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![]() 塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日) 以前の記事
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